株式会社東北新社が、女性声優ユニット育成プロジェクト「キミコエ・プロジェクト ~supported by ファミリー劇場」を発足。 “声”に重点をおいた“キミコエ・オーディション”絶賛募集中です。

そして、Anime Japn2016オープンステージ内にて、本プロジェクトのイベントを実施。
キミコエオーディション

オーディションの審査員に加え、声優・星野貴紀さんを招き“声のお仕事の裏側トーク“や観覧者参加型の模擬オーディションが行われ、会場は大きな盛り上がりを見せました。

ステージイベント概要
日時:3月27日(日)16:10〜16:50
会場:東京ビックサイト
AnimeJapan2016オープンステージ

登壇者:伊藤尚往(アニメーション監督/オーバーロード等)

    清水洋史(東北新社・音響監督/ルパン三世新TVシリーズ等)

    木皿陽平(株式会社ランティス:プロデューサーラブライブ! (μ’s)、等)

    星野貴紀(声優/ノラガミ ARAGOTO(陸巴役),遊☆戯☆王ARC-V(ジャック・アトラス役)

本日、東京ビックサイトで開催された日本最大級のアニメイベント、AnimeJapan内オープンステージにて、オーディションの審査員に加え、声優の星野貴紀さんを招いたステージイベントが実施されました。
キミコエ_.プロジェクトjpg
会場には声優志望の方や、声優に興味を持つ方、アニメファンなど、大勢の観客が来場し、熱気あふれる空間。そこに登場したのは、本プロジェクト審査員を務めるアニメ監督の伊藤尚往、音響監督の清水洋史、ラブライブ!でおなじみの音楽プロデューサーの木皿陽平、そして声優の星野貴紀という、実際のアニメの制作現場を熟知している4名。まずは「アニメ作品の声優さんを決めるオーディションはどのようにして決めるの?」というテーマからトークはスタート。

伊藤さん:いろんな場合がありますが、オーディションを行う場合は、声優事務所から出ていただける方を紹介してもらいます。その時は録音テープを聞いたり、実際にスタジオに来てもらって原稿を読んでいただいたりします。そうやって録った素材に対して、監督や音響監督、プロデューサーや原作者の方など、いろんな方の意見を聞きながら、ひとりひとりのキャストを決めていきます。もちろん何人かで芝居をするものですから、全体のバランスも必要となります。

と解説。しかし当然、それぞれに意見が異なることもしょっちゅうであり、そういった時はスタッフ同士の話し合い、議論などで決めていくとのこと。また、声を聞いて一発で惚れ込むということもあるようで、

伊藤さん:オーディションには、声を知らない役者さんも来ます。その時に初めて声を聞いて、絵に対してピッタリだなと思うこともある。

アニメ作品には歌がフィーチャーされた作品もありますが、その時はどのように決められるのでしょうか。

木皿さん:歌の要素が多い作品は、その人の歌を聴いてから決めるということもあると思います。基本的には映像は監督がクオリティーを担保するものだと思うので、監督と相談しながらですが、その人がいい感じで歌を映像に残せるかどうかが大事。それは声量があるとか、音感があるとか、そういうものでもなく、その人がどういう表現者なのか。そういうところも含めて決まる。必ずしも歌がうまいだけでは十分ではなくて、それだけだと上手だねというだけで終わってしまう。われわれも何十人、何百人と声を聞くので、光る人は一発で分かるんです。

そんなオーディションについて

星野さん:オーディションもサンプルを提出するサンプルオーディションや、実際に足を運んで行うオーディションもあります。会場では、普段、談笑する人たちでも本番を終えるまではみんな役に集中している。気持ちのいい緊張感があります。僕は最初は声優じゃなかったんです。とあるテレビ番組の企画で声優をやらせてもらうことになったんですが、そういう意味では今回の『キミコエ・オーディション』に僕の経歴は似ているかなと思いますね。番組内の企画とはいえ、そこで共演者同士切磋琢磨(せっさたくま)しました。そこから役をゲットできた時はうれしかったですね。

また、この日は、会場内から声優志望の参加者を募り、疑似オーディションが行われ・・・。

二人の女性がステージに登壇し、大勢の観客を前に、堂々たる演技を見せた。

伊藤さん:すごいですね。ちゃんと感情も入っていた。

と感心した様子で切り出すと、

清水さん:まずはこの度胸に拍手を送りたい。二人とも声がしっかりしていたし、生き生きしていた。ただひとつだけ感じたことを言うなら、二人とも他人をやろうとしている。これだけのことができるなら、もっと自分に近い表現ができるのではないでしょうか!?

とアドバイスを送った。

そして・・
木皿さん:二人とも字を追って読むのに精いっぱいだった気がします。文字面を追うのではなく、この世界に入り込んでもらうといいんじゃないかなと思いました。

と続けると、さらに

星野さん:最近、気付いたことなんですが、台本を見ながらマイク前に立つと、台本と自分との距離感になってしまう。当然、その間には話しかけている人がいない。だから台本は素通りして、話しかける相手を見てあげないと、世界が狭くなってしまうので、もしまた演技をする機会があったら、お話をする人を見てあげたらいいと思います。二人とも声が魅力的ですし、声もしっかり出ていると思うので、しっかりやっていただきたい。今度はスタジオでお会いしたいですね。

とエールを送った。

そして最後にオーディションの参加者に向けてメッセージを送る4人。

伊藤さん:アニメ作品のヒロインを担当していただくので、実力もそうですが、主役ならではの、他の声優と比べても秀でているものがあるような方だったらいいなと思います。あとは当然、いろいろな方とお仕事をするので、協調性のある方ですね。そんな方を待っています。

清水さん:基本的にオーディションというのはプロが対象なので、こういう形式でのオーディションは珍しい。今回は作品を作ると同時に、僕ら自身で役者さんにしていくつもりです。だから、そういう共同で作品を作っていく熱意を持った人に出会いたいと思いますし、そういう人に応募してほしいですね。

木皿さん:応募してくれる方はいっぱいいると思うけど、基本的にその人の技術とかよりも一緒にやりたいと思う方が大事。これも一種の出会いの場なので、楽しみにしています。

星野さん:僕も企画でデビューしてから15年くらい声優をやっていますが、やはり人生が変わります。これはチャンスだと思うので、おじけずに応募していただけたらと思います。

と呼びかけ、トークイベントは終了となりました。

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3月1日からスタートしているヒロイン声優オーディション「キミコエ・オーディション」は、CS放送局ファミリー劇場の強力なサポート、および映像・音響制作・プロモーションという東北新社グループ各セクションの総力を挙げて、様々なジャンルで活躍できる新世代のヒロイン声優たちを発掘、育成。合格後は東北新社製作オリジナルアニメーション出演&歌手デビューが決定している。また応募者はオーディションの途中段階で、プロによる無料レッスンを受講できるチャンスもある。

↓オーディションに関する詳細はこちらから
公式HP:http://kimikoe.com
Twitter:kimikoe_info

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