西川美和xオダギリジョー 『ゆれる』以来、10年ぶりのトークショー実施!
『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が、『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎え、直木賞候補となった自らの小説を映画化する最新作『永い言い訳』が現在全国で公開中です。 そして!! 西川美和監督が、自身の大ヒット作『ゆれる』(06年)に主演したオダギリジョーさんをお招きして、トークショーを実施。 『ゆれる』をきっかけに盟友として交流を深めてきたふたりの公の場でのツーショットは『ゆれる』以来10年ぶり。この10年間のそれぞれの活動や、役者論などを中心にここでしか聞けない濃いトークが繰り広げられました。 日時:12月3日(土) |
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池袋・シネマロサにて行われた今回のトークショー、『永い言い訳』西川美和監督と、以前西川監督の『ゆれる』(2006年)で主演・早川猛をつとめたオダギリジョーが登場。西川監督はオダギリさんを
西川監督:とても信頼している俳優です。 オダギリさん:嘘くさいですね(笑)。西川監督のこの『永い言い訳』は傑作です。 とベタ褒め。 西川監督:嘘くさいですね、今の流れだと(笑)。 と監督も笑顔をみせた。『永い言い訳』を二回観たというオダギリさんは、今回の西川監督とのトークショーに登壇するにあたり、06年の公開以来初めて『ゆれる』を観たそうで、 「20代最後の作品で、十分に気合いを入れて臨んだはずなのに、今観ると自分がショボいですね。取り直したい(笑)。 とコメント。 西川監督:やり直すか・・ と息ピッタリの掛け合いを見せ、会場を沸かせました。 |
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『永い言い訳』での印象に残っている台詞を聞かれると、
オダギリさん:本木さんの『そうでしょう?』は、あれは台詞ですか?本木さんのリアルな口癖だから。本木さんには幸夫役がピッタリ、本木さんが幸夫じゃなかったら観ないですもん。 と、本木の役のハマりっぷりを証言。 オダギリさん:僕、本木さんから影響受けてるところが20%くらい…言い過ぎか、17%くらいあるんですよ。芝居もそうだけどファッションとか。 と、以前より本木さんの大ファンであること明かし。普段からオダギリの活躍に注目している監督は・・・ 西川監督:最近の作品を観ていると、私と一緒にやっていた頃はとんがっていたんだなと思います。 オダギリさん:僕も『ゆれる』のメイキングを観ていて、自分生意気だなと思いました。 と若い頃の自分を振り返った。 西川監督:オダギリさんは良い緊張感を出してくる。目指しているものも近いものがあると思うし、同志として特別に思っています。 とオダギリへの信頼を見せると、 オダギリさん:こんな凄い作品撮ったら、次に撮りたいものがないでしょう。西川作品の完成形を見せつけられた気がします。観点が素晴らしく、同世代なのに西川監督は、研ぎ澄まされすぎています。拝みそうになっちゃった! と絶賛。 |
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また、
オダギリさん:自分の演じた早川が歳をとったら、幸夫みたいな人間になるんだと思う。西川監督の作品が一本繋がっているように見えました。 と自身が主演した『ゆれる』と『永い言い訳』に通じる接点を語った。 息の合ったトークを繰り広げていたふたりだったが、トーク終了時間を司会者から伝えられると オダギリさん:僕、今日時間があるからまだできますよ。 と西川監督との久しぶりの再会に、笑顔で終わりを惜しむ姿を見せた。 公式サイト: 公式twitter: |
出演:本木雅弘/竹原ピストル 藤田健心 白鳥玉季 堀内敬子/池松壮亮 黒木華 山田真歩/深津絵里
原作・脚本・監督:西川美和
原作:『永い言い訳』(文春文庫刊)
製作:「永い言い訳」製作委員会(バンダイビジュアル株式会社、株式会社AOI Pro.、株式会社テレビ東京、アスミック・エース株式会社、株式会社文藝春秋、
テレビ大阪株式会社) 制作プロダクション:株式会社AOI Pro. 配給:アスミック・エース ©2016「永い言い訳」製作委員会