いとうあさこ主演ディストピア映画『鈴木さん』映画『鈴木さん』を2022年2月4日(金)より全国公開となります。 本作は、多くの人がタイトルから想像/予想しえるいかなる作品世界をも裏切る、かつてない日本映画です。 |
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著名人からコメントが到着この度、本作を鑑賞した、瀬々敬久、せやろがいおじさん、中島岳志など各界の著名人のほか、海外映画祭プログラマーらからコメントが到着しました。 ■瀬々敬久(映画監督)寓話的な物語なのに、自分たちが今生きている時代のリアルなものをものすごく感じさせられた。 ■せやろがいおじさん(お笑い芸人)今の日本が抱える「愛国」による狂気と歪みを、やり過ぎなほど誇張したディストピアな国が舞台。 ■中島岳志(政治学者)権力が個人の美意識や価値観、生き方に介入するとき、多くの大衆は抵抗するのではなく、同調する。そこに「凡庸な悪」が蔓延する。 ■近藤ようこ(漫画家)どこかにあるような町、いつか見たような悪夢。 ■永井玲衣(哲学者)絶望は笑顔でやってくる。扉を開ければ、すぐそこに立っている。過剰なまでに「希望」が満ち溢れた「美しすぎる国」。「まとも」が狂ってしまったとき、わたしたちはどうしたらいいのだろうか。だが、呆然とするしかないわたしにこの映画は問いかける。「それでは、あなたの生きるその世界はどう?」と。 ■中島京子(作家)独裁国家の元首なのに、鈴木さんは、なぜ逃げてるんだろう。。。これはたいへんな『ローマの休日』だ! ■望月優大(「ニッポン複雑紀行」編集長)「一人はみんなのために」をドロドロに煮詰めるとこうなるのかもしれない。「みんな」は常に誰かを飲み込んだり爪弾いたりしながら、小さな輪郭を溶かして大きな境界をでっち上げていく。それでも「一人」でここに居続けようとする人はどれぐらいいるだろう。固有であり無名でもある一人ひとりとして。 ■蔡剣平(北京映画祭プログラマー)虚構の国と物語なのに、今の日本にとっても、隣国の中国にとってもまさに「現実」で、ある種の「リアリズム」といっても過言ではない。 ■洪相鉉((ファンタスティック国際映画祭)「宇宙から飛んでくる奇抜さ」でカンヌを驚かせた映像作家・佐々木想。 |
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クラウドファンディング中さらに、本作の支援を募るクラウドファンディングがMotionGalleryで2022年1月24日まで行われています。 |
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『鈴木さん』2022年2月4日(金)より、K2、池袋シネマ・ロサ他全国ロードショー STORY |
監督・脚本・編集:佐々木想
出演:いとうあさこ、佃典彦、大方斐紗子、保永奈緒、宍戸開
配給:Incline
配給協力:アークエンタテインメント
(C)映画「鈴木さん」製作委員会
2020年製作/90分/日本/カラー/5.1ch