ナチが埋めた200万個の地雷を撤去したのは、異国に置き去られた少年兵たちだった-
昨年の東京国際映画際で『地雷と少年兵』(Land of Mine )のというタイトルで上映された作品が、邦題を『ヒトラーの忘れもの』と改め12月よりシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開が決定しました!! ナチス・ドイツがデンマークの白い浜辺に遺したのは 地雷だけだったのかー? 美しい砂の下に封印されていた残酷な真実を、衝撃の史実に基づき映画化! |
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1945年5月、デンマーク。 ナチス・ドイツ降伏のあと、ドイツ軍が海岸線に埋めた地雷撤去のため、捕虜のドイツ兵たちが駆り出されたが、その多くが10代の少年兵たちだった。彼らは爆弾処理の最低限の訓練しか受けないまま、 200万個の地雷処理のためにデンマーク西海岸へと送られる。そこで彼らを迎えたデンマーク軍軍曹ラスムスンは、5年間に及ぶ残忍な侵略を受け、ドイツ人たちを憎悪し、罰してやろうと、少年兵たちに食べ物も与えず、地雷を探させるため毎日浜辺に向かわせていた。 しかし、一人、また一人と撤去失敗や誤爆によって目の前で死んでいく年若い少年兵たちを見るうちに、ラスムスンは葛藤を感じるようになる…。 歴史上の事実でありながら、デンマーク国内でもほとんど知られていなかった悲劇を題材にした本作は、デンマークのアカデミー賞にあたるロバート賞で作品賞や監督賞を含む最多6部門を受賞。さらに第28回東京国際映画祭で最優秀男優賞<ローラン・ムラ/ルイス・ホフマン>を受賞するなど、世界各国で絶賛を博したヒューマン・ドラマです。 舞台となる海岸は実際に地雷が埋められていた場所で撮影され、映像の美しさと、スリリングな物語というコントラストで観客を惹きつける。また、ほとんど演技経験のない新人俳優たちのみずみずしい存在感が本作に眩しいほどのバイタリティーを吹き込んでいる。 |
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メガホンを取ったのは長編映画3作目となるマーチン・サントフリート監督。
次回作にジャレット・レト、浅野忠信を迎え、第二次大戦後の日本のヤクザ社会に身を投じるアメリカ人兵士の運命を描く『The Outsider(原題)』が控える注目の新鋭です。 第28回東京国際映画祭 最優秀男優賞受賞作品 『ヒトラーの忘れもの』 12月、シネスイッチ銀座他全国順次ロードショー |
脚本・監督:マーチン・サントフリート
出演:ローラン・ムラ、ミゲル・ボー・フルスゴー、ルイス・ホフマンほか
2015/デンマーク・ドイツ/カラー/
ドイツ語・デンマーク語・英語/
101分/シネマスコープ/
5.1ch
配給:キノフィルムズ
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