愛媛県にある小さな焼き物の里・砥部町(とべちょう)を舞台に、家族の再生の物語を描いた映画『未来へのかたち』が5月7日(金)より全国公開となります。
伊藤淳史・内山理名・吉岡秀隆・橋爪功・大森研一監督『未来へのかたち』完成報告会見本作は『瀬戸内海賊物語』や『ポプラの秋』など地域に密着し、人と人との絆を描く作品を数多く生み出してきた大森研一監督のオリジナル作品。オール愛媛ロケを行い、砥部焼の窯元や陶石採掘場での撮影を通して、地域の伝統を守る職人たちの熱い想いも描いている。 未来へのかたち 完成報告会見 イベント日時:3月15日(月) |
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本作品は新型コロナウイルスの影響で一度は公開が延期されていたが、この度ようやく公開が決まったこともあり、まず「1年延期になり、もうこの映画を公開することができないんじゃないかと不安に思うこともありました。今日この日を迎えられたということは本当にうれしく感慨深い思いでいっぱいです」と本作の公開を喜んだ主演の伊藤。 内山は「こういう時期になる前に“家族のかたち”をテーマに撮影をしていたんですけど、その時の思いと、今思う気持ちにはやはり変化がありました。公開出来てうれしく思います」と語り、吉岡は「やっと公開ということで安心しています。『未来へのかたち』は良いタイトルですよね!とっても良い作品になっていますので、応援よろしくお願いします!」とそれぞれの言葉で挨拶。橋爪は「卒業と同時に疎遠になってしまったガールフレンドのような、何から思い出せば良いのか」と撮影当時をユーモアたっぷりに振り返りながら「みんなと会っていると、こんなこともあったなと思い出してきた」と懐かしんだ。実際に愛媛県砥部町出身の大森監督は「延期になったことでお待たせした人もいる。今日この日を迎えられてうれしく思います」と晴れやかに、喜びの気持ちを語った。 会場はこの日のために砥部町から用意された、たくさんの砥部焼で盛大に飾り付けられ、完成を祝うかのようにステージを囲んだ。様々な砥部焼と久しぶりに対面した一同は、「可愛い」「これ持って帰っていいの?」とそれぞれに驚きながらも嬉しそうな表情を浮かべた。 本作品で、実際に陶芸に挑戦したことについて聞かれた伊藤は「砥部町は本当に至る所に砥部焼が飾られていて、役作りをする上で当たり前に存在するものでした。これを見て、当時の撮影を思い出しました」と語った。さらに作品内に登場する聖火台について「あのサイズの焼き物はプロの職人さんでも経験のないことで。多くの人が集まって一つのものを作る、という。実際に僕も少しだけ携わらせてもらったんですけど、出来上がるまでにも1年近くかかった」とその苦労についても滲ませた。また自分で作った小さな器を持ち帰ったと言い「子供たちの名前入りのお茶碗を作らせて頂いて、家で使っています」と笑顔を見せた。 |
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映画『未来へのかたち』本作の主演を務めたのは「チーム・バチスタ」シリーズなどでのシリアスな演技から『西遊記』でのコミカルな演技まで幅広い役柄を演じ分ける伊藤淳史。新しい砥部焼のスタイルを追求する若手陶芸家・竜青を演じている。共演には竜青の妻・幸子役に映画・ドラマ・舞台で幅広い活躍を見せる内山理名、不慮の事故で亡くなった竜青の母親・典子役にドラマ「おっさんずラブ」で黒澤部長の元妻・蝶子を演じた大塚寧々、竜青の兄・竜哉役に『ALWAYS 三丁目の夕日』をはじめ数々の代表作を持つ吉岡秀隆、竜青の父親・竜見役に、昨年第27回読売演劇大賞・最優秀男優賞を受賞し、映画・ドラマ・舞台で活躍し続ける橋爪功と、日本を代表する演技派俳優たちが集結。 STORY |
出演: 伊藤淳史 内山理名 吉岡秀隆 橋爪功
桜田ひより 飯島寛騎(男劇団 青山表参道X) 宮川一朗太 川野太郎 六平直政 大塚寧々(特別出演)
監督・脚本・編集:大森研一 制作:ウサギマル 配給:スターキャット 配給協力:イオンエンターテイメント 製作:「未来へのかたち」製作委員会
©2021「未来へのかたち」製作委員会
公式サイト:mirakata.com Twitter : @mirakata2020 Facebook :@mirakatamovie