PFFアワード20229月10日(土)に開幕した「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」。 <「PFFアワード2022」受賞結果>※各受賞者にはPFFスカラシップへの挑戦権が贈られます。 【グランプリ】(副賞100万円)映画監督として最も期待したいつくり手に贈られます。 【準グランプリ】(副賞20万円)グランプリに迫る才能を感じさせるつくり手に贈られます。 【審査員特別賞】(副賞10万円/五十音順)無視することができない才能を感じさせるつくり手に贈られます。 【エンタテインメント賞(ホリプロ賞)】(副賞)作品の優れたエンタテインメント性に対して贈られます。 【映画ファン賞(ぴあニスト賞)】(副賞)一般審査員による賞。「映画館で見たい」才能に対して贈られます。 【観客賞】(副賞)観客の人気投票により、最も高い支持を得た作品に贈られます。 ★最終審査員:菊地健雄(映画監督)、玉川奈々福(浪曲師・曲師)、とよた真帆(俳優)、 ■最終日9月25日(日)、受賞5作品を国立映画アーカイブで上映!! ■「PFFアワード2022」入選16作品、オンライン配信!10月31日(月)まで DOKUSO映画館:こちら U-NEXT:こちら |
|
グランプリ■グランプリ受賞作『J005311』、東京国際映画祭で上映決定!グランプリを受賞した、『J005311』(監督:河野宏紀)は、10月24日(月)より開催される「第35回東京国際映画祭」にて特別上映されます。 ▼グランプリ 『J005311』 河野宏紀監督 受賞コメント プレゼンテーター:三島有紀子(映画監督) |
|
準グランプリ▼準グランプリ 『スケアリーフレンド』 峰尾宝監督 髙橋直弘監督受賞コメント |
|
▼最終審査員5名による審査総評
玉川奈々福(浪曲師・曲師)グランプリの受賞シーンでは思わず涙ぐんでしまいました。審査員満場一致で決まった作品でした。この作品で間違いない、と。 三島有紀子(映画監督)だんだんと表現の自由が失われていく中で、映画って本当に自由だな、と思わせて頂けた幸せな時間でした。 とよた真帆(俳優)思いがけず青山真治の名前が出たので、今回のPFFで特集を組んで頂きありがとうございます。夫もとても喜んでいると思います。映画を命懸けで人生の全てを捧げて撮っていた青山真治の横にいた者として、映画はマジ(本気)であると本当に思っているんです。 菊地健雄(映画監督)今回スクリーンで全作品を観ました。コロナ禍を経てのぴあフィルムフェスティバルの入選作16作品全てに作り手の視点の豊かさを感じましたし、自分自身も刺激をもらって、久しぶりに映画学校の学生だった頃の気持ちに戻り「映画って何だろう」とか色んな事を考えました。特に今回賞をとれなかった皆さんに伝えたいのですが、自分も35歳で映画監督デビューするまで、シナリオコンペや卒業制作などで選ばれたことがなかったんです。それでも「撮り続けること」で、自分の眼差しや世界との向き合い方が浮き彫りになってくると思います。映画というのは色んな形があっていい。それぞれのやり方で続けていって、皆さんとまたどこかで会えることを心から願っています。 光石 研(俳優)ぼくは俳優でして、審査員をやるような立場ではありません。映画を撮る、語る専門でもなく、ただただ映画に映り込む専門としてこれまでやってまいりました。でも、ひとつ言えるのは、映画の現場はもの凄く楽しいです。ぼくのデビューは、16歳なんですが、大人たちにまぜていただき、そのワチャワチした映画の現場に惚れて、この世界に入りました。それは今でも変わらず、どこの現場でも、揉め事あり、楽しさあり、大変さもあるのですが、みんな一生懸命につくって、完成した時には喜び合っています。本当に映画の現場は楽しい、みなさん、どんどんつくり続けてください! |
|
「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」 国立映画アーカイブ(京橋) 9月25日(日)まで開催。 第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』 2023年劇場公開予定。 |
©PFF