映画情報どっとこむ ralph この度、2018年1月27日公開の映画『ミッドナイト・バス』が11月2日に東京国際映画祭特別招待枠作品にて上映。今回の上映がワールドプレミア。記者会見が行われ、その後、場所を劇場に移して舞台挨拶が行われました。

登壇したのは主人公のバツイチ中年男・高宮利一を演じた主演の原田泰造さん、高宮の元妻を演じた山本未來さん、高宮が再婚を考える恋人を演じた小西真奈美さん、高宮の息子・怜司を演じた七瀬公さん。更に竹下昌男監督に加え、音楽の川井郁子さん、星野純朗P(記者会見のみ)が登壇しました。

記者会見・舞台挨拶
日程:11月2日(金)

会場
記者会見:六本木ヒルズ タワーホール
舞台挨拶:TOHOシネマズ六本木 スクリーン2

登壇:原田泰造、山本未來、小西真奈美、七瀬公、竹下昌男監督 川井郁子、製作・星野純朗(※記者会見のみ)

映画情報どっとこむ ralph 記者会見

ものすごい硬い表情の原田さんと、それが伝染したのか他キャストの皆さんも表情が硬い。
そして、山本さんは、ご自宅でケガをされたそうで車いすでの登場となりました。製作の星野さんからの挨拶の後、


原田さん:皆さお越しくださってありがとうございます。緊張してます。曲がったことが大嫌い!はーらだ泰三です!

財布の中身は2千円!はーらだ泰三です!(拍手)

と、2連発でお決まりのフレーズで場を和ませつつ続けて

原田さん:初めて映画を観た時にこんなに綺麗な映画なんだと。ストーリーもゆっくり流れて、とても暖かい映画です。本当にがんばってよかったと思います。そして、こんなに写真を撮られてよかった!!本当にうれしいです。

との挨拶からスタート。

山本さん:いよいよ一般のお客様に、東京国際映画祭で観ていただけることで緊張しています。東京国際映画祭で上映される作品に出演できたことがとても光栄です。


小西さん:現場でも原田さんが場を和ませてくれる方で、ご一緒できて嬉しく感謝しています。撮影のときは新潟の皆様には優しく接していただいて感謝しています。出来上がった作品は日本の景色がが美しく描かれている作品に仕上がっていると思いますのでよろしくお願いします。

可愛らしいイケメンが緊張で顔がこわばっている七瀬さん、


七瀬さん:心臓の音がマイクに入らないかと心配しています。オーディションで出演が決まったのですが、出演が決まったことを母に報告した時、初めて母が新潟に住んでいたことがあることを知りました。不思議な縁を感じます。

音楽を担当した川井さんは

川井さん:新潟の美しい自然と日本人特有の誠実な不器用な優しさが映し出されていて素晴らしい作品でした。そして・・・ヨーロッパ映画の余韻を感じるような作品だと思います。映像とともに音楽が皆さんの心に残っていただけると嬉しいです。

そして、メガフォンを取った竹下監督は

竹下監督:一年前はまだ製作にも入っていなかったのに、一年経って、東京国際映画祭に立っているのが感慨深いです。新潟の皆さんのサポートがあっての作品です。出来るだけたくさんの方に観ていただきたいと思ってます。

と其々挨拶。

映画情報どっとこむ ralph 今回、この記者会見の後の東京国際映画祭の上映がワールドプレミアになる本作。

映画化について監督は

竹下監督:小説に出会いましたのが3年前。別の撮影で新潟の風景は映画を豊かにしてくれるロケーションだと思っていた時に、この原作に出会い、新潟で映画化したいと思いました。

と説明。

原田さんは、本作で利一を演じるにあたり大型自動車の免許を取得し、劇中で実際にバスを運転したそうで、

原田さん:監督に運転してるところも撮りたいと言われて、でも、はっきりではないんですが。。。で取りに行きました。教習所の方にも協力していただいてとても楽しかったです。実際にバスを運転して、撮影で脇にいる本当の運転手さんに褒められたのが嬉しくて・・・。自分は褒められて育つタイプだと思いました。

山本さんが演じた利一の元妻は、一度別れた夫と再会し、再び夫に思いを寄せていく女性を演じているが、その複雑な心境の女性について

山本さん:別れた夫にまた惹かれてしまう女性がいるのかとということについて監督やスタッフの方々と話をしていくなか、迷いながら演じていましたが、原田さんのたおやかで優しい人柄と利一のキャラクターが重なり、こういう男性にならまた惹かれていくということもあるかもしれないなと思うことができ、役に共感できることができました。

と語り、一方で、恋人を演じた小西さんは、

小西さん:利一と志穂は10年という長い歳月を一緒に過ごしているので、その年月の長さを表現することに注意していましたが、原田さんが楽しい方だったので、とても助けられました。

と、二人の女優に褒められながらも、

原田さん:今、元妻と恋人の間に座っているんですが、今も僕の中にかすかに利一が残っているようで、複雑な気持ちになります。改めて石田純一さんってすごいな!と、思います。

との発言に会場は大爆笑!明日の情報番組はこの部分が流れるなと誰もが思ったであろうスマッシュヒット!

