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リリー・フランキー15年ぶりの単独主演最新作『シェル・コレクター』がテアトル新宿、沖縄の桜坂劇場ほか絶賛上映中です。
この公開を記念して、『シェル・コレクター』坪田義史監督と、3/26に公開する映画『無伴奏』の矢崎仁司監督登壇のトークイベントが行われました。
出演者の顔ぶれも、『シェル・コレクター』はリリー・フランキー、寺島しのぶ、池松壮亮、橋本愛、『無伴奏』は成海璃子、池松壮亮、斎藤工という誰もが知るシネフィル俳優大集合! 共通点の多い奇才監督2人に、たっぷりと最新作についても語りました! 『シェル・コレクター』公開記念トーク |
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Q:実は『無伴奏』は坪田義史監督の前作『美代子阿佐ヶ谷気分』を参考にしていたんですか?!
坪田監督:共通するプロデューサーがいて、前作『美代子阿佐ヶ谷気分』のときに矢崎監督が電話してくれてから交流しているんですよね。 矢崎監督:坪田監督に会いたかったのになかなか会えなかったんですよね。『美代子阿佐ヶ谷気分』が好きで、こういう映画を撮れるってすごいな、かなわないなと思っていたんです。僕の最新作『無伴奏』も、1960~70年代が題材なので、この時代の作品をたくさん見ていてのですが、『美代子阿佐ヶ谷気分』が一番参考になりました。空気感とか、あの時代の雰囲気とか。 坪田監督:確かに体が先に動く時代だったかも知れませんね。 |
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Q:原作から映画を作ること
坪田監督:最初は『シェル・コレクター』の原作者のアンソニー・ドーアさんに手紙を書いたりしたんですが、脚本を書いたり作品のイメージを膨らませていくうちに原作は意識しなくなりました。 矢崎監督:僕の場合、外国人原作だと諦めちゃうな(笑)。 Q:両作品に池松壮亮さんが出演、またみな映画ファンの俳優が出演
矢崎監督:俳優はどういう風に役作りをするのかが大事で、ポール・ニューマンが「俳優の時は監督の気持ちでやる、監督の時は俳優の気持ちでやる」と言っていたんですけど、まさしく池松くんは、監督的に映画を全体的に考えている。本当に助かったことが多かったです。すごい役者さんですよね。 |
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Q:文化庁在外派遣芸術家派遣での海外生活
矢崎監督:ロンドンは1年目は大嫌いで、2年目は好きになった。その気持ちの変化を映画にしようと思って脚本を書きました。ロンドンの地下鉄にも、いろいろな人種がいて、そんな映画を撮ろうと。その時まで映画というものに立ち向かっていたけれど、映画の隣に座れるようになりましたね。 坪田監督:NYはアートを売っている場所がたくさんあるんです。そういうところへ行って、何が売れるのかを毎日見ていました。日本で自分の作品をどう売ったら売れるのか、アウトサイダーとして、自分のやりたいことをどうやるかと、そんなことばかり考えていました。 Q:『シェル・コレクター』について 坪田監督:『シェル・コレクター』は、評価が分かれる映画だと思っています。気にいってくれたら、僕と友達になりましょう(笑)。 矢崎監督:映画は映像で魅せないとダメ。最近の監督はそういう人が少ない。坪田監督は映像を信じている人だよね。こういうすごい映画をヒットさせたいと思っています。映画を観て、わからないなと思うかもしれないけれど、映画は感じればいいので、友達を誘ってぜひまた観に来てください。 『シェル・コレクター』 大ヒット上映中! |
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物語・・・貝の美しさと謎に魅了され、その世界で名を成した盲目の学者は妻子と離れ、沖縄の孤島で厭世的生活を送っていた。 しかし、島に流れ着いた女・いづみの奇病を偶然にも貝の毒で治したために、それを知った人々が貝による奇跡的な治療を求めて次々と島に押し寄せるようになる。その中には息子・光や、同じく奇病を患う娘・嶌子を助けようとする地元の有力者・弓場の姿もあった。 |
出演:
リリー・フランキー 池松壮亮 橋本 愛 普久原明 新垣正弘 / 寺島しのぶ
監督・編集:坪田義史(『美代子阿佐ヶ谷気分』
脚本:澤井香織、坪田義史
原作:アンソニー・ドーア『シェル・コレクター』(新潮クレスト・ブックス刊)
(C)2016 Shell Collector LLC(USA)、『シェル・コレクター』製作委員会
配給:ビターズ・エンド
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矢崎監督:今までも原作ものが多かったんですが、原作者が第一の観客だと思っていて、原作者に見せたい作品にしようと思っています。まず原作者の自画像を探すところからはじめますね。『無伴奏』では原作には書いてないけれど、小池真理子先生のエッセイに書いてあった部分を入れたりしました。
坪田監督:『シェル・コレクター』の原作の中で池松くんが演じた役は「バカで野球好きで純粋な人物」だったので、脚本を読んだ時に、どう演じていいかわからなかったらしいんです。でも、リリーさんの息子役なので、演じているうちにリリーさんになんとなく似てしまうと言っていて、不思議だなと思いましたね。

物語・・・



