崔哲浩:監督、脚本、主演『北風アウトサイダー』2007年に映画監督の入江悠と共に劇団いろは野良犬弾を設立した、俳優であり劇団主催者でもある崔哲浩が自ら監督、脚本、主演を務め、その意思を汲んだスター級の演劇人が勢ぞろいした映画『北風アウトサイダー』。 「朝鮮人も日本人もみんな人間だから、仲良くできる時代が必ず来る」というオモニ(母)の言葉を胸に、4人兄妹が、オモニ食堂で一緒に働く仲間や、日本のヤクザの組に入った旧友らと協力し、店の借金返済や一方的な価値観を押し付ける在日朝鮮統一連合会などの難題に挑む群像劇。2月11日(金・祝)~シネマート新宿ほか、なんばパークスシネマ(大阪)、第七藝術劇場(大阪)、神戸国際松竹(兵庫)、京都みなみ会館(京都)、名演小劇場(愛知)、千石劇場(長野)、福山駅前シネマモード(広島)で公開となります。 |
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櫂作真帆インタビュー公開の前に長女・ミョンヒ役の櫂作真帆のオフィシャルインタビューが届きました。 Q. 演じた4兄妹の長女・ミョンヒは、在日朝鮮人役でしたが、どのような役作りをされましたか?そこまで在日朝鮮人だということを意識せずに演じようと思っていました。話の中で在日朝鮮人という前提があるので、演じる上で「在日朝鮮人」ということに重きを置いたわけではないです。 Q.ミョンヒは、どのような人物と捉えましたか?最初台本を読んだ時には、もっと妹らしい小柄な人を想像していたので、そのイメージを取っ払うようにしました。明姫と書いてミョンヒと読むと聞いて、役柄的には苦しいことが多いので、「明るい!」という感じではないんですけれど、名前の漢字もイメージできるように演じられればと思ってやりました。 Q.ミョンヒ役を演じるにあたって、大切にしたことは何ですか?「一番に家族や周りにいる人が幸せであって欲しい」という行動を取る人、というのを大事にしたいと思いました。 Q. ヨンギとの再会シーンの撮影はいかがでしたか?17年失踪していたので、パッと気づけるのかなと思ったので、多分、観客の皆さんが「ここで気づいたのではないか」というところで、私の中では気づいていないんです。ちょっとずつ、ガンホのセリフを聞いたりして、徐々に「あれ、そうなのかな?」というように理解していく風に演じました。 Q. 途中、フラッシュバックで、認知症になったオモニを道で見つけるシーンは、セリフがないながらも胸にきましたが、演じていていかがでしたか?最後の最後になって、そのシーンを撮影しようということになって、道で芝居を合わせしたんです。リアルにそのシーンを撮影したことによって、その後のシーンのミョンヒのオモニに対する気持ちやオモニ食堂を残したかったことが鮮明になったように思います。 Q. ナレーションを担当されていましたが、ナレーション録りで心がけたことはありますか?淡々とというか、イメージ的には未来から振り返って言っているというような感じが出せたらと思ってやりました。 Q.読者の方にメッセージをお願いします。(長くても2ヶ月のところ)7ヶ月という長い時間をかけて作った映画なので、いろいろな思いが詰まっています。ご覧になった方それぞれがどのように受け止めて頂けるかわからないんですけれど、より多くの方に観ていただきたいです。ぜひ見に来てください。 |
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『北風アウトサイダー』公式サイト: 公式ツイッター: ストーリー |
崔哲浩 櫂作真帆 伊藤航 上田和光
浦川奈津子 遠藤綱幸 佐野いずみ 新宮里奈 梅津翔 田中あいみ 秋宮はるか
千賀多佳乃 福本翔 玉木惣一郎 松田俊大 杉浦豪 大原広基 許秀哲 及川欽之典 森本姫愛 丹春乃 菊地玲緒 岡部浬功 黒田焦子 藤代麻美 永田もえ
永倉大輔 松浦健城 竜崎祐優識 並樹史朗 岡崎二朗
監督・脚本・プロデューサー:崔哲浩
プロデューサー:伊藤航 ラインプロデューサー:ぬくいえり 撮影監督:貫井勇志 撮影:田村雄介 大西健之
録音:丹雄二 成田章太郎
助監督:上田和光 制作担当:田中あいみ
編集:松原雅人
音楽:Les.R yuka 野島健太郎
主題歌:「あなたへ~北風に乗せて~」Les.R yuka
制作:ワールドムービーアソシエーション
配給:渋谷プロダクション 2021/JAPAN/5.1ch/DCP/150min
©2021 ワールドムービーアソシエーション