映画情報どっとこむ ralph 挫折と希望と仲間と桃太郎な!岡山ご当地映画『桃とキジ』は、9月9日(土)よりシネマート新宿にて他全国順次公開となります。


今回、主人公を支える同級生・キジ役の弥尋(みひろ)さんにインタビューする機会をいただきましたのでご紹介。本作の役作りやエピソード。そして芝居への熱い想いも聞かせていただきました。

『桃とキジ』弥尋インタビュー
日付:8月23日
都内:某所
インタビュー相手:弥尋
弥尋さんは元・MEN’S NONNOモデル 1989年10月28日生まれ 出身地 山口県 身長 180.0cm 。

映画情報どっとこむ ralph 劇中では、普通のデパートの社員のキジさん役ですが、現れたのは元・MEN’S NONNOモデルなだけに、180㎝の長身の優しそうなイケメンさん。

『桃とキジ』への出演オファーを聞いて最初の印象を聞くと

弥尋さん:オファーを受けた時は勝手に桃太郎を題材にし時代劇だと思いました。その後、台本を読んで、現代劇だと知りました。(笑)

と、明かす弥尋さん。今回ちょっと冴えないサラリーマン役。役作りなどに関しては

弥尋さん:まず、タイトルが「桃とキジ」で、なぜ、犬や猿ではなくて雉がクローズアップされているのだろうと思ったところから始めました。昔話ではキジは情報を扱っていて、犬・猿と違って戦わないんですね。監督がなぜキジを選んだのかをイメージして、まずはキャラクター像を作りました。

そして・・・実は、弥尋さんよりも先に、キジの子供時代の子役さんが決まっていたそうで

弥尋さん:お遊戯会のシーンの撮影を見学したところ、他の子たちよりキジくんは弱い感じだったんですね。僕より子供時代のキジくんが先に決まっていたので、その子のイメージの演技に合わせて。さらに、大人になったキジを演じる僕としては、少し消極的で回りくどい性格に見えるように心がけました。監督には、撮影が始まってすぐに弥尋君はキジっぽいって言われたので、作ったキャラクターは監督のイメージに合っていたのだと思います。それから、方言は岡山出身の甲本さんにアドバイスをいただきました。台本になかったのですが、孤立感のある桃ちゃんを引き出すために、桃ちゃんには標準語。友達には方言で話すことに決めました。

と、役作りと演技プランも明かしてくれました。

映画情報どっとこむ ralph 喜多一郎監督の演出はいかがでしたか?と言う質問には

弥尋さん:最初に演出するのではなく、ドライのお芝居を観て、小声でこんな感じでってアドバイス頂く感じでしたので自由にやらせていただきました。

この流れから、演出がきっちり決められているのと、自由なのとどちらが好みか聞くと

弥尋さん:一概には言えませんが、何もないと不安になるタイプなので・・・でも『桃とキジ』に関しては、自由でやりやすかったです。

と、現場の雰囲気にもよるとのお答え。

今回、主演の櫻井さんとは初めての競演。印象を尋ねると、

弥尋さん:櫻井さんに最初に会ったのは本読みで、第一印象は芯のある感じで、ちょっと怖かった(笑)です。ただ、それは役が入ってるので桃ちゃんに近い印象だったんですね。撮影が始まると、素は優しくて好印象で、よく笑う女性でした。

と、明かし、本読みの時に、キジと桃の関係性がわかりにくいとの話になり、キジの人間性をより深く考えるきっかけになったそう。

撮影が一週間と短かった中でのエピソードがあれば。

弥尋さん:実はずっと楽しかったんですよ(笑顔)苦労を探すとすると・・・千鳥の大悟さんとのやり取りは、台本にあまり書かれていなくて、現場でいきなりアクション指導の方が段取りを教え始めて、大変でした(笑)。(どんなシーンかは映画で確認)(大悟さんのコメントはこちら

と、期間が短い撮影ならではのエピソードを教えていただきました。

劇中では「見切りをつける才能」というセリフがありますが、弥尋さんも実際、モデルを辞め俳優業に専念をしています。その理由を尋ねると、

弥尋さん:先輩方とお芝居をしていると、自分のアクションに対する相手のリアクションに合わせるこちらの瞬発力が重要だと痛感します。24歳から始めたので、モデルをしながらでは到底追いつけない。役者としてやることがあると感じたので、お芝居をやりたいという気持ちが勝って、役者一本にしました。もちろんモデルの仕事が嫌いなわけじゃないですよ。

と、芝居に対する熱い想いが伝わる回答に。

今回、キジなので家来役。実際の弥尋さんは家来系?王子系?と聞くと

弥尋さん:中間と言う選択はないんですか?中間です。

ときっぱり。

映画情報どっとこむ ralph 今後共演したい俳優・監督に関しては?

弥尋さん:誰と言うのはなくて、今は色々な方と共演したいのが本音です。オリジナル作品は魅力的なので、オリジナルで創られている監督の作品に出てみたいと思っています。

と、この辺りはエキストラさんから上がってきた俳優さんではないのに、吸収しようという貪欲さが垣間見られます。

最後に、これから観ていただく皆さんに映画の見どころを

弥尋さん:映像が瀬戸内海で撮っているので、空の高さや雲の流れなどの自然もドラマと一緒に観ていただければと思います。

と、インタビューを締めました。

ヘアメイク/まめ.
スタイリスト/津野真吾(impiger)
衣装協力/tk.TAKEO KIKUCHI(03-6324-2642)、オプティカルテーラー クレイドル 青山店(03-6418-0577)

映画情報どっとこむ ralph 『桃とキジ』

9月9日(土)よりシネマート新宿にて1週間限定レイトショー他全国順次公開となります。
弥尋さんは、9月9日(土)16:35からの回の初日舞台挨拶にご登壇されます!ぜひ劇場でご覧ください。

P.S. 弥尋さん:11月公開の感動作『ゆらり』にも出演していますので、そちらも是非。


物語・・・
保育園のお遊戯会で『桃太郎』を演じた女の子、小島桃(櫻井綾)。同級生の男の子をお供にしたがえ、見事に演じあげた。その後、演劇に目覚め、女優を志し、岡山から18歳で上京するも、そこは厳しい世界だった。それでも頑張って来られたのは、女優という夢を応援してくれた父がいたからだった…。ところが、その父は病死。その後も全く芽が出ず、生活も苦しく、気付けば26歳に。でも、どこかで思っていた。「自分には帰る実家がある」と。そんなある日、母が一人で切り盛りする帽子店を畳むことを知る。慌てて実家に戻ると、すっかり大人になった保育園の同級生でキジ役だった秋山洋介(弥尋)、サル役だった山口海人(木ノ本嶺浩)、イヌ役だった岸本成多(北村友彦)と再会するのだったが。

公式ホームページ
momotaro-kun.com

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出演:櫻井綾 弥尋 木ノ本嶺浩 北村友彦 千鳥・大悟 桃瀬美咲 江西あきよし ベンガル 甲本雅裕 手塚理美

監督:喜多一郎
脚本:金杉弘子
エグゼグティブ・プロデューサー:成廣通義

主題歌:『未来RAIL岡山』岸田敏志
製作:HIROPRO
制作プロダクション:オフィスキタ
配給:ベストブレーン
2016年/日本/DCP/カラー/ビスタ/83分/G
©2017「桃とキジ」製作委員会

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