堀田真由、鶴岡慧子監督この度、第1回「暮らしの小説大賞」を受賞した「ジャパン・ディグニティ」(髙森美由紀著)が、主演 堀田真由、鶴岡慧子監督で映画化。 海外では漆器が「japan」と呼ばれることもあるように、世界から注目を集め、称賛される漆塗り。本作はその中でも、青森の伝統工芸・津軽塗=通称“バカ塗り”をテーマに描かれる物語。 素朴で不器用な23歳の美也子(みやこ)を演じるのは、堀田真由。NHK連続テレビ小説「わろてんか」(17)で注目を集め、次々に話題作に出演してきた彼女が、家族への悩み、将来への不安、淡い恋心…どこにでもいる等身大の女性の心情を自然体で繊細に演じ切っている。堀田は、主演作として「実際に職人さんに漆の使い方を伝授していただいたり、津軽弁を話したりと新たな挑戦にドキドキしながらもゆったりと流れる時間に身を委ねながら取り組む日々は、贅沢で忘れられないものとなりました」とコメント。津軽塗と丁寧に、真摯に向き合った撮影を振り返る。美也子の父親で津軽塗の職人・清史郎(せいしろう)役には、日本映画界には欠かせない俳優、小林薫。「津軽弁が難しかった。何度やっても出来ない発音なんかがあって、現場でも何十回とチェックをうけて苦労しました」と明かした上で、本作について「ギクシャクしていた親子関係が、お互いの存在を身近に感じて、優しい気分になっていくシーンがあります。ボク自身はそのシーンで何だか幸せな気持ちになりました」と話す。監督はベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭、バンクーバー国際映画祭など各国の映画祭で高い評価を得て、『過ぐる日のやまねこ』(14)ではマラケシュ国際映画祭で審査員賞を受賞した鶴岡慧子監督。 本作のタイトルにある“バカ塗り”とは、完成までに四十八工程あり、バカに塗って、バカに手間暇かけて、バカに丈夫と言われるほど、“塗っては研ぐ”を繰り返す津軽塗のことを指す言葉。失敗を繰り返しながらも日々を積み重ねていく人生を表しているかのような、日本が誇る津軽塗と、師弟そして父娘の絆を描いた映画が誕生です。 |
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場面写真解禁
本作は全編青森県・弘前市での撮影を敢行、青森県出身の木野花、鈴木正幸、ジョナゴールド、王林も出演している。 |
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『バカ塗りの娘』2023年秋 全国ロードショー 公式サイト: 公式Twitter: Instagram公式: 物語・・・ |
堀田真由 小林薫
木野花、鈴木正幸、ジョナゴールド、王林
監督:鶴岡慧子
脚本:鶴岡慧子 小嶋健作
原作:髙森美由紀「ジャパン・ディグニティ」(産業編集センター刊)
製作:「バカ塗りの娘」製作委員会 制作プロダクション:アミューズ 映像企画製作部 ザフール
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会