トーク付き試写会主演:岡山天音×監督:滝本憲吾の最新作『笑いのカイブツ』が、2024年1月5日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開となります。 |
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トークイベント上映後、会場内の拍手に包まれて滝本憲吾監督、鎌苅洋一が登壇すると、滝本は「今日はありがとうございます。一人一人に感想を聞きたい」、続いて鎌苅は「普段は人前に出る立場ではないのですが」と謙遜しつつ、「今日はこの映画をしっかり自画自賛したいと思う」といち早く作品を観に駆けつけた観客たちへ挨拶。 まず、モデレーターの森直人からツチヤタカユキの私小説を映画化したきっかけについて尋ねられると、滝本は「5年ほど前、エグゼクティブプロデューサーの成さんから『ツチヤさんの言っていることと滝本さんの言っていることが同じです』と、この企画を持ちかけられました。原作を読んでみて、不器用だけど正直な人だなと感じました。生身の人が題材なので、俄然やる気が出るなと。(ツチヤ氏については)実際に取材でご本人にもお会いしましたが、本当に原作の通りで、面白いなと思いました」と企画の立ち上がりを振り返る。 森が、私小説である原作に比べ、映画ではツチヤを中心とした人間群像がしっかりと描かれている点に触れると、滝本は「だいぶ計算してやりました。当初はマーティン・スコセッシ的な、ツチヤが独白するような構成も考えていた。でも最終的に、そうした手法ではない形で映画表現をしたいと考えた」と振り返る。 2021年からスタートした撮影が、コロナ禍を挟んで1年ほど撮影期間が空き、その間で脚本が変わったという本作。 “笑いに取り憑かれた男”という極限の役作りをした主演の岡山天音に対して、「天音くんは本当に大変だったと思う。僕たちスタッフは見守ることしか出来ないなか、ずっとずっと彼はツチヤという役を背負っていた」、鎌苅も「(ツチヤは)自分を追い詰めるということをやらなければならない役。相手との接続部分を狭くして追い詰めていくという中で、撮影が1年延期された前後で(岡山の演技が)劇的に変わった。 さらに森が、劇中で仲野太賀、板橋駿谷演じるお笑いコンビ・ベーコンズの劇中漫才の漫才指導を 続けて、撮影現場での印象的なエピソードについて聞かれると、滝本は「現場でもみんな天音くんを気にかけていた。 同世代のキャスト達の友情の雰囲気を感じて、この人達とものづくりが出来るのは本当に素晴らしいなと思った」と胸が熱くなるようなエピソードを披露しつつ、最後に「この映画を観てぜひ色んな感想を持ってほしい。この映画をよろしくお願いします」と感謝の言葉で締めくくり、大きな拍手のなか舞台挨拶は終了した。 |
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映画『笑いのカイブツ』2024年1月5日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー 主演:岡山天音×監督:滝本憲吾×原作:ツチヤタカユキ 笑いに取り憑かれた男の類(たぐ)い稀(まれ)なる半生。 何をするにも不器用。人間関係も不得意なツチヤタカユキの生きがいは、「レジェンド」になるためテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。 原作は、Web連載で熱狂的に支持され、書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキ氏による同名私小説。 あらすじ・・・ |
岡山天音
片岡礼子 松本穂香
前原滉 板橋駿谷 淡梨 前田旺志郎 管勇毅 松角洋平
菅田将暉 仲野太賀
監督:滝本憲吾 原作:ツチヤタカユキ『笑いのカイブツ』(文春文庫)
脚本:滝本憲吾、足立紳、山口智之、成宏基 エグゼクティブプロデューサー:成宏基 プロデューサー:前原美野里
音楽:村山☆潤 撮影:鎌苅洋一 照明:神野宏賢、秋山恵二郎 美術:安藤秀敏、菊地実幸 装飾:岩井健志 録音:齋藤泰陽、藤本賢一
衣裳:馬場恭子 ヘアメイク:楮山理恵 編集:村上雅樹 助監督:齊藤勇起 制作担当:後藤一郎 宣伝写真:三宅英文
企画・制作・プロデュース:アニモプロデュース 企画協力:文藝春秋 製作:「笑いのカイブツ」製作委員会
配給:ショウゲート、アニモプロデュース 宣伝協力:SUNDAE
©︎2023「笑いのカイブツ」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
2023年/日本/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー/116分/映倫区分G