9 月 8 日(土)に開幕する「第 40 回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」。今年の招待作品部門の目玉は、 生誕 100 年のロバート・アルドリッチ監督特集「女も男もカッコいい!今こそアルドリッチ」です。 (C)Images courtesy of Park Circus/Warner Bros. アメリカの娯楽映画の巨匠として知られるロバート・アルドリッチは、 優秀な助監督として名を馳せ、自身の制作会社を興し、更に、スタジオを経営し、また、アメリカの映画監督協会 理事長も務めました。「映画以外何の趣味もない」と自ら語るこの監督の多彩で挑戦に溢れる映画世界をスクリー ンで紹介します。男の世界を描くと語られがちなアルドリッチですが、実は女を描く作品も多いことやオープニング シーンの見事さに始まる、ときめく音楽と映像のセンスや繊細かつ気骨ある作風をたっぷり堪能してください。 |
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◎映画祭「第40回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」開催概要
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ロバート・アルドリッチ Robert Aldrich
1918 年、アメリカ生まれ。 チャップリンやルノワールの助監督を経て、企画もの『ビッグ・リーガー』 (53 年)で監督デビュー。『アパッチ』(54 年)で注目され、原作の大胆なアレ ンジが光る『キッスで殺せ』(55 年)で衝撃を与える。念願の自身のスタジ オを創設しハリウッドの内幕を描いた『悪徳』(55 年)と戦争の現実を描く『攻 撃』( 56 年)がヴェネチア国際映画祭で、メロドラマに挑んだ『枯葉』(56 年)がベルリン国際映画祭で受賞。その後も気骨ある主人公を斬新な手法で 描き『飛べ!フェニックス』(66 年)『特攻大作戦』(67 年)『女の香り』(67 年)『甘い抱擁』(68 年)『傷だらけの挽歌』(71 年)『北国の帝王』(73 年)『ロ ンゲスト・ヤード』(74 年)など展開の読めない、時代を先取りした傑作を 多数発表。遺作は闘う女たち『カリフォルニア・ドールズ』(81 年)。 |