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柚木麻子、映画化
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アザービジュアル、各界からのコメント、メイキング映像解禁アザービジュアル6点がこの度解禁、通常ポスターとは違う縦長仕様の形状で統一されている。希代子・朱里・奈津子・恭子の4人がドレスを纏い見上げる写真では「夢のような時間(とき)だったかもしれないー」のキャッチコピー。ifを感じさせファンタジックな印象の1枚に。
メイキング映像の解禁メイキング映像では、ロケ地である江ノ島付近の海岸の模様や、まだ工事中の下北沢の様子が映し出され、吉田監督と綿密にコミュニケーションを取る様子の希代子(當真あみ)、朱里(中島セナ)の姿が。また下北沢の駅内では、エキストラを多く配置し、「みんなソワソワしている」という言葉も出ているように緊張している雰囲気が伝わってくる。撮影の合間のひと時の表情も映し出され、映画本編のシリアスな部分とはまた違った撮影風景がみられる。 |
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各界からのコメント
身に覚えがある。自分の輪郭もままならないうち、強いられた庭のなかで生き続けなければなかったこと。憧れの愛で方も知らず、枯らせるばかりだった頃のこと。それぞれがそれぞれに、自らの毒でその身を痛めつけていた。あの苦しみに意味はあっただろうか。もはや記憶とも呼べない欠片が、ときどきほんの一瞬足先をくすぐる。そうか、私はいまだ裸足だったのか。少女たちの笑い声がまだ遠くに聞こえている。私もたしかに、あそこにいた。 特別になりたくて、 少女たちの心の機微に焦点を当てた作品は、この世にごまんとある。日本映画だけに絞ってみても、ありとあらゆる角度から語り尽くされてきた。しかし本作はそのどれとも違う。分かりやすく残酷な事件が起こるわけではないし、そうした描写はひとつとしてないように思える。ただ、最初から最後まで恐ろしい。何度も何度も息を呑む。これぞ“演出の映画”なのだ。 正反対な少女たちは、出逢った瞬間に違うからこそ猛烈に惹かれ合い、だからこそ反発し合う。 高校時代。男子校にいた僕は自分が特別な存在であることを常に意識している奴をどこか毛嫌いしていた。自分は客観的に常に平等でいようと努めていた。特別な彼は「お前はいい奴だから」と僕に近づいてきた。僕にはそんな彼が鬱陶しく思える時があったが、極力問題が起きないように振る舞うことも忘れずにいた。こんな事書きながら本作は女子の映画である。つまり本作は性別に関わらず思春期特有の普遍的な人間関係を描いてくれている。女子である分、可愛さと醜さが不可分にも共存し、グロテスクとも言える。画面も生々しく彼女たちに寄り添ったり突き放したり容赦ない。 女子校で青春時代を過ごした私は、 「ただ、一緒にいたかっただけなんだ」 瑞々しい棘をもつ青春の物語り。透明感のある映像美と若さの揺らぎのコントラストが光る。 青春ってその輝きを肯定する言葉だと思っていたけれど、高校生たちの複雑な心情、言葉が意図せずにいろんな方向へ広がっていくことを見つめ直させてくれる青春の物語りがとても嬉しかった。いつでもきっと友情を問い直せると思わせてくれた。
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『終点のあの子』
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原作:柚木麻子『終点のあの子』(文春文庫)
監督・脚本:吉田浩太
出演:當真あみ、中島セナ
平澤宏々路、南琴奈
新原泰佑、小西桜子、野村麻純、陣野小和/深川麻衣、石田ひかり
原作:柚木麻子『終点のあの子』(文春文庫)
監督・脚本:吉田浩太
プロデューサー:前信介 協力プロデューサー:小宮誠
撮影:中島唱太 照明:土山正人 録音:岸川達也
音楽:茂野雅道 助監督:川松尚良 美術:中村哲太郎
スタイリスト:小宮山芽以 ヘアメイク:岩鎌智美 スチール:濱田英明
企画協力:文藝春秋 配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS 宣伝:山口慎平 平井万里子
製作・配給:グラスゴー15
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