『ゴジラ・フェス2022』３年ぶりのリアル開催

3年ぶりのリアル開催

7回目となるゴジラ生誕を祝うフェスイベント＜ゴジラ・フェス2022＞を行いました。

毎年恒例でゴジラ生誕の日となる11月3日(祝)に開催し、今回で6年目に突⼊した＜ゴジラ・フェス＞。これまで、新宿や日比谷で開催、2020年からはオンライン開催に切り替え、昨年は全世界※に完全無料で配信しました。そして、番外編を含め第7回目となる今年、ついに＜ゴジラ・フェス＞がリアル開催となりました。

2年間のオンライン開催によって、日本全国、さらには全世界のゴジラファンの皆様にゴジラ・フェスへご参加頂きました。今年も国内外のファンの皆様にゴジラ・フェスを楽しんで頂けるよう、リアル開催と同時に、お越しになれない方のために、会場の様子をご覧頂ける配信も実施しました。

＠東京国際フォーラム

東京国際フォーラム地上広場で開催した＜ゴジラ・フェス2022＞には、子供から大人まで約15,000人が来場。

リアルならではの展示やイベント、ゴジラグッズの紹介や新情報解禁で人気となっているライブ配信番組「ゴジラ・ストアTV」など、ゴジラ生誕68周年の誕生日にふさわしいコンテンツが満載、配信総視聴者数、約21万人も含め、世界中のファンの皆様とともにゴジラの誕生日を盛大にお祝いしました。

メインステージは、総合司会を務めるフリーアナウンサー・笠井信輔さんが登場すると、オープニングから駆け付けたゴジラファンから大きな歓声があがりました。冒頭から「重大発表︕」として、東宝による映画“ゴジラ最新作”が ⼭崎貴監督によって制作中であり、来年11月3日に公開されることが発表されると一気にボルテージがＭＡＸ
に。

笠井アナから開会が宣言され、＜ゴジラ・フェス2022＞がスタートしました。

ガイガンの生誕50周年

そして、ガイガンの生誕50周年を記念して新規制作されたガイガンのスーツをお披露目。造形の若狭新一さんをお迎えして制作にまつわるトーク。若狭氏は『ゴジラVSスペースゴジラ』(1994)で、スペースゴジラのスーツを担当。
ゴジラより強く見えるように大きくしようと考え、「ゴジラのサイズを聞いたが教えてもらえなかった」と今だから言えるマル秘ばなしを明かし、会場を盛り上げました。新しいガイガンスーツが登場すると会場からは大きな拍手がおこり、若狭氏はこだわった爪、背びれ、鱗について、初期のスーツとの違いなどを細かく説明し、ファンは真剣に耳を傾けていました。ガイガン退場時には、子供たちから「ガイガンコール」が沸き起こるなど、会場が一体となり最高のお披露目となりました。その後、新しいガイガンスーツとのグリーティングも行われました。

続いてGEMSTONE入賞作品『G vs.G』の待望の続編『ゴジラVSガイガンレクス』を初上映。クリエイターの 上西琢也氏が登壇し、7月から3ヶ月かけて制作したことや、赤いガイガンの誕生秘話を語りました。

他にも、久々のゴジラスーツとのグリーティングや、ちびゴジラとのグリーティングなどいずれのブースも⻑蛇の列が出来ており、大人気「怪獣人形劇ゴジばん」ミニ舞台公演は子供から大人まで、開演前から多数の観客が待機し、2回の公演どちらも大盛況。

「居酒屋ゴジラ」

ゴジラ・フェスのクライマックスには、ゴジラレジェンド達がお酒を飲みながら語り合う「居酒屋ゴジラ」がスタート。今年は『ゴジラVSスペースゴジラ』(1994)に主演した俳優の橋爪淳さんを迎え、プロデューサーの富山省吾さんと、本作の大ファンだという田口清隆監督の3人で、今だから聞ける当時のエピソードを振り返り。主役を演じた橋爪さんは、オファーが来た時、「当時痩せていて、色も白かった」といい、「撮影までの3ヶ月の間に筋トレをして日焼けサロンに通った」と、あの熱血漢のあるＧフォースの少尉・新城は、橋爪さんの役作りだったことを明かしました。本作の特技監督は多くの特撮を手掛けるレジェンド・川北紘一氏。台本に無いシーンでも思いついた事ややりたいことは撮影するそうで、助監督や周りのスタッフから理屈が合わない、前後の辻褄が合わないと指摘されても「そんなことは後で考えればいいだよ︕」「理屈なんていんだよ︕」と突っぱねて結局推し進めていた、と富山プロデューサーが舞台裏を明かすと、⽥口監督は「(監督として)勇気をもらえるなぁ…」と感心し、また、結果今も語り継がれる名シーンを生み出したことに、観客も深く頷いていました。

