ライムスター宇多丸ら著名人から応援コメント『あのこを忘れて』

谷口雄一郎監督作品

2023年3月11日(土)～3月24日(金)まで池袋シネマ・ロサにて21:00からレイトショー上映される谷口雄一郎監督による『あのこを忘れて』に著名人から応援コメントが到着致しました。

本作は、病気の特効薬の副作用によって特定の人物の記憶を忘れた人々の群像劇となり、監督初の劇場公開作となっております。インディペンデント映画に寄せられるコメントとしては、異例の豪華さとなり、今後も公開まで続々到着予定です。

著名人から応援コメント到着

映画のちょうど真ん中あたり、タイトルに隠された秘密がそっと明かされた時、びっくりして思わず呑んだ息に押し出されたように涙がぶわっと溢れました。
そうか。そういうことだったのか。
なんて残酷なんだ、谷口監督は。
そして、なんて優しいんだ、谷口監督は。
蛭田直美(脚本家/ドラマ『これは経費で落ちません！ 』『しずかちゃんとパパ』 等)

すっぽり抜け落ちた記憶が、逆に「あのこ」と共に生きた時間の輪郭を、次第にくっきりと浮かび上がらせてゆく……その一方で、過去とは常に、現在の生によって書き換えられてゆくものでもある。そのヒリヒリと切ない構図を、あくまで演技のアンサンブルによって表現しきる作劇に、引き込まれた。
ライムスター宇多丸（ラッパー/ラジオパーソナリティ)

この喪失をめぐる物語は、観る者を意外な場所へと連れていってくれます。
フィクショナルな設定だけど描かれる心情はどこまでもリアル。
あなたなら同じ立場ならどうするか、大事な「あのこ」を思い浮かべながら観てください。
トミヤマユキコ(漫画研究者/ライター/東北芸術工科大学芸術学部准教授)

一つの嘘で人生は面白くもなるしつまらなくもなる。
でも、嘘をつかない世界なんてそれこそが嘘。
だったら、嘘をつく時は自分よりも人が幸せになる嘘をつきたい。
この映画が僕にそれを教えてくれました。
しずる　村上 純(お笑い芸人)

『あのこを忘れて』

インディペンデント映画界屈指のストーリーテラー谷口雄一郎監督作品
３月１１日より待望の劇場公開。池袋シネマ・ロサにて二週間レイトショー

http://anowasu.com/

ストーリー
ある病気の特効薬。その副作用は、特定の人を「忘れる」ことだった。
別れた恋人を「忘れた」男・瀬戸幸也。長年、幸也に片思いしてきた女・林美琴は、つい自分が恋人だったとウソをついてしまう。
最愛の子供を亡くしたことを「忘れた」妻・長門千紗。夫・長門浩次朗は、そのまま、子供がいなかったことにしようとする。平穏な暮らしを続ける彼らだが、歪みは少しずつ生まれていく。
それぞれの決断、そして、それがもたらす行く末とは……。
2組の男女と寄り添う人々が織りなす、悲しみと優しさに彩られた「あのこ」への物語──。