日本の映画で、ここまでやるのか!?ってくらい迫力があるシーン多くてドキドキした」など規格外のアクションとスケール感が話題となっている本作。 この度、全国での大ヒットを記念し「公開御礼イベント」が、竹内涼真、羽住英一郎監督、そして、スペシャルゲストとしてLiLiCoが登壇して行われました。 日時:3月13日(土) 会場:新宿ピカデリー 登壇ゲスト(敬称略):竹内涼真、羽住英一郎監督 特別ゲスト:LiLiCo |
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LiLiCoは作品について「冒頭から日本の映画とは思えないアクションシーンがすごいじゃないですか!この作品はアクションだけでも十分楽しめたと思うんだけど、私は2回目を観た時に、アクションの中に、鷹野(藤原竜也)の少年時代の話があったり、切ないドラマの部分がすごくいいなと思って」と、迫力のアクションだけでなく、ドラマ部分についても絶賛。 また竹内が20代前半の頃から交流があり、当時ボディビルやプロレスデビューもしていたLiLiCoが「鍛えているのは私の影響ですか?」と笑いながら質問を投げかけると、竹内は「20代前半は身体を作って見せるという意識がなかったんですけど、LiLiCoさんと映画の話とかしていくうちに、自分の中でもそういう意識が芽生えてきて。今回は特に戦うエージェントの役だったので頑張って鍛えました。なので発端はLiLiCoさんかもしれませんね」と、にっこり。今の肉体美はLiLiCoからのアドバイスも含めて作り上げられたことが明かされた。 また、今回のイベントでは事前にSNSで質問を募集しており、竹内と羽住監督が公開した後だからこそ話せることも含め、回答した。羽住監督に寄せられた「監督から見た、竹内涼真さんが演じた”田岡”の魅力、”田岡のここを見ろ”というアピールポイントを教えて下さい」という質問には、「鷹野はエージェントとして完成されている人物なので、田岡には人間味を出したくて、弱さだったり、怖さだったりを涼真に出して欲しかった。鍛え抜かれた体とお尻にも注目して欲しいんですが(笑)、田岡が少しずつ変わっていく様子にも注目して観てほしいです」と回答。 見どころのひとつとしてあげられた「美尻」の話題について、竹内も「あんなに割れ目が出てるとは思わなかったですね‥!」と完成した作品を観て驚いたことを明かした。さらに、作品の最後のシーンで少年の鷹野(日向亘)と詩織(南沙良)の繋いだ手のアップで締められたことが意外だったという質問には、「鷹野は映画をご覧になった方だとわかるんですが、明日の事は考えなくていい、1日1日を生きろということを大切にしている人物です。そんな彼が“明日会おう”と初めて詩織と約束して、結局その明日は来なかったんですが、きっとお互いそれを覚えていて、大切な青春時代の日々が鷹野の中にもあるだろうなと。鷹野と田岡のハードな日々は続くのですが、映画としてはひとつの区切りとしてリボンを結ぶ気持ちで作ったカットでした」と本カットに隠されたドラマチックな裏話を明かした。 すると竹内も、「鷹野さんも奥にしまっているけど、本当はすごく人間らしい人なんですよね。そういう人間らしい部分を越えて、立派なエージェントになったんだなと思っています」と田岡の先輩であり、“最強のバディ”である鷹野という人物について考察を巡らせていた。 |
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最後に竹内が「僕はすごく“日本の映画はここまでしか出来ないよね”って言われるのは俳優としては悔しいと思っていて。その中でも、壮大なアクションや派手な映像を作れる羽住監督のチームっていうのは本当にすごいと思って、撮影に臨んでいました。こういう作品がもっともっとヒットして、日本の映画が盛り上がっていけばいいなと願っています!」と本作だけでなく、日本映画界への熱い想いも語り、本イベントの幕が閉じた。 『太陽は動かない』映画公式サイト: 公式Twitter: ストーリー |
原作:吉田修一「太陽は動かない」「森は知っている」(幻冬舎文庫)
監督:羽住英一郎
脚本:林民夫
出演:藤原竜也、竹内涼真、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南沙良、日向亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ、勝野洋、宮崎美子、鶴見辰吾、佐藤浩市ほか
制作会社:ROBOT
主題歌:King Gnu「泡」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©吉田修一/幻冬舎 ©2020 「太陽は動かない」製作委員会