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第17回ロサンゼルス日本映画祭で最優秀賞

『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』などで知られる作家・佐藤泰志が、函館ではなく関東近郊を舞台に描いた短編小説『夜、鳥たちが啼く』(所収「大きなハードルと小さなハードル」河出文庫刊)が映画化。12月9日(金)より、新宿ピカデリー他全国ロードショーとなります。
夜、鳥たちが啼く夜、鳥たちが啼く
この度、本作が第17回ロサンゼルス日本映画祭でワールドプレミア上映され、見事、最優秀長編作品賞を受賞しました!現地で行われた舞台挨拶に城定監督がオンラインで登場し、世界に向けて本作をアピール!!

日本時間9月18日(日)に、第17回ロサンゼルス日本映画祭のオフィシャルセレクション部門に出品されていた本作が、ハリウッドのマリリンモンロー劇場にて、ワールドプレミア上映された。会場にはアメリカ人のコアな日本映画ファンの人々が集まり、上映後の舞台挨拶では、城定秀夫監督がオンラインで登場!
『夜、鳥たちが啼く』
スクリーンに映し出された監督へ、映画を鑑賞した映画ファンからの多くの質問があがったほか、「人間の心の葛藤や、抑えきれない衝動、人間の内面を深く見事に表現していた」との感想も届き大盛況に。さらに、作家・佐藤泰志の同名短編を映画化したことが観客に伝えられると、同作家の作品が多く映画化されていることを知っている観客も多く、作家・佐藤泰志の海外での人気も明らかとなった。

また主人公・慎一を演じた山田裕貴さんのキャスティングについて「大きな作品に出ることの多い俳優ではあるが、出演してくれるはずだと信じてオファーをした」と監督が話すと、会場からは“どうして出ようかと思ったのか?”など、山田さんに聞かないとわからないような質問も飛び出し、場内には笑いが起きていた。

質疑応答の最後には会場に来た観客と、スクリーンに映った城定監督との記念撮影も行われ、上映会はアットホームな雰囲気で終了。ワールドプレミア上映に手応えを感じた様子が伺えた。
『夜、鳥たちが啼く』
ロサンゼルス日本映画祭は、日本時間9月19日まで開催され、本作は見事、最優秀長編作品賞(best future award)の受賞を果たした。

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『夜、鳥たちが啼く』

12月9日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

脚本は同2作を手掛けた高田亮、監督を努めたのは高田の助監督時代からの盟友であり、近年『アルプススタンドのはしの方』『愛なのに』『女子高生に殺されたい』『ビリーバーズ』などジャンルを問わず話題作を生み出し続け、高い評価を得る鬼才・城定秀夫。

内に秘めた破壊衝動と葛藤する売れない小説家の主人公・慎一を演じるのは『東京リベンジャーズ』『燃えよ剣』『余命10年』など多彩な役柄で観客を魅了し続けてきた実力派俳優・山田裕貴。離婚を機に、息子とともに慎一のもとに身を寄せるヒロイン・裕子を、近年、内田英治監督、タナダユキ監督、紀里谷和明監督、松本優作監督など、気鋭の監督作品への出演が絶えない演技派女優・松本まりかが演じる。
夜、鳥たちが啼く
STORY 
若くして小説家デビューするも、その後は鳴かず飛ばず、同棲中だった恋人にも去られ、鬱屈とした日々を送る慎一(山田裕貴)。そんな彼のもとに、友人の元妻、裕子(松本まりか)が、幼い息子アキラを連れて引っ越してくる。慎一が恋人と暮らしていた一軒家を、離婚して行き場を失った2人に提供し、自身は離れのプレハブで寝起きするという、いびつな「半同居」生活。自分自身への苛立ちから身勝手に他者を傷つけてきた慎一は、そんな自らの無様な姿を、夜ごと終わりのない物語へと綴ってゆく。
書いては止まり、原稿を破り捨て、また書き始める。それはまるで自傷行為のようでもあった。
一方の裕子はアキラが眠りにつくと、行きずりの出会いを求めて夜の街へと出かけてゆく。親として人として強くあらねばと言う思いと、埋めがたい孤独との間でバランスを保とうと彼女もまた苦しんでいた。そして、父親に去られ深く傷ついたアキラは唯一母親以外の身近な存在となった慎一を慕い始める。慎一と裕子はお互い深入りしないよう距離を保ちながら、3人で過ごす表面的には穏やかな日々を重ねてゆく。だが2人とも、未だ前に進む一歩を踏み出せずにいた。そして、ある夜・・・。

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出演:山田裕貴、松本まりか
森優理斗、中村ゆりか、カトウシンスケ/藤田朋子/宇野祥平、吉田浩太、縄田カノン、加治将樹
監督:城定秀夫 脚本:高田亮
原作:佐藤泰志「夜、鳥たちが啼く」(所収「大きなハードルと小さなハードル」河出文庫刊)
© 2022 クロックワークス 製作・配給:クロックワークス  yorutori-movie.com
2022年/日本/115分/ビスタ/DCP5.1ch 映倫:R15

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