ネイチャードキュメンタリーのトップブランド<BBCアース>が、子供から大人まで幅広い世代に愛される〈ピクサー・スタジオ〉の協力を得て生み出した、
アフレコ中の斎藤工さん
アフレコ中の斎藤工さん

映画
小さな世界はワンダーランド

が2015年5月9日(土)より新宿他全国公開し、本作のナレーションを務める、斎藤工さんに初日舞台挨拶に登壇しました!!

なんと、作品を見た直後の興奮冷めやらぬ子供達の質問になんでも答える特別授業を開講しました! 

『小さな世界はワンダーランド』初日舞台挨拶イベント概要
日 時:5月9日(土)
登壇者:斎藤工
場 所:TOHOシネマズ 新宿 スクリーン9

斎藤工先生

MC:ナレーションを録音した際はどうでしたか?

斎藤さん:ネイチャーものの良さはそこに映し出される生き物の情景が内側からひろがっていくところです。
なので、言葉は最小限であるべきだと思っていました。海外のオリジナル版はプロの方がナレーションをされているので
すごく抑揚があって、それが正解なのかなとも思いましたが、自分がナレーションをするという事の意味を
生み出せたらと思いのぞみました。

MC:本作の登場人物のシマリスとスコーピオンマウス、どちらがすきでしたか?
斎藤さん:会場の皆さんはいかがでしたか?ぼくは実はスコーピオンマウスが好きで、あんなにかわいい風体で、
果敢に的に戦いを挑むところがすごいなと。彼らからみたらサソリなんてとんでもない大きさですから、
ついつい応援しちゃいますよね。勝利の雄叫びのシーンもハリウッド映画を観ているようなスケールを感じました。
かっこ良かったです。

MC:リス同士が戦ってマトリックスのように宙を舞うシーンがありましたがいかがでしたか?
斎藤さん:体が小さいですが命がけで戦っている姿に感動しました。どんな格闘シーンにも負けない“本当”が詰まっていると思います。
ただ、最後にドングリを奪い返された泥棒リスがその後冬を超えられたかが気になります…。
なんとか生き延びていて欲しいなとおもいます。彼にもすごく感情移入しましたね。

MC:ネイチャー・ドキュメンタリーがお好きだと伺いました。

斎藤さん:もともとネイチャー・ドキュメンタリーが大好きで、俳優という仕事をする者が目指すべきなのはドキュメントだと思っています。当たり前の日常を生きようとしている彼らの姿は非常に強いですよね。CGを使わずにダイナミックな日常を描いているという点ではある意味かなわないです。ドキュメンタリーは注目すべきジャンルだと思います。

MC:本作のナレーションのオファーを受けられたときはいかがでしたか?

斎藤さん:もともと声の仕事に興味があって、本当は声の仕事と映画を作ることだけで生きていきたいくらいなんですが(笑)
プロの声優さんと仕事をするときはやっぱり本職の方は違うなと感じていたので、今回は大役をいただいたので自分らしく表現したいと思ってのぞみました。大変光栄でした。

MC:本作は44分で子供500円・大人1100円と大変安いですが、どんな方に観て欲しいですか?
斎藤さん:僕自身、短編とミュージックビデオを去年撮ったんですが、映画は二時間弱であるべきという概念があると思いますが、スマートフォンが普及している現代で二時間拘束されるのって結構リスキーですよね。
これからの映画はどうなっていくのかということを考えると、本作のスケールでこの尺はこれからの映画の行く末を占う形態だとおもいます。映画を観る料金も、日本は世界に比べて高いので、もっとフランクに観られたらいいなと思っていたので、凄くすてきな設定だと思います。

MC:本作のメガホンを取ったマーク・ブラウンロウ監督と会われたそうですね。
斎藤さん:そうなんです。顔が本当に小さくて、素敵で、モテそうで(笑)、すごく穏やかで。本当に聡明で暖かく、クリエイターらしい方でした。
生き物に向ける目線が本当に暖かくて、シマリスも名前を呼ばれると寄っていくほどなついていたらしく、ただカメラを持っていって撮るだけじゃなくて、生き物と共存していた方だからこそこういう映像がとれたんだと思いますし、そういう方だからこそ生き物までのこの距離感を実現できたんです。

ブラウンロウ監督が斎藤さんのナレーションを優しい声がすばらしく、プロフェッショナルだったとおっしゃっていたそうですが、
と言われると、「そうやって言うように台本に書いてもらいました(笑)代わりに寿司を奢っておいたんで(笑)」と答え、
会場が笑に包まれる場面も。「今のは冗談ですが、すごく光栄です。」

MC:続いて本日沢山お越しいただいたお子様から斎藤さんへの質問コーナーです。

Q:シマリスの口にはドングリがどのくらい入るんですか?

