7月25日(土)に初日を迎えた映画「東京無国籍少女」の初日舞台挨拶が行われ、主演の清野菜名さん、そして、彼女をいびる役の田中日奈子さん、吉永アユリさん、花影花音さん、押井守監督が登壇。
先日のトークショーで若い女の子は苦手と語っていた押井監督、今回は若い女性に囲まれての舞台挨拶は如何に・・・ 『東京無国籍少女』初日舞台挨拶 |
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清野さん:本日はお忙しい中ありがとうございます。今回初めての主演を務めさせていただきました。プレッシャーや不安があったのですが、監督やスタッフさん、キャストの皆さんに本当に支えられて最後まで演じきることが出来たなと思います。 田中さん:演じた役は私の中では難しい感じだったのですが最後まで演じきることが出来て嬉しく思っています。 吉永さん:清野さんを苛める役だったんですが、現在現役の女子高生なので高校生らしく演じられたと思います。 花影さん:とても楽しく演じることが出来ました。映画観ると私沖縄出身なので、画面に映ると黒いなー実感しました。 押井監督:(盛大な拍手)こうして並んでいると違和感があります。ご覧になった通りの映画です。前半を耐えられればOKです。後半の見せ場に満足していただければと思います。 |
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MC:撮影現場に入った印象は?
清野さん:台本の内容が薄くて。監督は現場で足していくからと。不安で不安でしょうがなかったです。 3JK:不安でした MC:押井監督の印象は? 花影さん:押井監督は何をお考えになっているか全然わからなかったです。 清野さん:声が小さい。何度も何度も監督と話して演技したので。 押井監督:そんなに小さい?。不安はいい。不安な世界を描いているんで。冗談も受けないしね。 全員:・・・・・気づかなかった。 押井監督:兎に角、エキストラも含めて女の子達がうるさい。楽屋遠ざけてもらいました。 |
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MC:初めてやったことを教えてください。
押井監督:初めてのことをしようと言う企画。暴力は描いてきたけど、刺して血が飛び出るとかは初めてなんです。でもやり始めると止まらなくなることがわかりました。楽しくて。これからもやろうかと。 MC:清野さんは初主演。今までと違ったことは? MC:アクションシーンの準備が短かったと。 MC:キャスティングはいかがでしたか? 押井監督:清野でなければできなかった。アクションはできるのはわかってたけど、セリフのない感情をどう表すかは不安だった。でも結果は良かったので。セリフのないお芝居が重要だと思っているので。 で、3人は名前と顔を覚えるのが大変だった。 |
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ここで、押井監督から花束贈呈! そして、清野さんが欲しかったセグウェイも贈呈! 押井監督:初めて主演やる人には多少責任を感じるので。また、やりましょう。 清野さん:私も撮影途中から監督に引き込まれていって、この作品が終わっても、別の作品でご一緒できたらなと思っていたので、これからもよろしくお願いいたします。 この映画は私にとって宝物になりました。皆さんの心にも残る作品になるといいなと思います。今日はありがとうございました。 憂鬱な少女の日々は、衝撃のラスト15分を迎える 「東京無国籍少女」 新宿バルト9ほか絶賛全国ロードショー中!! 公式HP:mukokuseki-movie.com |
とある女子美術高等専門学校。事故で心身に傷を抱えた若き天才アーティストの藍は、彼女を利用しようとする大人達や嫉妬深い同級生達に囲まれ、心休まることのない学園生活を送っていた。他人とうまく交われず、生活事態が戦いとなっている少女の憂鬱な日々は、ラスト15分に衝撃の展開を迎える。
押井守監督は、清野菜名のポテンシャルを確信し主演に起用。園子温監督作品『TOKYO TRIBE』に続き、世界的な監督作品への抜擢となった清野菜名にとって、初の主演作となった。共演には、ミュージシャンでありながら俳優としても大きな注目を集め続ける金子ノブアキ。押井監督自身が、「自分がこれまで設定してきた枠を取り払った」と語る本作は、血まみれの暴力描写、最低限のCGI、ストイックで緊張感に満ちた映像の数々など、過去の実写作とは一線を画す。ぜひ「アニメの専売特許を実写でやった」
監督/押井守
出演/清野菜名 金子ノブアキ/田中日奈子 吉永アユリ 花影香音/りりィ 本田博太郎
配給/東映ビデオ
上映時間/85分
(C)2015東映ビデオ