映画『見栄を張る』が3月24日(⼟)渋谷ユーロスペース初日を迎え、主演の久保陽香さん、倉沢涼央さん、吐山ゆんさん、藤村明世監督による舞台挨拶が行われました。
「見栄を張る」初日舞台挨拶 |
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27歳の新鋭、藤村明世監督の長編デビュー作
周囲には“女優”として見栄を張りながらも、鳴かず飛ばずな毎日を過ごす絵梨子。 ある日、疎遠だった姉の訃報を受け帰郷した絵梨子は、姉が葬儀で参列者の涙を誘う「泣き屋」の仕事をしていたことを知る。その仕事の真の役割を知らぬまま、絵梨子は女優ならば簡単にできると思い、「泣き屋」を始めてみるのだが…。 と言う作品。 大きな拍手の中キャストと監督が登壇 藤村監督:とても感激しております。本作は2年前撮影しまして、その時から劇場公開をしたいなと思いつつ、なかなか・・・やっと今日劇場公開。その特別な日を皆様と一緒に共有できてうれしいです。 久保さん:ありがとうございます。2年越しの劇場公開!控室で皆で円陣を組んで、その時にスイッチが入っちゃって・・。二年前、私自身悶々としてる時にこの作品で前を向くことが出来たとても大切な作品です。こんなに多くの方に観ていただく機会が出来たこと光栄です! その久保さんの彼氏役の倉沢さんは とそう見られれば役者冥利的な発言。 そして、久保さんが演じた絵梨子のライバル役の吐山さんは と、ウォーリー的な見どころ?を紹介。 |
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撮影中の話を聞くと
藤村監督:撮影は楽しかったのですが・・・お葬式のシーンがいくつかあって、そこでふざけるシーンがあって。その後滅茶苦茶具合が悪くなって、罰が当たったのでは?怖いな!と思ったので、これから気を付けようと思いました。 と話し、久保さんは 久保さん:監督は、泣くパターン3パターンで宜しく!ってさらっと言ってくるので。なんて簡単に言うんだろ?と、思いながらも、答えたい!って思いながら演じました。 と、監督の演出に食らいついていった2年前を思い出しているご様子。 最後に・・・ 藤村監督:これから、俳優・監督として頑張っていくぞと言う糧になるのは皆さんの声がほしいです!帰りがけに思い出してもらえる映画になっていればと思います。 なんの脈絡もないですが、久保さんの泣いてない笑顔の写真もどうぞ。 |
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監督は、是枝裕和監督製作総指揮のオムニバス『十年 日本(仮)』 の一篇を手がける新鋭、藤村明世監督。 『おくりびと』を彷彿させる、かつて日本にも実在していたという葬儀のための「泣き屋」に着目した『見栄を張る』は、シネアスト・オーガニゼーション (CO2)の助成で製作された⻑編映画1作目。 SKIP シティ国際 D シネマ映画祭2016 でSKIP シティアワード、イタリアの Working Title Film Festival にてスペシャルメンションを受賞したほか、ドイツ、アメリカ、オランダなど世界の国際映画祭で注目を集めました。 主演は『神さまの轍 Checkpoint of the life』『たまゆら』ほかネクストブレイク必至の久保陽香。 |
監督・脚本:藤村明世
出演:久保陽香、岡田篤哉、似鳥美貴、辰寿広美、真弓
倉沢涼央(旧:齋藤雅弘)、時光陸、吐山ゆん
小栁圭子(特別出演)
【日本/カラー/DCP/93分】
(C) Akiyo Fujimura