『凶悪』の白石和彌監督の待望の最新作『日本で一番悪い奴ら』は、綾野剛さんや中村獅童さんの凄すぎる演技で国内外からの絶賛の声が届いていて公開中です!
そして、7月2日(土)〜7月8日(金)まで、白石和彌監督による7日間連続トークイベント実施中ですが、第三弾は映画初出演、まさかのパキスタン人役に大抜擢されたデニスの植野行雄さんと、同期でハーフ芸人仲間のマテンロウのアントニーさんが登場。
日付:7月4日 |
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植野さんは日本とブラジルのハーフで、日本生まれ日本育ち、で日本語しか話せないのですが・・・・今回の役どころはカタコトを話すパキスタン人。出演オファーを受けて、
植野さん:お話をいただいたときは、覚せい剤と銃がいっぱい出てくる話とだけ聞いてたのですが、その後ちゃんと話を伺ったら、白石監督の最新作で主演が綾野剛さんと聞いて、すぐに言いふらしましたね。 アントニーさん:僕もすぐに出演の話を聞かさました。 しかし、植野さんが演じたラシード役の候補はもう一人。舞台挨拶でも何度か出てきていましたが、それは監督がよく行くインド料理屋のインド人。ギリギリまで競っていたのだが、最後の最後で植野が勝ち取ったそう。 アントニーさん:吉本の楽屋でずっとカタコトの日本語が聞こえていた。 と言い、相当カタコトの練習をしていたという。 植野さん:映画に出演すると決まってから、インド料理屋に行ったけど、インド語で話しているだけだった。監督からはカタコトでいきましょうと撮影前に言われただけ。色々調べてみたが、カタコトは人それぞれ。最終的には自分なりにやろうと思い、撮影に挑みました。 と言うも、撮影現場では不安いっぱいだったようで監督は、 白石監督:そのオドオドしている感じがよかったよ。 |
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そして、現場に入ってからは、
植野さん:演者に飲まれないようにした。獅童さんと初めてお会いしたのは、撮影ですでに黒岩の恰好だったんで、車から降りてきて、『はい、どうもこんにちわー』って。『本物でてきたー!』と思いました。撮影初日は飲みに連れてってくれて、その後誕生日会にも呼んでくれて、良くしていただいています。60人ぐらいいる誕生日会では3年ぶりにウケて、翌日高熱でた(笑)。 とエピソードを語り、さらに、 植野さん:剛くんとダイスくんは同じ世代なので・・・ アントニーさん:ちょっと待って、剛くんって呼んでんの!?腹立つー!調子乗ってるわー! ツッコミ!!そして、 アントニーさん:僕でもよかったんちゃいますか?虎視眈々と狙ってますよ。どういう役がいいですか? と白石監督に出演交渉を行うも・・・ アンソニーさん・植野さん:黒人なんでしょうね。『メン・イン・ブラック5』 はどうですか?監督ハリウッドに行ってくださいよ! と逆に二人が白石監督へのハリウッド進出を後押しした。 |
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アントニーさんは、本作を2回見たそうで、
アントニーさん:とてもかっこよくて、面白い映画やった。行雄ちゃんの登場シーン、めっちゃ笑った。腹立つし、悔しいし、羨ましい! とやはり自分が出演できなかったことに悔しがる。と、植野がプライベートで映画館に本作を観に来たことを監督が暴露! 白石監督:行雄ちゃんプライベートで観に来たんだよね。 植野さん:0時50分の夜中の回にバルト9にホステスと見に来ました。映画で僕が出てきたら笑ってたのでいい感じやなと思って、映画が終わったあとイキった感じで『どうやった?』と聞くと『綾野剛くんカッコイイね!』と言われて、そのまま解散でした。単に1800円おごって帰ったっていう。 会場大爆笑!白石監督と植野さん、アントニーさんのイベントは笑い笑いで終了となりました。 映画『日本で一番悪い奴ら』 絶賛公開中! 公式サイト:www.nichiwaru.com |
監督:白石和彌
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗
原作:稲葉圭昭「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」(講談社文庫)
出演:綾野剛、中村獅童、YOUNG DAIS、植野行雄(デニス) 、ピエール瀧
配給:東映・日活
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
企画協力:フラミンゴ
(C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会