安倍晋三政治ドキュメンタリー内山雄人監督作品日本アカデミー賞作品『新聞記者』や、官邸政治の闇を描いた『i-新聞記者ドキュメント-』など、世に訴える映画を手掛けてきたスターサンズと、邦画史上初となる現役総理大臣のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』の内山雄人監督&制作スタッフが、今まさに、満を持して“日本の真の影”に切り込む政治ドキュメンタリーを制作。 「妖怪」それは、人知を超えた怪奇現象やそれを起こす不思議な力を持つ非科学的な化物・存在。その風貌と社会の表と裏を渡り歩き、政財界を操る実力者としての異名から「昭和の妖怪」と呼ばれた政治家がいた。その名は、岸信介(元総理)。安倍元総理が心酔していた母方の祖父である。幼心に「祖父の教え」として刷り込まれた野望を実現しようと、極端なまでの「前のめり」な政治姿勢であった背景にあった、血縁と生い立ちの秘密とは? 妖怪の魔の手は、いかなる嘘や不正さえも諦めで満たし、政官の倫理観を地に堕とした。その結果としての黒塗りや改竄の蔓延。それは、いつの間にか日本国民の心にさえも忍び込んでいた。ヤバい案件には誰も責任はとらず、貧困もすべて「自己責任」に。アベガーに象徴される自分の主義・信条と合わない行動を取る人を叩いたり批判したりする「不寛容」。そして、自衛隊明記や防衛費増額につながる「攻められる恐怖」―。いつから私たちは、困難に陥った時、互いに認め合う助け合いの気持ちを忘れてしまったのか。いつから善悪を忘れ、責任を取らない自分になってしまったのか?いつから自尊心を失ってしまったのか?妖怪の魔の手が取り憑いたのはいつなのか? なぜ、アベ政権は選挙において圧倒的な支持と勝利を得ることが出来たのか?何が多くの国民を惹きつけたのか?お膝元で行われていた下関の談合・報道されない事件とは?旧統一教会との本当の関係性とは?現役官僚の本音とは?アベ政治への総括と供に、決してテレビや報道では描くことが出来ない、ニッポンの姿、そしてその根本にあるものをブラックユーモアや風刺絵本とともに紐解いていく。安倍元首相がもたらしたのは“美しい国”か、妖怪の棲む国か?果たして、憂うべきニッポンを妖術から解き放つことは出来るのか? |
|
『妖怪の孫』彼のことを 我々は 本当に知っていたのだろうか 3月17日(金)より、新宿ピカデリー他、全国公開 |
企画:河村光庸
監督:内山雄人
企画プロデューサー:古賀茂明 アニメーション:べんぴねこ
2023年/日本映画/カラー/ビスタ/ステレオ
製作:「妖怪の孫」製作委員会 制作:テレビマンユニオン 配給:スターサンズ ©2023「妖怪の孫」製作委員会