斎藤さん:10個くらいなので、左右の頬袋に5個づつかな?冬を超えるためには、100個集めるそうですよ。」

Q:リスからみたシカは、私たちから観たらどのくらいの大きさですか?

斎藤さん:キリンとかゾウとか、恐竜をみている感じですよね。逆に人間からみたらシマリスは昆虫くらいの大きさかな?相当大きいです!」

Q:スコーピオンマウスはどこに行けば会えますか?

斎藤さん:アリゾナの砂漠に住んでるからそこに行けば会えるんじゃないかな?会いたいですか?(お子さん:「会いたくないです。」)そうか、会いたくないか。そうだよね、行くまで大変そうだよね。この映画をみたら、実際にあったのと同じだしね。それにしても子供たちの質問って純粋ですよね、残高とか聞かないですもんね(笑)」

Q:斎藤さんは動物はすきですか?

斎藤さん:好きですね。小さい頃から犬、猫、亀、虫など沢山の動物に囲まれて育ったんです。小さな頃家に大きな犬がいて、これは姉から聞いた話なんですが、0歳のときにベランダから落ちそうになったらしくて、そのときに犬が僕をくわえて寝床に戻してくれたらしくて、もう『もののけ姫』とか人ごとじゃないですよ(笑)犬に育てられました(笑)動物はすきですか?(お子さん:「好きです。犬や猫やうさぎが飼いた!」)生き物の飼うのは大変だけど得る物も大きいから、お母さんと相談してね。

Q:斎藤さんの一番すきな動物はなんですか?

斎藤さん:難しいけど、昔は犬だったんだけど、最近猫に魅力を感じるようになって。気まぐれで主導権を握らせない感じとかすごく興味がありますね。あとはヒョウとか、亀とか。一番っていったのに、何個も答えて、大人はずるいよね(笑)
ちなみに動物は飼ってますか?(お子さん:語気強めに「飼ってない!!」)そうか飼ってないか(笑)なにが一番好きですか?(お子さん:「うさぎ」)飼いたい?(お子さん:「飼いたい!」)そうか。生き物を飼うのは得る事が大きいから、終わったらお母さんと現実的な話をしてね(笑)」

Q:斎藤さんは(シマリスやスコーピオンマウスみたいに)敵と戦えますか?

「戦えないです(笑)逃げ道を確認しますね、今日も非常口はどこかな、とか…(笑)戦いたいけど実際は難しいかな。(お子さん:「自分の身のためには戦わないで!」)そうだよね。でも、(たたかう動物は)かっこいいよね。」

最後に

斎藤さん:本日は朝早くから映画を観るという体験をしてくださってありがとうございました。「小さな世界はワンダーランド」はこれから映画がどうあるべきか考える上で一つ大きな鍵を握る作品です。リラックスして、家族やいろんな方と楽しんでいただけますので、ぜひ劇場でごらんください。

と映画人らしく締めくくり、会場を後にしました。

小さな世界はワンダーランド

ストーリーのあるドキュメンタリー

映画『小さな世界はワンダーランド

TOHOシネマズ 新宿 他全国公開中!

公式サイト:wonderland.gaga.ne.jp

料金:高校生以下/500円 一般・大学・シニア/1100円
※3D映画料金および、メガネ代別途 
※一律料金につき割引適用外
※前売り券なし

過去記事:マーク・ブラウンロウ監督初来日時のイベントの模様はこちら

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小さな世界はワンダーランドポスター
監督/脚本/製作:マーク・ブラウンロウ
『プラネットアース』

脚本/製作:マイケル・ガントン
『ライフ -いのちをつなぐ物語-』 

原題:TINY GIANTS3D/2014年/イギリス/カラー/5.1CH/ビスタ/44分/

吹替翻訳:中島多恵子
配給:ギャガ
提供:BBCワールドワイド ジャパン 
(C)BBC 2014  
   
 

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