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フォーラム&レトロスペクティブ3月15日より3月20日まで、第2回新潟国際アニメーション映画祭が開催中です。昨年3月の第1回映画祭より、世界で初の長編アニメーション中心の映画祭として、また多岐にわたるプログラムとアジア最大のアニメーション映画祭として、日本のみならず世界へも発信される映画祭です。 映画祭3日目となる本日3月17日、【フォーラム】にて近年世界で注目されている「アニメーション・ドキュメンタリー」についての講演が行われ、ライプツィヒ・ドキュメンタリー映画祭アーティスティック・ディレクターのクリストフ・テルヘヒテ氏が登壇しました。 |
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【フォーラム】日付:3月17日(日) |
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【レトロスペクティブ】『かぐや姫の物語』 高畑監督の印象として「厳しい方ですが得るものも大きかった」と語った高橋氏。ご自身がジブリを離れてしまったため『かぐや姫の物語』の企画がどう立ち上がり進んでいったのか、プロデューサーを務めた西村氏と脚本に携わった櫻井氏に聞いていく形でトークは行われた。 高畑勲監督の人間としての実像を聞くと、櫻井氏は「僕が1番最初にお会いした時には、高畑さんのお家。畳の部屋に通していただいて、本だらけなんですよね。ちょっと薄暗くて。で、いつ入ってこられるのかと思ったら、ランニング姿の高畑さんがむくっと起き上がって、あ、いた。と思ってここにいたんだ、ずっとと(笑)その時に奥さんがパイナップルを持ってきてくださって、パイナップルと言えば『おもひでぽろぽろ』じゃないですか。だから、俺もなんか試されてんのかなみたいな(笑)」西村氏は「ある神社に行った時に“この木がなんだかわかりますか?”って聞かれて。杉だと思っても、“何か問われてる”っていう感覚に陥って、分かりませんって言ったら、“これはね、杉です”と言われて(笑)その答えを聞いて、僕は高畑さんに素直に答えた方がいいなと思うようになったきっかけの木でしたね」となんともユーモラスな一面を語ってくれた。 制作に8年という長い期間がかかったと言われる『かぐや姫の物語』。現場の温度感としては「ジブリで気運が生まれたことは1回もなかったですね。本当にそれはきつかったけどね」と西村氏。 高橋氏は「皆さんちょっとピンとこないと思うんではっきり申し上げたいと思うんですけどね。高畑作品はつくるの大変なんですよ。 企画も大変だし、制作も大変だし、公開も大変なんですよね。全部大変なんですよ。西村君が(『かぐや姫の物語』を)引き取って完成まで導いたっていうのは本当にすごいなと思って。 僕は人生を通じて尊敬してる人ってあんまいないんですけど、西村さんのことは本当に尊敬していて。やり遂げたのは本当に偉いですよね。 宮﨑さんとはちょっと意味が違うんですよ。宮﨑さんは自分の中にはっきりイメージがあるから、自分で作りたいものを自分で作るんですよ。 だけど、高畑さんの場合はちょっと違いますよね」と、高畑勲と宮﨑駿の制作スタンスと違いによるプロデューサーの大変さに言及すると西村氏は「うん。でも僕はジブリに入ったのは、高畑さんの作品があったからなんですよ。『火垂るの墓』、人生で100回以上見てるんですよ。これをもしスタジオジブリが作ってなかったら、僕はジブリには入ってないんですね」と、 “巨匠・高畑勲”が特別な存在であることが語られ、三者三様の苦労と愛に溢れたトークショーは終了した。 |
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【第2回新潟国際アニメーション映画祭】英語表記:Niigata International Animation Film Festival 公式X(旧Twitter):
■国際映画祭の舞台となる新潟市とは19世紀、海外への窓口となる世界港をもつ新潟は、江戸を凌ぐ国際的な商業都市でした。また新潟は、多くの著名なマンガ家、アニメ・クリエーターを輩出し、2012年から10年間、「マンガとアニメを活用した街づくり構想」を実施、継続的なイベントとして「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」(来場者約5万人)、1996年から全国対象で「にいがたマンガ大賞」も実施。また、「新潟市マンガ・アニメ情報館」や蔵書1万冊を誇るマンガ図書館「新潟市マンガの家」を運営、マンガ家志望者のための家賃補助施設「トキワ荘」、そしてマンガ雑誌編集部と結んだ無料「ON LINE添削」を実施するなど、日本有数の熱烈なアニメ・マンガ都市でもあります。そして──21世紀、本映画祭に集結したエネルギーを、グローバル・アニメーションの創造へのマグマとし、新潟は世界のアニメーションの首都を目指します。 ■新潟アニメーション首都宣言新潟はアニメーションやマンガ関連に従事する人々を約3,000名以上排出している、日本有数のアニメ都市です。世界に向けてアニメーションやマンガという日本特有の文化を発信していく拠点となる新潟が、世界のアニメーション作品が交差する文化と産業のハブとして発展していくことを目指すアジア最大規模の「新潟国際アニメーション映画祭」第2回の展開にぜひともご注目ください。 |
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