カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞

人間愛にみちた崇高なる名作、今蘇る!

イタリアの巨匠エルマンノ・オルミ監督作『木靴の樹』を3月26日(土)より、岩波ホールほか順次全国にて公開です。

そして、この度予告編が到着しました!

『木靴の樹』ポスター

本作は、世界の巨匠エルマンノ・オルミ監督の長き映画人生における金字塔。

名もなき人々に向けるやさしく深い眼差し。社会の不条理への静かな告発。

19世紀末 北イタリアのベルガモを舞台に、厳しい大地主のもとにありながら、肩を寄せ合うようにして暮す四軒の農家の貧しくつましい日々が描かれています。

『木靴の樹』s1このたび完成した予告編では、大切な木靴が割れてしまったバティスティ家のミネク少年と、村から遠く離れた学校に通う息子のために、ポプラの樹を伐り新しい木靴を作ろうとする父親のエピソードを軸に、共に暮らす農家の家族たちの暮らしが、秋から冬、そして春へと、大地の四季のめぐりとともに映し出されています。

『木靴の樹』s2オール・ロケーション、さらに、人工的な照明を排し、ほとんど自然光だけでの撮影にもかかわらず、画面には美しい色彩が溢れています。

また、本作の出演者はすべて、実際にベルガモ近郊に暮らす素人の農民たちを起用しており、オルミ監督の徹底したリアリズムが突き抜かれています。

厳しい農作業、祭、結婚、出産、喜びと悲しみ──現代の文明社会とは対極にある人々の暮らしは、初公開から37年の年月を経た今 甦ります。

木靴の樹

公式サイト:www.zaziefilms.com/kigutsu/

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監督・脚本・撮影・編集:エルマンノ・オルミ 
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
美術:エンリコ・トヴァリエリ
出演:ルイジ・オルナーギ フランチェスカ・モリッジ オマール・ブリニョッリ

原題:L’Albero degli zoccoli 
1978年/イタリア/187分/カラー/スタンダード
(c) 1978 RAI-ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO – ISTITUTE LUCE Roma Italy
   

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