また息子を演じて

七瀬さん:怜司の気持ちに共感できて、自然体で演じることができたと思います。母の山本さんとは撮影後も一緒にご飯を食べたり、原田さんとも仲良くさせていただいて、家族の雰囲気は自然に表現できているのではないかと自負しています。

と、自信をのぞかせました。

最後に、楽曲を

川井さん:曲作りへの一番強いインスピレーションを受けたのは夜行バスです。そして、それを運転する原田さんの表情です。バスを運転する原田さんがとてもかっこよく見える曲に仕上がったと思います。そして、自分にとっては最初で最後になると思いますが、劇中に登場するアイドルが歌う曲も書きました。

とエピソードを披露してくれました。

映画情報どっとこむ ralph ワールドプレミア舞台挨拶

記者会見後、場所を変え、観客の前での舞台挨拶。15分という短い時間のなかで、登壇者たちが撮影地となった新潟でのエピソードを披露。

原田さん:一言でいうと寒かったけれど、新潟の人たちが温かくて、食べ物もおいしくてパワーのある土地だなとおもいました。

山本さん:おいしいご飯に恵まれて幸せだった。

小西さん:撮影の合間にのっぺ汁や、いろんな種類の笹団子があったりして楽しかったです。白鳥が登場するシーンは、自然の雄大さを痛感した場所でした。天候も変わりやすかったです。でも雪が途中でやんじゃったのは、私のせいですよね?

と天候の話を持ち出すと、

原田さん:小西さんは本当に晴れ女なんです。雪が降らなければいけないシーンでも小西さんがいると雪がぴたっとやんでしまったり・・・。そうすると監督が「小西さんを隠せ!」って、車に監禁されてましたよね(笑)

竹下監督:軟禁です!

と現場での思いがけないエピソードを披露してくれました。晴れがほしいプロデューサーさんは小西さんをkyスティングすべし!

そして最後に

原田さん:真心を込めて作った作品です。ご覧になっていただいて何かを感じ取っていただけたら嬉しいです。本日はご来場いただき本当にありがとうございます。

とイベントを締めくくった。

ミッドナイト・バス』は2018年1月20日(土)より新潟先行ロードショー、1月27日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショーです。

物語・・・

バツイチ中年男の高宮利一(原田泰造)は、新潟~東京間を走る長距離深夜バスの運転手。

東京で定食屋を営む恋人・志穂(小西真奈美)との再婚を考えていた矢先、息子の怜司(七瀬公)が東京での仕事を辞め、帰ってくる。娘の彩菜(葵わかな)は友人とマンガやグッズのウェブショップを立ち上げ、実現しそうな夢と結婚の間で揺れていた。

そしてある夜、利一が運転する新潟行きのバスに、十六年前に別れた妻・美雪(山本未來)が乗り合わせる。十六年の長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が、再び、利一と美雪の心を近づける。母の出現に反発する彩菜、動揺する怜司。突然の思いがけない再会をきっかけに、停まっていた家族の時間が、また動き出す。

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出演:原田泰造 山本未來 小西真奈美 葵わかな 七瀬公 長塚京三  
監督:竹下昌男/原作:伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊)
製作:竹下昌男 渡辺美奈子 小田敏三 星野純朗/プロデューサー:本間英行 遠藤日登思
脚本:加藤正人/音楽:川井郁子/撮影:丸池納(J.S.C.)/照明:山川英明/録音:白取貢/美術:飯塚優子/
編集:奥原好幸/助監督:佐野友秀/制作担当:間口彰/ラインプロデューサー:姫田伸也
制作プロダクション:ストラーダフィルムズ/制作協力:アミューズ/企画協力:文藝春秋
製作:ストラーダフィルムズ 新潟日報社/配給:アークエンタテインメント
2017/日本/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/157分
(C)2017「ミッドナイト・バス」ストラーダフィルムズ/新潟日報社
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