その他にも、ゴジラが破壊する建物に関する裏話や、ハリウッド版ゴジラの監督交代、ローランド・エメリッヒ版ゴジラについて、など、お酒を飲みながらぶっちゃけトークをする「居酒屋ゴジラ」でしか語れない話も飛び出しました。

ゴジラに詳しい笠井アナも撮影の裏話や撮影のエピソードなど、半ば伝説に近いようなエピソードを本人たちに問いかけるなど、お酒を飲みながら、熱いゴジラトークに華を咲かせました。

フェス特撮第3弾

ゴジラ・フェスの締めくくりには、ゴジラファン待望、恒例となったフェス特撮第3弾を上映。
上映がはじまると、観客たちから大きな拍手が送られました。ガイガンプロジェクトで制作された新しいガイガンスーツを使って撮影された本作。ガイガンが登場すると大きな拍手とともに「おお〜︕」と歓声が巻き起こり、その後もゴジラの攻撃、ガイガンの攻撃が繰り出される度に、大きな歓声と拍手が巻き起こりました。

中川監督はその様子を見て、「こんなにうれしいことはない。はじめは、そんなに拍手や歓声が起こると、映像をちゃんと見られないんじゃないか、と心配になりましたが、そうではなかった様で、本当にうれしい。」と話すと、観客からは「ありがとう︕」など、映像に対する感謝を投げかけていました。「フェス・ゴジラ」の特撮は過去の作品を含め、ゴジラ・フェスのみの特別な映像で、11月3日当日と、配信のアーカイブ期間（1週間）でしか視聴のできない作品。

3年ぶりのリアル開催でファンと一緒に観られる機会ということもあり、『ゴジラ ゴジラ・フェスに現る』(2020)、『ゴジラVSヘドラ』(2021)と合わせて３作品を一気⾒することに。中川監督は「毎年やりきったと思っていたけど、ちゃんと進化している」と3年に渡り、フェス・ゴジラを制作していることに感慨深げで「ゴジラ・フェスに育てて頂いている」と話しました。

また、会場には『フェス・ゴジラ３』の制作陣も駆けつけ、ゴジラファンの皆さんの反応を⾒て感極まるスタッフもいるなど、普段の映画館とはまた違ったリアクションを頂けて本当に嬉しかったと話していました。

展示コーナー

ゴジラスーツのほか、宝田明さん、中野昭慶監督を追悼する展示コーナーもあり、ゴジラファンはレジェンドたちの功績を一目見ようと、真剣な眼差しで胸に刻んでいました。

最後に・・・

８時間におよび開催されたゴジラ・フェス。
最後にもう一度ゴジラが登場し、＜ゴジラ・フェス＞の目的であるゴジラの生誕を祝うセレモニーを実施。ハッピーバースデーの歌を観客みんなで大合唱すると、ゴジラは大きな咆哮でローソクの火を消しました。3年ぶりのリアル開催となったゴジラ・フェスを終えて笠井アナは「やっぱりリアルはいいね。来年は新しいゴジラ映画の公開日でもありますが、ゴジラ・フェスでまた皆さんとお会いできることを楽しみにしています︕」としめくくり、最後まで会場を楽しんだファンからは、大満足の拍手が巻き起こり、イベントはフィナーレを迎えました。

「ゴジラ・フェス 2022」 アーカイブ配信決定︕

配信期日︓2022 年 11 月 4 日(金)〜11 月 10 日(木)23:59 まで
配信場所︓Godzilla Channel ゴジラ（東宝特撮）チャンネル
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