ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017(会期:3月2日(木)~3月6日(月))が開催中です。 その3日目。 「冬のソナタ」ユン・ソクホ監督らが登壇した『心に吹く風』、小林直己、石井杏奈、錦織良成監督登壇の『たたら侍』舞台挨拶、さらに北海道から全国区へマルチな才能を発揮する鈴井貴之が登場するトークイベントなど、盛りだくさんの内容となりました。 |
|
『心に吹く風』舞台挨拶 3月4日(土)10:30~ 会場:合宿の宿ひまわり 体育館 ドラマ「冬のソナタ」で日本に一大ブームを巻き起こしたユン・ソクホ監督の、待望の映画初監督作品『心に吹く風』が、ゆうばり映画祭でジャパン・プレミア上映を迎えた。舞台挨拶には、ユン・ソクホをはじめ出演の眞島秀和、真田麻垂美、撮影監督の高間賢治が登壇。 ユン・ソクホ監督コメント |
|
『たたら侍』舞台挨拶 3月4日(土)13:30~ 会場:合宿の宿ひまわり 体育館 午後からは、EXILE HIROプロデュースの時代劇『たたら侍』ジャパン・プレミア上映が開催され、大歓声のなか出演の小林直己、石井杏奈、錦織監督が登場した。
また錦織監督は本作の製作にあたり、プロデューサーであるHIROから「本物を作ってくれ」とオーダーがあったことを告白。「若い人たちはこうした作品はなかなか見ないかもしれないが、本物を作れば気づいてくれる」と若い世代へも熱意を込めて作られた作品であることを語った。また小林は、撮影中に本作でプロデューサーを務めたHIROより、激励メッセージや「コンビニの差し入れ」があったことを告白。山の中での撮影により買い物が容易でなかったため、豊富に物資を差し入れてもらったと明かすと、スケールの大きすぎるサポートに会場からもどよめきが起こった。最後には、この映画で日本が持つ文化や精神の素晴らしさを再確認したという小林から、公開にあたって「日本が誇る素晴らしいものを伝えていきたい」と意気込みが語られ、惜しみない拍手が送られた。 |
|
北海道ロケトークスペシャル第3弾 鈴井貴之監督作品 『雪女』からみる旧産炭地の魅力 3月4日(土)11:00~ 会場:合宿の宿ひまわり 武道場 合宿の宿ひまわり 武道場では、伝説的バラエティー番組「水曜どうでしょう」をはじめ多岐にわたり才能を発揮する、北海道を代表するクリエイター・鈴井貴之氏が登場。監督を務めたドラマ「不便な便利屋2016 初雪」から生まれたショートフィルム『雪女』の上映、そして鈴木直道夕張市長も交えてのトークセッションが実施された。上映後、鈴井と鈴木市長が登壇すると、まずは開口一番、市長が「本当に(監督の出身地である)赤平愛で溢れていましたね」とコメント。鈴井は、かつて赤平も財政破綻になるという、夕張と似たような直面を迎えた際、実はいろんな地域活性の会議に参加していたことを告白した。「赤平市出身とはいえ、会議が終わってしまったら札幌に帰るので、(自分が)よそ者のような気分がして。これではいけないと思い、赤平に住居を構えて住民票も移したんです」と”赤平愛”を明かし、会場を驚かせた。さらに「財政破綻に陥った時、町(赤平)は悲惨な雰囲気なのかと思ったら地元の人たちはとてもポジティブで。元気づけようと思って赤平に行ったのに、逆に元気をもらいましたね」とコメントしつつ、「東京で仕事をしていたら悩むこともあるけれど、赤平の町に行くと活性化されて元気になれて、リフレッシュ出来るんです。そういう力がローカル(地方)にはある」と力強く語った。対する市長も「鈴井監督が持つその”本気さ”や、地元の人の『やるぞ!』という気持ちが、こういう形に繋がっているんだと思います」と語り、ふたりの”北海道愛”が伝わるトークイベントとなった。 |