映画情報どっとこむ ralph 小泉八雲原作「怪談」の一編である「雪女」を新たな解釈のもと、杉野希妃監督が青木崇高さん、山口まゆさんを起用し自ら雪女とユキの2役を演じ映画化した「雪女」。

3月4日(土)公開を迎え初日舞台挨拶がヒューマントラストシネマ有楽町にて行われ、監督兼主役の杉野希妃、キャストの青木崇高、山口まゆが登壇しました。

初日舞台挨拶
日付:3月4日(土)
場所:ヒューマントラストシネマ有楽町
登壇:杉野希妃、青木崇高、山口まゆ 

映画情報どっとこむ ralph 見終えたばかりの観客の前に登壇した皆さん。
司会者に、なぜ、いま雪女だったのか?聞かれた杉野監督は

杉野監督:数年前に小泉八雲の本を読んだときに、現代人が忘れている、自然への畏怖や恩恵が詰まっていて。だから今雪女にひかれました。そして、人ならざるものと人間の間に生まれた子供・・・異種の交わりの末に興味がでてきて。アメリカのもどかしさもありますし、大切なものとは何なのかを表現してみたかったのです。

と、他種排斥も人の心の一端であることをえぐろうとする、監督の意気込みが見え隠れ。司会者になぜ監督と主演を兼ねたのか聞かれると・・・

杉野監督:本を読んで、雪女をになりたくて・・・この世に化けて出たいなと。映画業界で戦ってきたので。

と、この業界での新参をなめてきたご様子の監督。さらに青木さんの起用理由を

杉野監督:人間化していく雪女の対称的で、感情表現が豊かな方で、役者としても人間的なところも、青木さんなら身をささげてくれそうだなと思ってオファーしました。


その話を聞いて、青木さんは

青木さん:釜山でうなぎを食べてるときにこのお話をいただいて。正直、雪女想像しにくかったのですけどね。お引き受けした後は、監督の世界感を堀底げて。立ち位置は自然が大前提で、その恩恵を一日一日、欲深くなく感謝しながら生きている普通の人間を意識しました。そのほうが、非日常が、より際立つかなと思いました。

と、役作りに関して述べました。一方、オファーが来た時のことを


山口さん:台本をいただいて、監督と主演の方が偶然同じ名前なんだなー・・・と不思議でした!

と、ちょっと天然な山口さん。つづけて

山口さん:2代目雪女を演じるのは、わくわくしましたが大変で。でも、監督が女優さんなのは、気兼ねなく役に対するアプローチを演技面で聞けたりして、とても勉強になりました。踊りはクラッシックをやっていたのですが日舞は初めてで。広島に入る前に、踊りをを先生に習いました。楽しかったです。

と役作りを明かしました。

映画情報どっとこむ ralph 話は、小泉八雲の朗読会で来られなかった伝道師のような佐野さんに関することに。

監督:以前変態な親子を演じて。その時に雪女を取りたいことを話をしたら、やりなよとおっしゃっていただけて。佐野史郎さんであて書きさせていただきました。

と、佐野さんありきのの展開を考えていたそう。共演者が監督なことに対して青木さんと山口さんは

青木さん:向かい合ってお芝居していて気持ち・・・が入ってるときに、カット!そのまま、モニターに走って行って、雪女のままカメラチェック。はたから見てると面白い光景でした。それもすぐ慣れましたけどね。

山口さん:(青木さんの言った)そのまんまですね。(女優監督をやりたい?)そうですね。杉野さんに続く・・頭の片隅に。

一方、演出家と女優の切り替えを尋ねられた杉野監督は

杉野監督:切り替えとかしてなくて・・・感覚もなかったです。雪女として、雪女を撮るのがやりたかったことなので。体力的には大変でしたが、周りのエネルギーが集中して乗り切りました。、

映画情報どっとこむ ralph

最後に

杉野監督:2年前に事故にあって、入院中に脚本を書いて。特別の中の特別。自分にとっては思い入れが深い作品です。ぜひご覧になってください。よろしくお願いします!

青木さん:撮影は大変でした。でも、情熱執念で作品を作ったと思います。人じゃないものの力を引き寄せて作品になったのかと思います。監督はこれからも、どんどん世界和へ進出していただきたいですね。

山口さん:この作品は女優として2作目。まだまだわからないことも沢山ありましたが、この作品にかかわらせていただいて感謝しています。

と、イベントを締めました。

イントロダクション
国際派映画人、杉野希妃による21世紀の雪女がここに誕生

100年以上前に小泉八雲が著した「怪談」は、日本各地の伝説を怪奇文学に昇華させた作品。その中の一編「雪女」を、独自の解釈で杉野希妃が映画化したのが本作である。『マンガ肉と僕』、『欲動』に続く、監督第三作としてかねてから映画化を切望していた杉野が、自ら雪女とユキの二役に挑んだ。主人公の巳之吉役に、活躍目覚ましい青木崇高、娘のウメに注目の若手山口まゆ。佐野史郎、宮崎美子、山本剛史、松岡広大など演技派、若手が脇を固め、大ベテランの水野久美がひきしめる。

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監督 : 杉野希妃
プロデューサー : 小野光輔
プロデューサー : 門田大地
共同プロデューサー : 福島珠理
撮影監督 : 上野彰吾
脚本 : 重田光雄
美術 : 田中真紗美
音楽 : sow jow
2016年/日本/日本語(英語字幕付)/96分/カラー&モノクロ/シネマスコープ/Strereo
©Snow Woman Film Partners

キャスト
杉野希妃
青木崇高
山口まゆ
佐野史郎
水野久美
宮崎美子
山本剛史
      

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