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初日舞台挨拶

太宰治の名著「斜陽」執筆75周年を記念する『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』。10/28からは本作の縁の地である山梨の2館で盛況のうちに先行公開され、いよいよ本日11月4日(金)に待望の全国公開がスタートします。

メイン館であるTOHOシネマズ日本橋には、激動の時代を生きた親子3名、恋と革命に生きるヒロインを演じた映画デビューにして初主演の宮本茉由、“最後の貴婦人”と称された母に実力派女優の水野真紀、太宰治を想起させる破滅型の弟を体現した期待の若手の一人である奥野壮のメインキャストに加え、半世紀近く前に書かれた増村保造の草稿を執念で完成させた近藤明男監督が揃って初日舞台挨拶が行われました。
1104『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』舞台挨拶
『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』初日舞台挨拶
日時:11月4日(金)
会場:TOHOシネマズ日本橋
登壇:宮本茉由、水野真紀、奥野壮、近藤明男監督

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宮本茉由ら登壇

淡いピンクのドレスで登場し、盛大な拍手で出迎えられた宮本は、作品を鑑賞した直後の観客を前に「会場に足を運んでいただきありがとうございます。道ならぬ恋に突き進む主人公島崎和子を演じました宮本茉由です」とコメント。続いて、水野、奥野、監督が喜びの言葉と共に挨拶をしました。今回の映画が初出演で初主演となる宮本は、全国公開の初日を迎えて「こんなに多くの方に来ていただけて本当に嬉しいです。こうやって一つの作品が完成して皆さんに観ていただけることは奇跡なんだなと感無量です。かず子をイメージして普段は着ないような大人びたドレスを選んでいただきました」と観客への感謝と舞台挨拶への意気込みを語りました。

続いて、「最後の貴婦人」と称される母を演じた水野が「本当の華族の方にはお会いしたことがないのですが、いろいろな情報が集められる時代ですので、インターネットで調べたり、華族のお嬢様たちが語ったインタビューをまとめた本、実際に(劇中の)私たちが住んでいたという西片町にあるお屋敷街の跡地を訪れたりして、私なりに都貴子という女性のイメージを膨らませました」と、役作りを明かします。弟・直治役の奥野は、「今まで演じてきた役の中で一番シリアスな展開降り注ぐ役柄だなと脚本を読んで思いました。母の死、お師匠さんの死など、生と死の入り混じる複雑な感情をどう表現しようかと常に考えながら演じてきましたけど、しんどかったです(笑)」と、安藤政信演じる流行作家・上原にあこがれて作家を目指し、戦後の混沌とした時期を乗り越えようともがく直治の難しい役どころを振り返りました。

50年以上の前の脚本から、映画製作を決めてから大変な苦労を重ねてきた近藤監督は、「お母さん役は企画が動き出した5年前から水野さんしか考えられないと思っていました。かず子と直治は難しかったのですが、2年前に企画が再開したとき、宮本さんと衝撃的な出会いをして、プロデューサーと「経験は関係ない。この人で行こう」と即断しました。直治も素晴らしい、文句のつけようがありません。ご覧になった皆様はわかっていただけると思いますが、この3人の映画です。この3人が良ければ大丈夫と思っていました」と作品を支えたキャストを称賛した。今年で45回を迎える「山路ふみ子映画賞」で山路ふみ子文化財団特別賞を受賞した件をMCから紹介されると、「山路ふみ子さんの代表作は溝口健二監督の作品。僕の師匠である増村保造監督はかつて溝口監督のもとで助監督をしていたので、「俺が助監督のときは溝口さんにこうした」という話をずいぶん聞かされたという縁があります。映画界に何かを残したいという山路ふみ子さんの気持ちを、この作品のスタッフ、キャスト全員に頂いたと思っています」と受賞の感想を明かしました。

その後は、上映後の舞台挨拶ということで作品のネタバレもありのトークに。宮本が奥野に「ビンタをするシーンがあったのですが、キレイな顔なのでしづらかったですね」と撮影を振り返ると、奥野が「全然痛かったです」と返し会場からも笑い声が上がるなど、和気あいあいとした雰囲気で進行しました。

最後は、主演の宮本が「私自身、この作品を通して当たり前の毎日がどれほど幸せで有難いことかを感じました。見てくださった皆さんが、明日からまた頑張ろうと思っていただけたら嬉しいなと思います。本日は本当にありがとうございました」と感謝と作品への願いを語り、大きな拍手のなか舞台挨拶は幕を閉じました。

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『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』

太宰治「斜陽」執筆75周年記念作品

11月4日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国劇場で絶賛公開中。
『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』ポスター

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宮本茉由 / 安藤政信 水野真紀 奥野壮
田中健 細川直美 白須慶子 三上寛 柏原収史 / 萬田久子 / 柄本明
尾崎右宗 菅田俊 岡部尚 中谷太郎 緒方美穂 三木秀甫 
岡元あつこ 栗原沙也加 今泉朋子 白石恭子 薗田正美 光藤えり 
山村友乃 野崎小三郎 ジョナゴールド / 春風亭昇太

原作:太宰治 
監督:近藤明男 
脚本:白坂依志夫 増村保造 近藤明男
製作:野口英一
プロデューサー:足立喜之 石戸谷洋治、市川武 今泉朋子 上村正樹 小浜圭太郎 栗原隆一 野崎小五郎 山村隆昭
音楽:海沼正利 主題歌:小椋佳「ラピスラズリの涙」(作詞・作曲・歌)
撮影支援協力:青森県 山梨県 五所川原市 つがる市 弘前市 甲府市 山梨市 都留市 三鷹市

2022年/日本/日本語/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/109分/配給:彩プロ
映倫G
©2022 『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』製作委員会
(オフィス近藤 アップサイド 実正寺 スペースT ぱあとなあ ハーモニー ライジングシネマ 山梨日日新聞社 山梨放送)

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