初日舞台挨拶パトリック・ディキンソン監督、リリー・フランキー主演による日英合作映画『コットンテール』が3月1日(金)、新宿ピカデリーほか全国公開となりました。 そして、公開初日に主演のリリー・フランキーと、木村多江、高梨臨による初日舞台挨拶を行いました。日英の制作チームが一丸となった撮影、そしてイギリスのウィンダミア地方でのロケについてなど、たっぷりと語りました。 |
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リリー・フランキー、木村多江、高梨臨登壇コロナ禍で行われた、およそ2年半前の撮影から紆余(うよ)曲折あり、いよいよ初日を迎えた本作。大勢の観客で埋まった超満員の客席を見渡したリリーは、「こんなにもたくさんの方に来ていただいて……。本当にこの映画はもっと小さな映画館でやるんだろうなと思っていたので、こんなに大きな映画館で初日を迎えることになるとは思っていなかった」と感激した様子を見せると、「僕もいろいろと初日の舞台あいさつをしてきましたけど、今日は特に感慨深いですね。撮影してから2年半……、このパターンですとだいたいお蔵入りになってしまうことが多いんですけど(笑)。でもイギリスに先行して無事に日本で公開することができました。パトリック監督にも今日の満席の客席の様子を見せたいので、みんなで写真を撮りましょう」と客席に呼びかけた。 この日は、兼三郎の息子・慧を演じた錦戸亮は残念ながらスケジュールの都合により登壇はかなわなかったが、そんな錦戸との共演についてリリーは「たぶん錦戸くんが演じる慧は、監督の分身だと思うんです。慧というのはいわゆるすごく常識的で、すごくいい子の役なんですけど、錦戸くんは本当に抑えた演技をしていて。お芝居をするのにとても難しい役柄だと思うんですが、そういう静かなお芝居にも何か思いを載せられる人なので、錦戸くんを見ていて、お芝居にも影響があったように思います」と語ってみせる。 本作は家族の愛と再生について描き出している。そんな物語にちなんで、登壇者にとっての家族とはどのような存在なのか、という質問が投げられるひと幕も。そこでリリーが「僕は母親とふたりでいろんなところを転々としている感じだったんですよ。その後、東京に母を呼び寄せたわけです。福岡県出身なんですけど15歳の時から福岡にいないので、母親がいるところがふるさとという感じでした」と切り出すと、「だから、夕方にお父さんがいて、お母さんがいて、兄弟がいて、という友だちの家に遊びに行くと、夕飯にお呼ばれすることもあるじゃないですか。僕はあれを見るたびに『うわ、テレビみたい!』と思ってしまうんです。だからそれぞれの家族の形があるし、自分は母親がいること、ということになるんですけど。今みたいに誰もいなくなると、なかなか家族というのは……」と思案しつつ、「どうですか?」と隣の高梨に話題を投げかけると、その言葉を受けた高梨は「わたしにとっては嫌われてもいいや、という存在ですね」とキッパリ。その言葉にリリーが「あなた、そんな気持ちだったら離縁を申し出られますよ!」とツッコんでみせて会場は大笑い。 |
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映画『コットンテール』家族の愛と再生、贖罪と和解を描いた、清らかな情感がさざ波のように染み入る本作は3月1日(金)より全国公開。 公式サイトURL: 亡き妻の願いを叶えるために、東京からイギリスの湖水地方へ 東京と、イギリスで最も風光明媚なリゾート地でとして名高い、イングランド北西部に広がる湖水地方・ウィンダミアを舞台に、家族の愛と再生を紡ぎ上げたロードムービー仕立てのヒューマン・ドラマ『コットンテール』。 あらすじ・・・ |
出演:リリー・フランキー 錦戸亮 木村多江 高梨臨 / 恒松祐里 工藤孝生 / イーファ・ハインズ and キアラン・ハインズ
監督・脚本:パトリック・ディキンソン
製作プロダクション:マグノリア・マエ・フィルムズ、オフィス・シロウズ
製作総指揮:ガブリエル・タナ
プロデューサー:押田興将、キャロリン・マークス・ブラックウッド、エレーヌ・テオドリー
配給:ロングライド
2022年/イギリス・日本/日本語・英語/94分/2.39:1/カラー/原題:COTTONTAIL
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