小野不由美の傑作小説『残穢』(ざんえ)が、主演に竹内結子、共演に橋本愛で、『残穢【ざんえ】‐住んではいけない部屋‐』1月30日(土)に全国公開となります。
本作は、事件や事故に起因する「土地」に根付いた<穢れ(けがれ)>の正体を解明していく物語。 そして、フォトセッションでは2016 年のご多幸を祈り“塩入りバズーカ砲”で会場全体を清めました! 『残穢【ざんえ】‐住んではいけない部屋‐』完成披露試写会 |
|
MC:まずはお一人ずつご挨拶をいただきます。
中村監督:こどものころ、肝試しコースやお化け屋敷の演出をするのが大好きだったので、初めて今回は余計なことを考えず、楽しんでつくれました。観終わったあと、監督いじわるだなと嫌いになってもらえたら嬉しいです。 竹内さん:キャストそろって挨拶ということで、いよいよ公開が迫ってきたなという感じです。今までネガティブキャンペーンばかりしていたので、ポジティブに切り替えていきたいと思います。 橋本さん:今日はぜひ十分に怖がっていただけたら幸いです。 佐々木さん:怖い映画を安心してみようと思っているでしょ?せいぜい楽しんで帰ってください(笑) 坂口さん:後に引くじっとり怖い作品は初めてでした。監督の性格の悪さが凝縮されています(笑)ぜひ怖がっていってください。 滝藤さん:今年もよろしくお願いいたします。楽しんでいってください! MC:まず、竹内さんにお伺いします。小説家の「私」という役は、心霊現象否定論者として、淡々と調査を進めていく役所ですが、 竹内さん:一度目は怖くてずっと目をつぶっていたのですが、二度目はちゃんと観ました!監督に「時計仕掛けのオレンジ」みたいに目をつぶることができない状態にして見させるぞ!と言われまして(笑)本当に尾を引く作品。ポジティブキャンペーンに皆さんぜひ協力してください。 MC:橋本さんにお伺いします。竹内さんと対称的に、心霊的なものは全然大丈夫と伺いました。この作品に携わって、役作りで、苦労された点や、気を付けた点はどんなところでしたでしょうか? 橋本さん:心霊的なものはフィクションの場合は大丈夫です!撮影ではリアクションの幅や間の取り方など、監督の指示がわかりやすく、びっくりマーク5つの反応でと言われ、演技したあと2つ足して!など、 MC:それでは、監督にお伺いいたします。竹内さん、橋本さんの美女2人を演出されたご感想は?特に、佐々木さん、滝藤さん、坂口さんの役は、癖のある役でしたが、キャスティングのポイントはどんなところでしたでしょうか? 中村監督:怖い作品を撮っていることを忘れますよ(笑)こんな美女2人が普通に道を歩いていたりしないですからね!男性陣3人は登場シーンがそれぞれ面白いんですよ。どう出てくるかお楽しみに! |
|
MC:佐々木さんにお伺いします。平岡、という作家は、キャラクターの濃い役柄として印象深く登場しますが、役作りで気を付けた点はどういったところでしょうか?
