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4K劇場公開

3月3日(金)よりシネマーと新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開される、映画『バニシング・ポイント』の4Kデジタルリマスター版。この度、日本オリジナル&最新版のメインビジュアル、予告編が到着しました。

60年代末から70年代半ばにかけ、アメリカ映画界を根底から揺るがした<アメリカン・ニューシネマ>を代表する一作『バニシング・ポイント』。コロラド州デンバーからサンフランシスコまでの2,000キロを不眠不休、15時間で走り切るという、スピードにすべてを賭けた男、コワルスキーの姿を、体制も反体制も超越した、乾ききった精神性で鮮烈に描く。既存の体制や文化への反抗や、現実に敗北する主人公の姿を描いた多くのニューシネマとは一線を画し、何も求めない主人公の虚無感が全篇を貫いている。そして、壮絶なカー・チェイスと高鳴るロックのなか、コワルスキーの不条理なまでの逃走劇は、観る者をかつて辿り着いたことのない次元にまで導いていく。

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メインビジュアル

消失点の彼方に、地上最後の<自由の魂>が解き放たれる──。

今回解禁されたメインビジュアルではそんなキャッチコピーと共に、放射状の中心点に主人公、コワルスキーが乗りこむ70年型ダッジ・チャレンジャーが据えられ、異空間/異次元への疾走を思わせる、どのジャンルにも括りがたい本作の魅力があらわれたものとなっている。
バニシング・ポイント

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予告編

合わせて解禁となった予告編では、カー・アクション映画の頂点とも言われる理由も確認できる、スピード感溢れるものだ。コワルスキーが各地で出会うインパクトたっぷりな人々、彼を追う警官、アメリカの荒涼とした大地…。セガリーニ&ビショップの「オーヴァー・ミー」と、コワルスキーと精神的感応を繰り広げる人物、DJスーパー・ソウルの実況にのせて次々と印象的なシーンが映し出され、最後にはコワルスキーの意味深な微笑みと、勢いよく走り続けるダッジ・チャレンジャーで締め括られる。

カー・チェイスとアクション、ロックンロールと、まるで<メビウスの輪>のような円環的構造が混じり合う、鮮烈かつ孤高の作品『バニシング・ポイント』。約半世紀ぶりのスクリーンへの帰還は、本作に新たな解釈と評価をもたらす、千載一遇の機会になるはずだ。

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『バニシング・ポイント』

原題:VANISHING POINT

3月3日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開!

公式Twitter:
@vanipointfilm
バニシング・ポイントバニシング・ポイントバニシング・ポイントバニシング・ポイントバニシング・ポイントバニシング・ポイント

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出演:バリー・ニューマン、クリーヴォン・リトル、ディーン・ジャガー、ヴィクトリア・メドリン、ポール・コスロ、ギルダ・テクスター、デラニー&ボニー&フレンズ、アンソニー・ジェイムス、セヴァーン・ダーデン、ジョン・エイモス

監督:リチャード・C・サラフィアン
製作:ノーマン・スペンサー 
原案:マルコム・ハート
脚本:ギレルモ・ケイン(ギリェルモ・カブレラ=インファンテ)
撮影:ジョン・A・アロンゾ テーマ曲「バニシング・ポイント」“Nobody Knows”byキム&デイヴ 編集:ステファン・アルンステン スタント・コーディネーター:キャリー・ロフティン、ルー・イライアス
【1971年 アメリカ映画 カラー 99分 ビスタサイズ モノラル 4KDCP キューピッド・プロダクション+20世紀フォックス作品

米国公開:1971年3月13日 日本公開:1971年7月17日】
© 1971 Twentieth Century Fox Film Corporation. Renewed. 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
キングレコード提供 コピアポア・フィルム配給

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