著名人コメント&あの一本
映画を心から愛する方々からのコメント&映画に恋に落ちた、あの一本
山田洋次(映画監督)
インドの片田舎に生きる貧しい少年を描きながら、フイルムへの愛を高々と歌い上げるという大胆不敵な作品。同じアジアの監督としてはエールを贈らないわけにはいかない。
映画に恋に落ちた、あの1本『路傍の石』(1938)
前田 哲(映画監督)
この映画を愛さずにはいられない!
少年たちのキラキラした瞳と行動力に、
初めて映画と出会った頃を思い出した。
映画ってやっぱりいいなぁー
映画に恋に落ちた、あの1本『華麗なる賭け』(1968)
藤井道人(映画監督)
懐かしさ、優しさ、あたたかさ、そしてスクリーンから溢れ出す映画愛。
変わっていく時代と向き合い、自分の道を切り開いていく、少年の眼差しと、その光たちが美しかった。タイトルの意味を知ったとき感情が揺さぶられた。
映画に恋に落ちた、あの1本『エターナル・サンシャイン』(2004)
大九明子(映画監督)
サマイが教えてくれたフィルムの行方に涙した。とても美しかったから。
呉美保(映画監督)
わたしたちがウッカリ落としてアッサリ忘れてしまったアレコレを、
9歳の少年がドンドン拾い集めてピカピカに磨き上げる。
映写室からのびる光の中に舞うホコリだって、彼にとっては宝モノ。
この世に既に存在しているモノを、いま一度、慈しむ大切さに、気付かせてもらいました。
映画に恋に落ちた、あの1本『少年時代』(1990)
こがけん(芸人)
ひたすらに手を動かし、映画という〝夢〟の仕掛けを捉えんとする少年の澄んだ眼差しと、彼を取り巻く世界の美しさに心揺さぶられる。
まるでフィルム映画史の幕開けから終焉を辿るかのような物語。
強烈な映画愛が滲むラストのモノローグは格別だ。
映画に恋に落ちた、あの1本『星の王子ニューヨークへ行く』(1988)
小堺一機
熱中出来る何かに出会った時に人生の扉が開く。
ラストシーンに誰もが自分の〝あの時〟を想い出し胸がキュンとするだろう!映画に乾杯!
映画に恋に落ちた、あの1本『素晴らしき哉、人生!』(1946)
角田光代(作家)
すべてのシーンのすべての細部が、光に彩られ、さまざまな輝きを放っている。なんていとしい映画だろう。映画を愛するサマイくんを、愛さずにはいられない。
映画に恋に落ちた、あの1本『ザ・コミットメンツ』(1991)
村山章(映画ライター)
ノスタルジックな感涙ものかと思ったら、映画とはなんぞや?と自分に問いかけた少年が因数分解するようにその真髄に迫る映画だった。鑑賞後に山ほど映画が観たくなるし、チャイがどうしても飲みたくなってスーパーに走った。
流水りんこ(漫画家)

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