佐々木さん:怖いことを面白がろうと、ウザいキャラ演じようと思いました。 MC:坂口さんにお伺いします。心霊マニア、という独特の役でしたが、監督からは、どんな役作りのヒントを頂いたのでしょうか?そう解釈して演じられましたか? 坂口さん:僕自身、お化けに前のめり少年だったので、実際、幽霊が出てくれたら儲けものという感じでやっていました(笑) MC:滝藤さんにお伺いします。竹内さんと初の夫婦役を果たされて、ご感想はいかがでしょうか? 滝藤さん:3回目の共演で、ようやく僕もここまで来ましたよ。夫婦役、光栄です。 竹内さん:現場で、お互い距離が近くなりましたねーと話したりしてましたね。 MC:2016年も始まったばかりですが、2016年に挑戦してみたいこと、2016年こそは、克服してみたいことがありましたら教えてください。 竹内さん:怖い映画をちゃんと楽しんで観られるようになりたいです! 橋本さん:バレエを習いたいです! 佐々木さん:目先のことをちゃんとやろうと思って、今日家を出るときに大掃除をしてきました。去年してなかったんで(笑) 坂口さん:スカイダイビングですね。空を飛びたいです! 滝藤さん:今まで病的な役ばかりだったので、今年は肉体派俳優を目指します。去年から鍛えてます!(笑)ケイン・コスギさんと共演したいです。 中村監督:毎年、ダイエットですよ(笑)。今年は本当にやります! |
|
MC:さて今週11日は成人の日でした。橋本愛さんも12日に20歳の誕生日を迎えられたとのことで、新成人になられたお気持ちをお聞かせくださいますか。
橋本さん:あんまり変わんないです(笑)でもお酒が飲めるようになりたいですね。 MC:本作は<主人公たちが過去の出来事を遡る>ということから、本日はキャスト皆様にご自身を遡っていただきたく思います。竹内さん、佐々木さん、坂口さん、滝藤さん、みなさんそれぞれの20歳の思い出をお聞かせいただけますか。 竹内さん:三軒茶屋の駅前で自転車を買って、近くのレンタルビデオ屋さんに停めて5分ぐらいで戻ってきたら、なかったんです!それ以来、自転車を買うのをやめました(笑)。二十歳の思い出はそれです。 佐々木さん:もう一度大学を受けようと思って勉強してて、成人式に行けなかったんですよ。なので、当日近所の公園の木に向かって、なぜかローリングソバットの練習をしてました(笑) 坂口さん:僕も仕事で成人式に行けなくて、当日スタッフに「なんでここにいるの?」と言われてました(笑) 滝藤:俳優の道に進んだのが二十歳でした。無名塾に入って、そこが恋愛禁止だったので、当時つきあっていた彼女と別れ話してたことを今思い出しました・・・(笑) 中村監督さん:今より25キロぐらい痩せてました(笑) |
|
<お浄め塩入バズーカー砲発射!> また2016年が始まったばかりということで、本作にちなみ<穢れ>のない清らかな年になるように祈りを込めて、本作をご覧になる方に<穢れ>が残らないように祈って、キャスト陣・監督がお浄め塩入バズーカー砲で、会場全体を清めることに。「3、2、1 発射―!!」の号令で、キャスト陣・監督が一斉に発射ボタンを押すと、塩入ポチ袋が飛び出す仕掛けで、まさに<穢れ>が吹き飛ぶ感じ。 MC:ありがとうございます~!竹内さん、橋本さん、お塩のバズーカ砲を打ってみて、いかがでしたか? 竹内さん:適度な重さで、簡単に押すだけで出るので、気持ちよかったです! 橋本さん:はい、気持ちよかったです! MC:最後に、主演の竹内さんから、これから映画をご覧になる観客の皆さんに、この映画を観てどんなことを感じとってもらいたいか、一言ずついただけますでしょうか。 竹内さん:怖い映画が苦手な方、そうでない方がいらっしゃると思いますが、そうでない方、観終わって大丈夫だったと油断しないでください!(笑)苦手な方はドキュメンタリーだと思って観てください。家まで憑いてきます!上映終了後に全員に塩入ポチ袋が配られますので、絶対に持って帰ってくださいね。ゆで卵につけてもおいしいですから!(笑) |
|
その奇妙な「音」はただの始まりでした。
【穢(けが)れ】の正体とは?予定調和を許さない驚愕のラストまで目が離せない。 「残穢【ざんえ】‐住んではいけない部屋‐」 公式サイト:http://zang-e.jp |
原作:小野不由美 『残穢』(新潮文庫刊)
第26回山本周五郎賞受賞
監督:中村義洋 (『予告犯』『白ゆき姫殺人事件』『ゴールデンスランバー』)
脚本:鈴木謙一 ( 『ゴールデンスランバー』「悪霊病棟」)
出演:竹内結子、橋本愛、坂口健太郎、滝藤賢一、佐々木蔵之介 ほか
(C)2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会