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初日舞台挨拶1月13日（金）、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、1980 年から長年にわたって活動するロックバンド＜THE FOOLS＞を約10年追い続けたドキュメンタリー『ＴＨＥ ＦＯＯＬＳ 愚か者たちの歌』の初日舞台挨拶が行われ、現THE FOOLS メンバーの福島誠二（ベース）、村上雅保（ドラムス）、關口博史（ギター）、若林一也（サックス）、そして高橋慎一監督の５人が登壇しました。 『ＴＨＥ ＦＯＯＬＳ 愚か者たちの歌』初日舞台挨拶日付：1月13日（金） |
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現THE FOOLS普段はカメラマンとして活動する高橋監督は、「撮影を始めてから仕上げるまでに 10年以上かかってしまったのですが、こうして今日初日を迎えることができて、少しだけほっとしています」と、まず挨拶。「1980 年代からフールズを見始め、90 年代ずっと追っかけをしていて、2007 年に復活するという時にフォトグラファーとしてステージを撮るようになり、2012 年からドキュメンタリー映画を本格的に制作したいと思って撮影を始めました。僕は世界中の一流と言われるミュージシャンのステージをひょっとしたら 1000 以上撮ってきたのですが、何かを感じることはほとんどないんです。でもこのバンドだけは別格だと感じたのがフールズ。だから映画に残すしかないなと思ったのです」とTHE FOOLS への熱い思い、そして本作を手がけるきっかけを語った。 現在のメンバーの中では最も在籍の長い福島は「（元メンバーだったギターの）川田良からバンマスのバトンを受け継いでから苦労の連続でしたが、こういう形で映画ができて本当に良かったと思っています。でもこれがフールズのすべてというわけではない。実際もっとディープでどうしようもない部分があったりする。今度は自分でつくろうかな」と冗談交じりに挨拶。 ドラムスの村上は「自分の人生を変えたフールズ。こういう形で皆さんに届けられて感無量です。監督を始め、関係者の皆さんに本当に感謝してます」と述べながらも、「ただあまり頻繁に観たいとは思えません。複雑な気持ちになるので」と、既に亡くなった川田や元ヴォーカルの伊藤耕らに思いを馳せた。 ギターの關口は高橋監督の最初の印象について「詐欺師かと思った。熱いこと言ってるけど、ほんとにできるのかな、と（笑）」と当初は映画制作について半信半疑だったことを告白。福島も「こういうのは大嫌いなはずの（川田）良に、突然スタジオで今日からカメラが入るからお前ら協力してやれと急に言われて。フールズの映画つくるなんてバカじゃねえの？と（笑）。どうせ成功しねえだろうなと思っていて。最初の頃は何やるにしてもカメラがいるからみんなうざってえなって。でもだんだんみんな慣れてきて、意識するようにもなって、気づいたら良も（伊藤）耕も、さりげなくフールズのシャツ着てたりして（笑）。そういう可愛い、お茶目なシーンがあったりしたんだけど、実際本編で使われたのは 2 割ぐらいだよね？」と監督に確認。「みんな最初はふざけてたんですけど、良が亡くなったあたりからちょっと俺もシビアになってきて、（監督が）何回も試作品を持ってくるんだけど、その度にダメ出しをしました」と厳しい一面を覗かせた。 すると高橋監督は「ただここははっきりさせたいのは、（福島）誠二さんは、こういう場面は描いて欲しくないからやめろとか、そういう検閲みたいなことは一切言いませんでした。何故こんなことを言うかというと、僕の周りにメジャーなロックバンドの映画を撮っている友人が何人かいるのですが、どれもバンドにとって都合のいいプロモーションビデオになってしまう。この映画の編集を担当した人間が『フールズのメンバーは面倒臭い人たちかもしれないけれど、究極的には面倒臭くない』って言ったんです。その意味が分かりました」と、表現の自由を任せてくれた福島に感謝した。 |
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『THE FOOLS 愚か者たちの歌』1/13（金）よりヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次公開中！ |
伊藤耕 川田良 福島誠二 村上雅保 關口博史 若林一也 大島一威 中嶋一徳 高安正文 栗原正明 庄
内健
ラインプロデューサー:伊賀倉健二 編集:遠山慎二 ノベライズ:志田歩『THE FOOLS MR.ロックンロールフリ
ーダム』(東京キララ社)
監督・撮影 高橋慎一
2022 年/日本/カラー/ステレオ/113 分/ヴィスタサイズ
配給 マーメイドフィルム、コピアポア・フィル
