映画情報どっとこむ ralph

石井杏奈インタビュー

1948年・木下恵介監督、1962年・市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた島崎藤村・不朽の名作「破戒」。60年の時を経て、往年の名作が再び映画化され、7月8日(金)丸の内TOEIほかにて全国公開となります。
間宮祥太朗『破戒』
この度、石井杏奈が共演者の間宮祥太朗らについて語ったインタビュー映像と、新たな場面写真を解禁となりました。

石井は、本作の撮影を振り返り、こう語っている。

Q: 志保役を演じて
志保の控えめだけど、芯の強さや、負けん気のあるところは演じていて楽しかったです。丑松さんに恋をしていくシーンも、勇気を振り絞って一歩踏み出す志保が見えるので、演じていてやり甲斐のある役でした。

Q: 間宮祥太朗さんと共演して
初めて間宮さんとお会いしました。ずっと京都で撮影していて、京都での間宮さんしか知らないので、私の中では「間宮さんは丑松さんだ」と思いながらオンの時もオフの時も接していました。

Q: 竹中直人さんと共演して
竹中さんが落語をするシーンがあるのですが、みんな拍手喝采するくらいの上手さで、度肝を抜かれました。直接竹中さんとお会いできて、お芝居を間近で見させていただいて、とても感動しました。

Q:『破戒』のテーマについて
明治時代の話ですが、現代に通じるものがたくさんあります。SNSが主流の世の中で、見えない差別がたくさんあって、傷つく人がたくさんいる現状でもあるので、この作品を通して同世代の方に人に思いやりを持って接することの素晴らしさを、自分のありのままで生きていく素晴らしさを伝えられたらいいなと思います。

Q: 観てほしいポイント
ひとつの物語の中で様々な人が成長していく作品でもありますし、悪い人すらも愛おしくなるような作品になっているので、この作品を観て多くの人に一歩進む勇気を与えられたらいいなと思います。

映画情報どっとこむ ralph 解禁された場面写真
今回解禁された場面写真では、下宿先で奉公する姿のほか、間宮祥太朗がインタビューで「セリフではない目線だけのやり取りでしたけど、言葉以上に語りかけてくることが多くて印象に強く残りました」と語った見つめ合うふたりのショットも初解禁となっている。石井杏奈_破戒石井杏奈_破戒石井杏奈_破戒石井杏奈_破戒
映画情報どっとこむ ralph

『破戒』

公式サイト:
http://hakai-movie.com/

公式Twitter:
@hakai_movie

公式Facebook:
@hakaimovie
『破戒』本ビジュアル
物語・・・

なぜ自分の故郷を語れない。 なぜ好きな人に気持ちを伝えることができない

瀬川丑松(間宮祥太朗)は、自分が被差別部落出身ということを隠して、地元を離れ、ある小学校の教員として奉職する。彼は、その出自を隠し通すよう、亡くなった父からの強い戒めを受けていた。
 彼は生徒に慕われるいい教師だったが、出自を隠していることに悩み、また差別の現状を体験することで心を乱しつつも、下宿先の士族出身の女性・志保(石井杏奈)との恋に心を焦がしていた。友人の同僚教師・銀之助(矢本悠馬)の支えはあったが、学校では丑松の出自についての疑念も抱かれ始め、丑松の立場は危ういものになっていく。苦しみのなか丑松は、被差別部落出身の思想家・猪子蓮太郎(眞島秀和)に傾倒していく。
猪子宛に手紙を書いたところ、思いがけず猪子と対面する機会を得るが、丑松は猪子にすら、自分の出自を告白することができなかった。そんな中、猪子の演説会が開かれる。
丑松は、「人間はみな等しく尊厳をもつものだ」という猪子の言葉に強い感動を覚えるが、猪子は演説後、政敵の放った暴漢に襲われる。
 この事件がきっかけとなり、丑松はある決意を胸に、教え子たちが待つ最後の教壇へたとうとする。『破戒』本ビジュアル

***********************************

キャスト:間宮祥太朗 石井杏奈 矢本悠馬 高橋和也 小林綾子 七瀬 公 ウーイェイよしたか(スマイル) 大東駿介
竹中直人 / 本田博太郎 / 田中要次  石橋蓮司  眞島秀和

企画・製作 全国水平社創立100周年記念映画製作委員会
制作 東映株式会社
制作協力・配給/宣伝 東映ビデオ株式会社
制作プロダクション 東映株式会社京都撮影所
原作:島崎藤村『破戒』
脚本:加藤正人/木田紀生
監督:前田和男
音楽:かみむら周平

©全国水平社創立100周年記念映画製作委員会

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