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『死刑にいたる病』舞台挨拶2013年度賞レースを席巻した、史上最悪の凶悪事件とその真相を描いた問題作『凶悪』で注目を集め、恋愛ミステリーに挑戦した『彼女がその名を知らない鳥たち』や、警察とやくざの血で血を洗う攻防戦を過激な描写も辞さずに描いた『孤狼の血』でも数々の映画賞を獲得しただけでなく、高い支持を得ている、今日本映画界で最も注目される白石和彌監督が、注目の作家・櫛木理宇の最高傑作を映画化! 『死刑にいたる病』公開記念舞台挨拶日時:5月7日(土) |
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阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、白石和彌登壇初日翌日となる5月7日に公開御礼舞台挨拶を行い、主演の阿部サダヲと岡田健史、共演の岩田剛典、そして白石和彌監督が出席した。 連続殺人犯・榛村大和役の阿部。公開後の反響については「面白かった、もう一度見たいという声もありながら、ポップコーンが途中で食べられなくなったという声もありました」と笑顔をみせる。大和から冤罪を証明してほしいと依頼される大学生・筧井雅也役の岡田も「今までにないくらい褒められています」と照れながら自賛。謎の男・金山一輝役の岩田は「僕はこの作品を午前中に見てしまって…少し食欲がなくなった」と笑いつつ、阿部が演じた榛村大和について「ここまでのサイコキラーは邦画史に残るのではないかと思うくらいのインパクト」と絶賛していた。 白石監督は「見るたびに面白くなっていく中毒性のある映画。それぞれのキャラクターの視点で見ると、見えてくる物語が変わってくるはず」とリピート必至を強調。その言葉通り岡田は連続で3回見たそうで「阿部さんから『狂っているね!』と言われました」と照れながらも何故か嬉しそうだった。 観客はもちろんのこと、キャスト全員を震え上がらせる演技を披露した阿部。演じる上では「普通の人に見えるようにした」といい「“晴れ時々殺人”そんな感じです」と明かすと、すかさず岩田は「名言ですね!」と阿部語録を面白がっていた。 長髪で顔が半分隠れた謎の男を熱演した岩田は「これほどまでに挑発的な役は初挑戦。白石監督は僕のことを普段どのように思われているのか?」と新境地開拓を自負しながら「長髪にすると母親に似ているなと思った。僕は母親似なので長髪にすると面影がある。なんだか…目覚めてしまいそうでした」と笑わせた。当の白石監督から「どんな役になっても色気や立ち姿のカッコ良さが出てきてしまう素敵な方」と資質を褒められると、「恐縮です!」と照れていた。 ハマっているモノやコトを発表本作のタイトルにかけて、自身が“病的に”ハマっているモノやコトを発表する企画も実施。 その岡田はハマっているものについて「料理に至る病」と紹介するも「阿部さんの爪話には負ける!」と苦笑い。 最後に白石監督は「サイコサスペンスだけれど、中毒性の高い作品」とアピールし、岩田も「自分にとっても自信作。面白く見ていただけるはず」と手応え。岡田は「早朝から観るには少しヘビーですが、僕自身思い入れのある作品。自分の芝居も関わってくれた方々も含めてこの身に宿していきたい」と自負し、阿部は「映画を観終わってから喋りたいと思わせる映画はやはり面白い。幅広い年齢層の方々に楽しんで見てもらえるはずです」と大ヒットを期待していた。 |
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『死刑にいたる病』大ヒット公開中 twitter: STORY |
出演:阿部サダヲ 岡田健史
岩田剛典 / 宮﨑優 鈴木卓爾 佐藤玲 赤ペン瀧川 大下ヒロト 吉澤健 音尾琢真 / 中山美穂
監督:白石和彌 脚本:高田亮 原作:櫛木理宇「死刑にいたる病」(ハヤカワ文庫刊)
配給:クロックワークス
©2022映画「死刑にいたる病」製作委員会