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特別試写会&トークイベント

この度、8月25日(金)より公開となります『エリザベート 1878』の日本公開を記念して、ユーロライブ(東京渋谷区)にて、8月17日(木)特別試写会上映後に、軍地彩弓(ファッション・クリエイティブ・ディレクター/編集者/株式会社gumi-gumi代表)と長谷川ナオ(エディター/ディレクター/GLITTER 編集長)によるトークイベントが行われました。
『エリザベート 1878』
『エリザベート 1878』特別試写会&トークイベント
日付:8月17日(木)
会場:渋谷・ユーロライブ
登壇:
軍地彩弓
(ファッション・クリエイティブ・ディレクター/編集者/株式会社gumi-gumi代表)
長谷川ナオ
(エディター/ディレクター/GLITTER 編集長)

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軍地彩弓&長谷川ナオ登壇

イベントは、ファッション・出版業界で活躍し、またエリザベートの長年の大ファンでもあるという軍地彩弓と長谷川ナオの二人の視点から、ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われ、ファッションアイコンとしても知られるオーストリア皇妃エリザベートを、大胆で現代的な解釈で蘇らせた本作『エリザベート 1878』の魅力を掘り下げた。まず映画の感想を聞かれると軍地は「映画『バービー』にも共通する女性の苦悩や心の解放を描いた、これまでにない現代のエリザベート」とコメント。日本でも大人気演目である宝塚歌劇団のミュージカル『エリザベート』を初演時から観劇しているほど、エリザベートファンであるという長谷川は「これまで描かれてなかった40歳頃を題材にしていて、新鮮な視点で観ることができた。」、主演のヴィッキー・クリープスとマリー・クロイツァー監督も40代前後であることに触れ、「40代特有の生々しさが良い意味で出ている。」と語った。

さらに2023年のオーストリア映画賞や、ノースダコタ映画批評家協会賞、第35回シカゴ映画批評家協会賞で衣装デザイン賞にノミネートされるなど、高く評価された本作の衣装について軍地は、肖像画にも描かれているエリザベートのドレスなどの再現度の高さや、彼女が「ファッションの祖」と言われる所以について解説し、「相当なリサーチを重ねた、ディテールにこだわっている作品」と絶賛。エリザベートの魅力について軍地は、「ファッション、美容、旅行、占い好き…ファッション雑誌にあるコンテンツが、すべてエリザベートに詰まっている!」と語り会場が笑いに包まれる一幕も。さらに「エリザベートは女性のすべてを持っていた。そのために苦しんだ。女性の苦悩と煌びやかなものの両面を持っていたからこそ、現代でも私たちを惹きつけるのはないか。」、長谷川は「自由と死が彼女のテーマ。自由との戦いをずっとしていた人」とコメントし、現代でも絶えることのないエリザベートの人気の理由を紐解いた。

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登壇ゲストプロフィール

軍地彩弓(ぐんじ さゆみ)コメント

大学在学中から講談社の『Checkmate』でライターのキャリアをスタート。卒業と同時に「ViVi」編集部で、フリーライターとして活動。その後、雑誌「GLAMOROUS」の立ち上げに尽力。2008年には現コンデナスト・ジャパンに入社し、クリエイティブ・ディレクターとして「VOGUE GIRL」を創刊。2014年には、自身の会社、株式会社gumi-gumiを設立。雑誌「Numéro TOKYO」のエディトリアルディレクターを経て、映画やドラマのファッション監修、企業のコンサルティング、情報番組のコメンテーター等幅広く活躍。

長谷川ナオ(はせがわ なお)コメント

2000年よりエディターとしてのキャリアをスタート。2007年 Conde Nast Japan(コンデナスト・ジャパン)入社。『GQ JAPAN』、『VOGUE girl』などインターナショナルマガジン編集部に在籍し、独立後は女性ファッション誌のエディター活動をメインに女性向けメディア、アプリ、サブスクリプションサービスのディレクションや商品企画に携わる。2021年、『GLITTER』復刊号より編集長に就任。趣味であるミュージカル観劇は年間約40観劇。

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『エリザベート 1878』

8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー。

物語・・・
ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われたオーストリア皇妃エリザベート。1877年のクリスマス・イヴに40歳の誕生日を迎えた彼女は、コルセットをきつく締め、世間のイメージを維持するために奮闘するも、厳格で形式的な公務にますます窮屈さを覚えていく。人生に対する情熱や知識への渇望、若き日々のような刺激を求めて、イングランドやバイエルンを旅し、かつての恋人や古い友人を訪ねる中、誇張された自身のイメージに反抗し、プライドを取り戻すために思いついたある計画とは——。
『エリザベート 1878』

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監督・脚本:マリー・クロイツァー
出演:ヴィッキー・クリープス、フロリアン・タイヒトマイスター、カタリーナ・ローレンツ、マヌエル・ルバイ、フィネガン・オールドフィールド、コリン・モーガン
2022年/オーストリア、ルクセンブルク、ドイツ、フランス/ドイツ語、フランス語、英語、ハンガリー語/114分/カラー・モノクロ/2.39 : 1/5.1ch 原題:Corsage 字幕:松浦美奈 字幕監修:菊池良生 
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京、ドイツ連邦共和国大使館、オーストリア政府観光局 提供:トランスフォーマー、シネマライズ、ミモザフィルムズ 配給:トランスフォーマー、ミモザフィルムズ
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