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公開後スタッフトークイベント

55年に渡って愛され、もはやカルチャーとなった国民的アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」。子供から大人まで人々が、妖怪や怪奇な現象に怯えながらも、一度は友達になりたいと願った鬼太郎とその仲間たち。2023年、水木しげる生誕100周年記念作品となる本作は、初めて語られる鬼太郎の父たちの物語―かつての目玉おやじと水木の出会い、そして二人の父たちの運命を描いた映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』。遂に11月17日(金)に公開され、全国にて大ヒット上映中です。

そして!ついに13日(水)までで、興行収入が12億円を突破!
勢い衰えることなく、間もなく公開1か月を迎えようとしているこの日、スタッフ陣が登壇し映画の誕生について語り明かす公開後イベントを実施。監督の古賀豪、脚本の吉野弘幸、キャラクターデザインの谷田部透湖が登壇しました!鬼太郎誕生_舞台挨拶
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 公開後イベント
日程:12月14日(木)
会場:T・ジョイPRINCE品川
登壇:古賀豪監督 吉野弘幸(脚本) 谷田部透湖(キャラクターデザイン) (敬称略)

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監督らスタッフ陣登壇

満席の観客席は老若男女の幅広いお客様が詰めかけ、既に10回以上見たという熱い観客の姿も多く見られた。そんな熱気あふれる場内にMCの呼び込みでスタッフ陣が登壇すると、あたたかい拍手が。本作は口コミなどで大きな広がりを見せているが、その反響はスタッフ陣にも届いているようで古賀監督は「口コミで広げて頂き、ありがたいです。この映画はお客さんたちの映画だなと思います。」と感謝の言葉と笑顔を見せた。吉野さんは公開してすぐはエゴサを控えていたようで、11月18日(土)に実施した舞台挨拶時に笑顔の監督たちをみてホッとしたと明かした。また、谷田部さんは「私は昔から鬼太郎が好きでしたが、中学や高校の友人からも映画を観たよ」と、連絡が自身の元に届いたと嬉しそうに話した。

制作の始まりについて、古賀監督は「“鬼太郎誕生”というタイトルは最初から決まっていて、最後に鬼太郎が産まれることも決まっていた」と作品の始まりについて明かすと、会場からは驚きの声が上がった。また、シナリオについて古賀監督と吉野さんは何度も検討を重ねたと言い、吉野さんは「映画はTVシリーズ第6期の前日譚となるが、14話で出てきたイケおじの鬼太郎の父と、ワトソンのような水木で当初は書いていた」と語るが、内容については迷走をしていたという。その後、古賀監督からオファーを受けてキャラクターデザインとして入った谷田部さんがシナリオ会議に参加を希望、その場で絵を描き、キャラクターの性格などのアイディアも提案し、徐々に作品の方向性が決まってきたと話す。谷田部さんはキャラクターを作り上げていく上で、水木しげる先生の絵を意識し、鬼太郎の父は水木先生の丸っぽい目を意識したと明かす。さらに水木についてSNSでも話題になっている、当初は髪型がオールバックだったことについて、谷田部さんは「水木は野心家、猛烈サラリーマン、復員兵という設定があったので今の髪型に変わった」と話すと、更に古賀監督は「キズを付けたのは、(戦争で)誰にもケアされずにいた。その過去を忘れたいが忘れられない。最後に、額にあるキズをつけることで、(自分に負った心の傷を)表現した」と明かした。またSNSでもトレンド入りをした“長田幻治”のキャラクターついて、吉野さんは「谷田部さんの仕業です!(笑)」と笑いを取ると、谷田部さんは「古賀さんの仕業でもあります!(笑)」と、さらに会場の笑いを誘う場面も。また、古賀監督は「最初から長田と乙米推しだった」と話すと、会場からは大きくうなずく観客たちの姿も!続けて古賀監督は「龍賀一族もサイドストーリーが作れるほど、作りこんでいた。(実際の映画では)匂わせ程度だったが、気が付いてくれている人も多くいる」と話すと、吉野さんは「しかも、それが当たっていることが多い!」と、映画を観た方の考察、更にはメインキャラクター以外への愛情の深さにも喜びを見せた。

