『君の名前で僕を呼んで』で、世界中の映画ファンを魅了したティモシー・シャラメ。
映画界だけでなくファッション界においても今一番ホットな男ティモシーが出演する新作『ビューティフル・ボーイ』が10月12日に大ヒットスタートでアメリカ公開を迎え、日本では2019年4月に公開となります。 2018年のアカデミー賞授賞式でゲイリー・オールドマンに「君は絶対ここに戻ってくる」言わしめたティモシー・シャラメ。本作で才能をいかんなく発揮し、賞レースを牽引中。ゲイリーの予言が早くも現実となるのか、本国のメディアや評論家からアカデミー賞助演でノミネートが有力視されており、賞レースに期待がかかります。 1/3に行われたパームスプリングス国際映画祭レッドカーペットにスポットライト男優賞を受賞したティモシー・シャラメが登場。 喜びの受賞スピーチが到着しました。 ティモシー:成長する過程で、両親や周りの大人がみんなただの人間であると気付く瞬間がある。それぞれ弱点や欠点を持った人間であり、今の僕の演技は最もそこに影響を受けている。でも誰もが傷つきやすい存在であると知った時は恐怖や敗北を感じた。僕の夢はプロスポーツ選手になることだった。レブロン・ジェームズやリオネル・メッシのような選手だ。無敵な彼らに何よりも惹かれた。だが、鏡の中の自分を見て、彼らのようにはなれないことを悟った。体型が華奢すぎるだけでなく、才能が全く備わっていなかったからだ。(会場笑)そして僕は叔父や母親、姉が通っていたニューヨークの演劇学校に進学した。そこで僕の中で何かが変わった。人生で初めて恋に落ちている自分がいた。スポーツ選手を目指していた時のような高揚感だったが、今回はスーパーヒーローではなく普通の人間に焦がれていたのだ。不屈のメッシやレブロンよりも、ヒース・レジャーやホアキン・フェニックスのような繊細なアーティストが魅力的に映っていた。すべてをさらけ出している役者ほど魅了され、彼らの作品を貪り食うように観始めた。リアルな人間を描き、人間に光を当てたリアルなストーリーは、最高に心に響く。人間は頑強さではなく、欠点が美しいのだ。 スーパーヒーローとして世間を熱狂させる人よりも、欠点も多いがリアリティのある人間に俳優として惹かれることを告白。今回『ビューティフル・ボーイ』で彼が演じた8年間の苦しみの末にドラッグを克服したニック・シェフを称えました。 |
|
『ビューティフル・ボーイ』 原題:Beautiful Boy 4月、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開 <あらすじ> 父デヴィッドと、ドラッグ依存症だった息子ニックがそれぞれの視点で書いた2冊のベストセラーノンフィクションを原作とした実話に基づく愛と再生の物語。 |
監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン (『オーバー・ザ・ブルースカイ』アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)
脚本:ルーク・デイヴィス(『LION/ライオン ~25年目のただいま~』)
出演:スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
製作:PLAN B (『ムーンライト』『それでも夜は明ける』)
提供:ファントム・フィルム/カルチュア・パブリッシャーズ/朝日新聞社
配給:ファントム・フィルム
【2018/アメリカ/120分/ビスタサイズ/R-15】
© 2018 AMAZON CONTENT SERVICES LLC.