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『大河への道』公開初日舞台挨拶千葉県香取市では地元を盛り上げるために、郷土の偉人「伊能忠敬」を主役にした大河ドラマの開発が進むが、驚くべき新事実が発見される。それは1821年に史上初の日本地図を完成させたのは、あの伊能忠敬ではなかった、ということ。では一体、初の日本地図は誰が、どのように作ったのか。そこには、歴史に埋もれてしまった、涙なしには語れない秘密の物語が隠されていた−。 |
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中井貴一、松山ケンイチ、北川景子ら登壇主演のみならず、企画にも名を連ねた中井。立川志の輔の新作落語『大河への道―伊能忠敬物語―』を映画化するにあたり「今や時代劇がなくなり、民放でも放送されなくなってきました。僕としては時代劇に関わるもの、京都撮影所や、スタッフや俳優の知識を残さねばと思った」と使命感があったようで「でもそれはお客様にご覧いただけてこその話。そんな中で立川志の輔師匠の落語に出会い、この題材ならばコメディと悲劇を合わせ込められるのではないかと思った」と本作制作の出発点を明かした。 中井とは10年以上の付き合いがあるという松山は「貴一さんは包容力のある俳優さんで、安心と信頼がある。この作品にはそんな貴一さんの人間性や優しさが溢れています」とリスペクト。劇中で描かれる地図作りという偉業には「地図の完成に至るまでの熱意や困難は今に通じる部分があるのかもしれない。現代とのリンクを感じて見てもらえるはず」と期待を込めた。 本作に対して「この映画にはピラミッドと同じくらいの驚きの物語が隠されている」と感嘆したという北川は「本物のピラミッドは見たことがないけれど…」と笑わせつつ、伊能忠敬らの偉業に触れて「日本地図を作るということは、ピラミッドを作るのと同じくらい凄いことだと思った。当時は上から撮影することなんてできないし、人間だけで距離を測って作るのは気の遠くなる作業。凄いと思った」と感動していた。 玉置浩二による書下ろし主題曲「星路(みち)」の話題に。中井は「本当にラッキー!」と玉置の主題歌快諾に喜び「玉置さんは映画をご覧になって楽曲を作ってくれたので作品にマッチしています。本編が終わっても最後まで歌を聴き終わってから席を立っていただきたい」と観客に呼び掛けていた。 |
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『大河への道』5月20日(金)全国公開 原作は立川志の輔の新作落語「大河への道―伊能忠敬物語―」。その画期的な“伊能忠敬が出てこない伊能忠敬物語”は、2011年の初演以来、「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返す。本作は主演をつとめる中井貴一が原作となる落語を観劇し、感動のあまり自ら立川志の輔に映画化の直談判をしたことから始まった。そして、映画『大河への道』は、前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの二つでドラマが描かれる。共演には松山ケンイチ、北川景子、橋爪功といった日本映画界のトップランナーである俳優陣が一人二役で出演! STORY |
中井貴一 松山ケンイチ 北川景子
岸井ゆきの 和田正人 田中美央 溝口琢矢
立川志の輔 西村まさ彦 平田満 草刈正雄 橋爪功
原作:立川志の輔「大河への道-伊能忠敬物語−」
(漫画版:小学館ビッグコミックオリジナル増刊号にて連載中/小説「大河への道」(河出書房新社)3月8日発売)
脚本:森下佳子(「JIN-仁」「ごちそうさん」「おんな城主 直虎」「義母と娘のブルース」)
音楽:安川午朗(『八日目の蝉』『殿、利息でござる!』『孤狼の血』) 監督:中西健二(『青い鳥』『花のあと』)
製作幹事:木下グループ
製作プロダクション:デスティニー
配給:松竹
©2022「大河への道」フィルムパートナーズ