『十年 Ten Years Japan』リバイバル緊急上映決定是枝裕和監督 総合監修 国際共同プロジェクト 「PLAN75」が世界に羽ばたくきっかけとなった十年後の日本を描いたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』2022年8月26日(金)より関西から全国へ巡回上映! 日本版のエグゼクティブプロデューサーは、是枝裕和監督。若手監督の育成を日頃より実践している是枝監督が総合監修を務めるのは自身初の試みでした。今年のカンヌ国際映画祭では、早川千絵監督と是枝裕和監督が”師妹再会”するなど、作品を通じて大きな成長変化もありました。 家族の個人データをデジタル遺産として受け継いだ家族の物語『DATA』(津野愛監督)は、産まれてすぐに亡くなった母の面影を求める主人公を杉咲花が熱演。『美しい国』(石川慶監督)では、東京オリンピックをオマージュした作品として中野太賀が主演し、自衛隊徴兵制が義務化された日本を描く。AI知能で道徳を刷り込まれた特殊学区の子供達を描く 『いたずら同盟』(木下雄介)は、日本映画界を代表する俳優、國村隼が参加。75歳以上の高齢者に安楽死を奨励するという未来版“姥捨て”を描く『PLAN75』(早川千絵監督)には、川口覚が悩める主人公を怪演。大気汚染によって地下への移住を強いられた母娘の姿を描く『その空気は見えない』(藤村明世監督)の主演には池脇千鶴など、豪華キャストが勢揃い。今回は、関西から巡回上映がスタート、早川千絵監督と石川慶監督らが次回作などで世界の映画祭に飛び立つ前にイベント登壇を予定しています。 |
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5監督からのコメントも到着早川千絵監督コメント『十年 Ten Years Japan』はいったいどこで観られるのか?という問い合わせを多くいただいていたので、公開から4年を経て、再び本作の上映を決めてくださった劇場と本作に興味をもってくださったお客様に感謝します。 木下雄介監督コメント十年後の未来を想い脚本を書いて五年が経とうとしています。コロナ禍と戦争はあの頃から地続きです。私は何を捉えられていただろうか。厳しい現実に孤立し分断された毎日を、それでも揺らがせることができるのは想像力だと信じて、私もまたみなさんとひとつのスクリーンを観つつ、次なる映画を形にするべく糧にしたいと思います。このような上映の機会をいただき誠に感謝しております。 津野愛監督コメントこうしてまた映画館に戻ってこられた事をとても嬉しく思います。再上映を望んで声をあげてくださった皆さま、シアター関係者の皆さまに心より感謝いたします。この映画を撮影していた2017年には想像していなかったような世界が今わたしたちの目の前に広がっています。2022年、5つの物語が今どのように観客の皆さんのもとに届くのかとても楽しみです。 藤村明世監督コメント5年前に『その空気は見えない』の脚本を書いていた時は、見えない何かが物理的にも精神的にも人々に距離を与える本作のような世界が、こんなにも早く現実になってしまうとは想像もしていませんでした。 石川慶監督コメント4年前、僕たち5人の監督が、未来への思いを込めて作った映画が劇場に戻ってきます。あのころ未来だと思っていたものが、不気味な足音を響かせながらすこしずつ近づいている、そんな今だからこそ、このリバイバル上映の意義を感じています。そして、エンタメ大作ひしめくこの時期に、この映画のために枠を空けてくださった劇場のみなさんに深く深く感謝。 |
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<上映スケジュール>8月26日(金)-9月1日(木)シネ・リーブル梅田、アップリンク京都にて上映 ①シネ・リーブル梅田 15:45回 ・8月27日(土) 石川慶監督 登壇あり |
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『十年 Ten Years Japan』シネリーブル梅田&アップリンク京都他、全国順次公開 |
エグゼクティブプロデューサー:是枝裕和
監督・脚本:早川千絵、木下雄介、津野愛、藤村明世、石川慶
出演:杉咲花、田中哲司/太賀、木野花/川口覚、山田キヌヲ、牧口元美/池脇千鶴/國村隼
プロデューサー:髙松美由紀、福間美由紀、水野詠子、ジェイソン・グレイ
製作:分福、吉本興業、十年電影工作室、朝日新聞社、フリーストーンプロダクションズ
配給・宣伝:フリーストーン
スペック:2018/日本/カラー/ビスタ&シネスコサイズ
©2018 “Ten Years Japan” Film Partners