映画情報どっとこむ ralph 直木賞作家・角田光代の同名小説の安藤尋監督作が実写映画化した『月と雷』が、いよいよ10月7日よりテアトル新宿ほか全国順次公開となります。

一か所に定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智(サトル)、そして、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子(ヤスコ)の物語。「親と子」、「家族」、「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品です。

“家族愛”を知らない主人公・泰子役に数々の映画、舞台で活躍する実力派女優・初音映莉子、人懐っこくてなんだか憎めない青年・智を高良健吾が演じています。また、不思議な魅力で男たちから絶えず愛情を注がれるも、継続的で深い関係を築けない智の母・直子を草刈民代が演じました。

そして!

この度解禁となったラブシーン映像には、20年ぶりに再会した泰子と智の一夜の様子が収められています。

幼い頃、半年にも満たない期間だがともに暮らした2人。大人になったある日、突然目の前に現れ、あいかわらず人懐っこい笑顔を浮かべる智を泰子は困惑しつつ受け入れる。​

眠りについていた智に「あれ、したいな。子供んときしてくれたやつ」と、背中をくっつけて寝そべるようねだる。そして離れていた時間を埋めるかのように2人は距離を縮めていく。​

映画情報どっとこむ ralph 本作には数度ラブシーンが登場するが、このシーンについて

安藤監督:女性主導のラブシーンにしたかった。

と語っている。『海を感じる時』『花芯』など、数々の作品で美しいラブシーンを描いてきた監督。

安藤監督:女性が主役の、意思を持った上でのシーンにしたかったんです。個人個人の魂のまじわりというか、感情の交換が現れるシーンなので、男性主体で始まるものではない。家族とは全然違う赤の他人だけれども双子、というようなふたりにしかわからない関係性を意識しながら撮影しました。​

と、本作でのこだわりについてもコメントしています。

『月と雷』

公式サイト:
http://tsukitokaminari.com/
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@tsukitokaminari/

映画情報どっとこむ ralph あてもないけど、生きていく…。 ​
 “普通”の人間関係を築けない大人たちがその意味を探し続ける切なく孤独な旅-。​

「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を 重ねていく―。」​
結婚を控え、そう考えていた泰子の前に ​
現れた、かつて半年間だけ一緒に暮らした父の愛人 の息子、智。​
20年前、愛人・直子と智が転がり込んでき たことで、泰子の家族は壊れたはずだった。​
根無し草 のまま大人になった智は、ふたたび泰子の人生を無邪 気にかき回し始める。​
「邪魔しないであたしの人生」、 そう普通の幸せを願っているはずなのに……。 ​
泰子は智とともに自分の母親、異父妹、そして智の母・ 直子を訪ねて行くことで、​
“普通の幸せ”を求めていたはずの自分の人生が、少しずつ変わっていくのに気づき始める。​

これは、一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智(サトル)、 ​
そして、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子(ヤスコ)の物語である。​

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初音映莉子 高良健吾
藤井武美 黒田大輔 市川由衣 / 村上 淳 木場勝己
草刈民代

原作 角田光代(中公文庫) 監督 安藤 尋

脚本 本調有香 音楽 大友良英 製作 東映ビデオ 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ エー・チーム 日本出版販売 パラダイス・カフェ

制作プロダクション アグン・インク
配給 スールキートス
(C)2012角田光代/中央公論新社 (C)2017「月と雷」製作委員会

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