映画情報どっとこむ ralph 映画『美しい星』は5月26日(金)より全国公開することが決定しました。

原作「美しい星」は、故・三島由紀夫が1962年に発表した異色の【SF】小説。

刊行当時、「平凡な家族が、ある日突然“宇宙人”に覚醒する」という前衛的過ぎる設定で世間を大いに戸惑わせました。しかしその後、右肩上がりに熱狂的ファンを獲得していき、2016年9月現在、58刷495,000部のロングセラーとなっております。

監督は吉田大八。

吉田監督:『美しい星』だけは、いつか自分が映画にしたいと思っていました!

と熱を込めて語る吉田監督は、本作で、映画の舞台を現代に置き換えるという大胆不敵な脚色に挑みました。

映画の登場人物たちも現代のキャラクターにアレンジされ、いまどきの職業に就いています。

主役の“当たらない”ので有名なお天気キャスター・大杉重一郎(火星人)にリリー・フランキー。

その長男でフリーターの一雄(水星人)に亀梨和也。
長女で美貌の女子大学生・暁子(金星人)に橋本愛。

専業主婦の妻・伊余子(地球人)に中嶋朋子。

そして一家の周辺をうろつく謎の代議士秘書(?人)を佐々木蔵之介が演じます。

映画情報どっとこむ ralph 三島由紀夫にご縁の深いお二人から“お墨付き”コメントが到着しました。

・筒井康隆(作家)
それにしてもなんという繊細な映画であろう。文学性と娯楽性のぎりぎりの狭間で緊張感は保たれている。最後の場面は、現代SFだからこそ、現代文学だからこそ可能な、原作にはない「救い」があり、観客の心は癒されるのである。

・佐藤秀明(近畿大学文芸学部教授)
「パーマネント野ばら」や「桐島、部活やめるってよ」で、話の核となる存在を、鮮やかな手つきで朧化した吉田監督は、奇怪な思考をする宇宙人が卑俗な人間かもしれないという曖昧さを、見事に21世紀の現代人の中に描き直した。「美しい星」は、換骨奪胎して深い主題で原作と響き合った映画である。

映画情報どっとこむ ralph 映画『美しい星

5月26日(金)全国ロードショー
gaga.ne.jp/hoshi/

物語・・・

ある日突然、自分たちは宇宙人であると覚醒した平凡な家族。彼らはその手に「美しい星・地球」を救う使命があると信じ、それぞれに奮闘しはじめる。

大杉重一郎は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。悪くない仕事、悪くない暮らし、悪くない家族関係(妻・息子・娘)、悪くないはずの人生。そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは空飛ぶ円盤!?

「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」

重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。覚醒は止まらない。息子の一雄が水星人、娘の暁子が金星人として次々目覚める。それぞれの母星から使命を受け取った家族はそれぞれのやり方で世界を救おうと奮闘しだすが、やがて様々な騒動に巻き込まれ、傷ついていく――。

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リリー・フランキー
亀梨和也 橋本愛 中嶋朋子 / 佐々木蔵之介

原作:三島由紀夫「美しい星」(新潮文庫刊)
脚本:吉田大八 甲斐聖太郎 音楽:渡邊琢磨
製作:依田巽 藤島ジュリーK. 市村友一 吉川英作 中川雅也 エグゼクティブプロデューサー:小竹里美
Co. エグゼクティブプロデューサー:松下剛 プロデューサー:朴木浩美 鈴木ゆたか
撮影:近藤龍人 美術:安宅紀史 照明:藤井勇 録音:矢野正人 編集:岡田久美 助監督:甲斐聖太郎
ラインプロデューサー:新野安行
製作:「美しい星」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
企画・制作プロダクション:リクリ
企画・製作幹事・配給:ギャガ
監督:吉田大八
(C)2017「美しい星」製作委員会
    

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