映画情報どっとこむ ralph 山城達郎監督:劇場公開映画二作目

このたび、映画『心平、』が2024年8月17日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開に決定しました。
本作は、2014年の福島を舞台に、立ち入りを制限された町に足を踏み入れた心平と、その家族の葛藤を描いた人間ドラマです。
 
『心平、』
 
主人公の心平には、奥野瑛太(公開待機作に『碁盤斬り』『湖の女たち』など)。
数々の映画、TVドラマに出演する演技派俳優の彼が、本作では脚本の段階から参加し、心平を演じた。

奥野瑛太コメント
東日本大震災から13年。 撮影場所は福島県の内陸部から海岸部にまで及ぶものでした。未だに色濃く残す傷跡と、震災後に生まれたであろう景色に、その場に佇むことさえ僕には困難でした。撮影期間中、僕自身、心平の目を通してそれらを眺めることでなんとか福島に居させてくれたような気がしてます。
何気なく映る2023年撮影当時の景色を、心に留めていただけたら幸いです。

また、いつも兄のことを気にかけている妹のいちご役には、芦原優愛(ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」など)。
父の一平役には、下元史朗(『なん・なんだ』(主演)、『痛くない死に方』など)。
そして、脇を固めるのは、川瀬陽太、影山祐子、河屋秀俊、小林リュージュら。

監督は、山城達郎。
日本映画学校(現、日本映画大学)でサトウトシキ監督を師事、数々の作品の現場で助監督の経験を積む実力派。2022年『ダラダラ』で長編映画を初監督し、本作が劇場公開映画二作目。山城監督の新たなステップとなる。

山城監督コメント
限りある人生で、大切な人と過ごす時間はあとどのくらいなのかは分かりません。
だからこそ、今まで出会った人や、これから出会う人、映画に出てくる心平たちのことをできるだけ知りたいと思い、この映画をつくっていきました。
そして、不器用な家族がお互いのことや、自分自身に向き合う瞬間を描く物語になったのではと思っています。

全シーン福島のロケーションで撮影(撮影期間:2023年8月下旬~9月頭)、空っぽな家々、原発、海、放棄された田んぼ、天文台などが、物語の世界観を彩っている。

映画情報どっとこむ ralph

『心平、』

8月17日(土)より 新宿K’s cinema 他全国順次ロードショー

公式サイト:
https://shinpei.jp

X:
@shinpei_movie

ハシュタグ:#心平

物語・・・

世界から置いてきぼりをくらったような日本のすみっこ。
雑草だらけの田んぼに空っぽの家、小さな天文台と海、それに原発。
たったそれだけが私たちの世界だった2014年の夏。
捨てられたようなこの町で、心平はグルグルグルと歩きまわる。

福島のある小さな村に住む心平は、幼い頃から通っている天文台で働く妹と、兼業農家の父を手伝いながら暮らしていたが3年前に起きた原発事故によって農業が出来なくなってしまった。以来、職を転々としてきた心平は、今は無職である。父・一平は、そんな心平に軽度の知的障害があることに向き合えないでいる。小遣いをやるだけで、息子の未来のことを諦めている一平は、不本意な自分自身のことも酒でごまかしていた。妹・いちごは、そんな呑んだくれの父と働かない兄のために家事をする日々に、ウンザリしている。母は、自分を産んですぐに家を出ていったきり、帰ってこなかったという。私たちは捨てられたのだ。と、いちごは、全部を恨んでいる。そして、近所の住民から心平が避難中の家々で空き巣をしているらしい、と聞いたいちごと一平は、家を出たまま帰ってこない心平を追いかけてある場所へとたどり着く。
そこで見たものは、思いがけない光景だった―。

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出演
奥野瑛太 芦原優愛 下元史朗
河屋秀俊 小林リュージュ 川瀬陽太 影山祐子 

監督:山城達郎
脚本:竹浪春花
プロデューサー:田尻裕司 坂本礼 いまおかしんじ 
撮影:藤田朋則  照明:近松光 
録音:Keefar
助監督:迫田遼亮  衣装:鎌田英子  編集:蛭田智子  仕上げ:田巻源太  音楽:宇波拓
製作:冒険王 協力:国映映画研究部  配給:インターフィルム
2023年:日本:カラー:105分:シネマスコープ:5.1ch
©冒険王/山城達郎

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