山口県の瀬戸内にある大自然豊かな島を舞台に、雄大な海やどこか懐かしい学校、風情のある診療所など風光明媚なロケ地で撮影され、少年少女の心の成長や、子供たちの目を通して描かれる心温まる家族の姿を描く『凪の島』が8月19日(金)より、新宿ピカデリー、MOVIX周南ほか全国順次公開となります。
この度、本作の公開直前イベントが行われ、主演の新津ちせ、共演の島崎遥香、結木滉星、加藤ローサ、そして長澤雅彦監督が登壇しました。 |
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両親の離婚によって母の故郷である山口県の小さな島で暮らすことになった本作の主人公・小学4年生の原田凪を演じた新津。実母の故郷が山口県という縁もあり「そんな山口県の皆さんと一緒に作品を作ることができて嬉しくて楽しかったです。早く皆さんに完成作品を観てほしいです」と元気いっぱいにアピール。
凪が通う島の小学校の教師・河野瑞樹役の島崎は、笠戸島でのロケを振り返り「コロナ禍ということもあり人がいなくて、わたし達しかいない隔離されたような島での撮影でした」と笑わせつつ「車の音も工事の音もせず、海風の音で朝目覚めるのが気持ち良かった」とうっとり。瑞樹に思いを寄せる漁師・守屋浩平役の結木は「笠戸島の自然や美しい景色がスクリーンを通してそのまま映っているので映画館の大画面で是非観てほしいです!」とロケ地の雄大な自然を絶賛!! 看護師をしながらシングルマザーとして凪を育てる・原田真央役の加藤。映画出演は約10年ぶりとなるが「長澤監督とは3度目のご一緒。10年ぶりの映画出演で緊張するのかと思ったけれど、そこは長澤組ということで安心して臨めました」と再会を喜んだ。 監督&脚本を務めた山口県在住の長澤監督は「オーディションの際、新津さんに『山口県は何もないところ』と言ったら『いいところはいっぱいあります!』と怒られました。それもあって撮影では山口県の良いところを映そうと頑張りました!」と小さな座長の喝を告白。それに対し新津は「山口県は自然豊かで美味しいものも沢山。良いところがいっぱいです!」と改めて強調していた。 凪が海に飛び込むシーンの話題になると新津は「凪は海が大好きな子なので、海に慣れるためにダイビング資格を取りました。撮影時には海が大好きになって、飛び込むシーンの撮影をするのが楽しみでした」と余裕の表情。結木からは「僕が抱っこして海に飛び込むのでちせちゃんは怖かったはず」と心配するも、新津は「凄い安心感がありました!」と感謝していた。 撮影から約1年が経過。現在小学6年生の新津は「去年から身長が8センチくらい伸びました。撮影でのびのびできたからか、今までで一番伸びました」とニッコリ報告。島崎が「私はわからなかった!」と驚くと、母親役の加藤は「私はわかりました。会ってすぐに言いましたよ」と親心を見せ、その成長ぶりに目を細めていた。 そんな新津と加藤は初共演にして親子役。加藤が「ちせちゃんとは初めてお会いした時から打ち解けることができた。長男とも年齢が近いせいか、ちせちゃんの未来を想像したりして愛おしく感じた。だからすぐに背が伸びたこともわかりました」と言うと、新津も「私もすぐに『お母さん!』となりました」とまるで本当の親子のような仲睦まじさを見せていた。 最後に主演の新津は「この作品は、凪と島のみんなと家族の物語です。皆さんも家族や大切な人のことを思い浮かべながらこの映画を観てほしいです」とアピール。長澤監督は「ちせちゃんが成長したという話があったように、夏休みが終わって始業式が始まって何か変わったと思う微妙な感情を大人たちにも思い出してもらいたいと思って作った映画です」と完成に胸を張り、和やかなムードで舞台挨拶は幕を閉じた。 |
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『凪の島』公式ウェブサイト: 公式Twitter: 公式Instagram: 監督は、『ソウル』(2002/長瀬智也主演)や『卒業』(2003/内山理名・堤真一主演)、『13階段』(2003/反町隆史・山崎努主演)、『夜のピクニック』(2006/多部未華子・石田卓也主演)などのメジャー作品のほか、2014年には、岩井俊二プロデュース・脚本の連続ドラマ「なぞの転校生」(テレビ東京)の全12話の演出を担当するなど、先進的に映像作品を制作し続けてきた長澤雅彦。脚本も長澤監督自身によるオリジナル。長澤監督は、『恋』や『くだまつの三姉妹』など、山口県を舞台に数多くの作品を製作しており、「人生の集大成とも宝物とも言っていい作品」と語るほどの力作となる。山口県を舞台に数多くの作品を製作する長澤監督が、今度は少女を主人公にした心温まる作品を世に送り出す。 主人公は、両親の離婚によって母の故郷である山口県の小さな島で暮らすことになった小学4年生の凪。その凪役には、Foorinメンバー(2018-2021)としての活動や、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2021-2022)への出演など、多方面で活躍している新津ちせ。全国で開催されたオーディションで新津は、当時10歳とは思えない見事な演技力で、監督をはじめプロデューサー陣を虜にし、主役の座を獲得した。凪が通う小学校の担任教師・河野瑞樹役には、AKB48卒業後に女優として華々しく活躍する島崎遥香。その瑞樹に思いを寄せる漁師・守屋浩平役に、スーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」の主演をはじめ、メンズファッション誌「smart」の専属モデルとして注目される若手俳優の結木滉星。 さらに、凪の母・原田真央役に加藤ローサ、真央と離婚した凪の父・島尾純也役に徳井義実(チュートリアル)、小学校の用務員として子供たちを見守る山村徳男役に嶋田久作、凪の祖母・原田佳子役に木野花と、個性派・演技派俳優が集結し、ひとりの少女のひと夏の成長や、心の機敏を丁寧に紡ぎました。 ストーリー 両親が離婚し、母の故郷である山口県の瀬戸内にある小さな島で暮らすことになった小学4年生の凪(新津ちせ)。母・真央と、祖母・佳子と一緒に、佳子が医師をしている島唯一の診療所で暮らしている。普段は明るく振る舞う凪だが、母へ暴力を振るうアルコール依存症の父・島尾の姿が目に焼き付き、心に傷を負い、時々過呼吸になって倒れてしまう。そんな凪を、事情をすべて知った上で何も言わず温かく受け入れてくれる島の住民たち。凪が通う小学校の同級生の雷太や健吾、担任教師の瑞樹、用務員の山村、漁師の浩平。彼らもまたそれぞれ悩みを抱えながらも前向きに生きていた。その悩みを知った凪もまた、彼らを支えようと奔走し、一歩ずつ笑顔を取り戻していく。だが、島での平穏な日々はそんなに長くは続かなかった。島に突然父がやって来て、再び家族に戻りたいと言い出した。その願いを聞いた凪は… |
監督・脚本・編集:長澤雅彦
出演:新津ちせ 島崎遥香 結木滉星 加藤ローサ 徳井義実(チュートリアル) / 嶋田久作 / 木野花 ほか
音楽:Kitri / 主題歌「透明な」<日本コロムビア(BETTER DAYS)>
プロデューサー:木幡久美、宗森達司 / 撮影:神戸千木 / 録音:滝澤修
2022年 | 日本 | カラー | 108分 | シネマスコープ
制作:スールキートス、Kビジョン 配給:スールキートス
© 2022『凪の島』製作委員会