また哭倉村(なぐらむら)について、龍賀屋敷、哭倉神社、地下工場や、鬼太郎の父が入っていた温泉など、村の細部までもこだわり抜いているが、その村については日本の色々な村を参考にしたと話す。その中で、谷田部さんが、昔旅行で行った旅館の話を聞き検索したうえで、ロケハンへ。「湖の近くに小さな集落があって、ココだ!と思った」と参考になった村のきっかけになった話を披露。そして、「ゲゲゲの鬼太郎」と言えば妖怪だが、MCよりそれぞれ好きな妖怪について聞かれると古賀監督は「さがり」と挙げ、「シリーズで1本作ることは、無理な妖怪。でもこの作品では“さがり”史上一番輝いた作品だと思う」と会場を笑わせた。吉野さんは「狂骨」を挙げ「(映画の)ラストで観た時にいいものが出来たと思った」と本作のラストシーンでの見せ場を振り返った。そして、谷田部さんは「鶴瓶火と悩んだ」と頭を抱えながらも「河童の長老」を挙げ会場からも納得の声が上がった。

最後に、ここまで応援をしてくれた観客、そしてこれから映画を観る観客へ向け谷田部さんは「色んな人に観てもらいたいと思っていたのですが、こんなに沢山の人に観てもらえる作品になるとは。これからも色んな人に観てもらえたら嬉しいです」と笑顔を見せ、吉野さんは「映画が受け入れられるか不安だった。でも、皆さんに受け入れて貰えて本当に嬉しかったです。本当に皆さん、ありがとうございました!」と感謝の言葉を述べた。最後に古賀監督は「我々は作って手が離れて、映画が公開したらお客さんのもの。ここまで育ててくれて感謝しています。今後も是非、応援して周りの人に勧めて力を与えてほしい」と語り、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

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映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

11月17日(金)より絶賛公開中!

公式HP:
https://kitaro-tanjo.com/

X:
@kitaroanime50th

監督は『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』の監督を務めた古賀豪、脚本はTVアニメ「マクロスF」などで知られる吉野弘幸、キャラクターデザインを『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で副監督を務めた谷田部透湖が担当します。
キャスト陣は、TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)で鬼太郎を演じた沢城みゆき、目玉おやじを演じた野沢雅⼦に加え、おなじみのあのキャラクターに似た謎の少年役として古川登志夫のほか、かつての目玉おやじを演じるのは「鬼滅の刃」で鬼舞辻無惨を演じ日本中を震えあがらせた関俊彦。今回、初めて「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズに参加する関は「まさか、鬼太郎の父で参加することができるとは!この仕事をやっていて良かった」とコメントを寄せている。水木を演じるのは「テニスの王子様」シリーズの忍足侑士役の木内秀信。関と同じく本シリーズ作品への参加は初めてとなるが「水木しげる先生生誕100周年の記念に制作される映画だと知り、そのような大きな節目の作品に、大役を演じさせて頂くことに背筋が伸びる思い」とコメントをしている。さらに種﨑敦美、小林由美子、白鳥哲、飛田展男、中井和哉、沢海陽子、山路和弘、皆口裕子、釘宮理恵、石田彰、庄司宇芽香、松風雅也、といった、豪華声優陣の出演も発表されています。
鬼太郎誕生-ゲゲゲの謎
物語・・・
廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。
目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。
あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について…

昭和31年―日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。
帝国血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。
龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。
そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。
それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものはー

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原作:水木しげる

キャスト
関俊彦 木内秀信 種﨑敦美 小林由美子 白鳥哲 飛田展男 中井和哉 沢海陽子 山路和弘   皆口裕子 釘宮理恵 石田彰 古川登志夫 / 沢城みゆき 庄司宇芽香 松風雅也 / 野沢雅子

スタッフ
監督:古賀豪/脚本:吉野弘幸/音楽:川井憲次/キャラクターデザイン:谷田部透湖
美術監督:市岡茉衣/色彩設計:横山さよ子/撮影監督:石山智之/製作担当:澤守洸 堀越圭文

配給:東映
制作:東映アニメーション
©映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会

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