映画情報どっとこむ ralph

日本シナリオ作家協会・第31回新人シナリオコンクール結果発表

直接映画!な内容ではありませんが、新人シナリオコンクールの結果をご紹介。
日本シナリオ作家協会・第31回(2021年度)新人シナリオコンクールにて、俳優・篠山輝信が『島』でグランプリ受賞したことが、2022年4月4日発売の月刊シナリオにて発表となりました。

篠山輝信から喜びコメント

受賞に篠山輝信は、
「コロナ過で初めてシナリオを書いてみようと思ったとき、何について書くか、ということだけは自分でも不思議なくらい明確でした。僕の母は沖縄出身です。そして僕は血の繋がった祖父を知りません。
自分のルーツに何があったのか、知りたい気もするし知りたくない気もします。
そういう僕の個人的葛藤からこの物語は生まれました。それがこのようなこのような結果となり、望外の喜びと同時に、沖縄の物語を書いた、ということの責任を感じています。これからも自分の故郷として、日本人の一人として沖縄と向き合っていきたいと思います。最後に一年間オンラインでの講座で丁寧にご指導してくださった講師の方々、様々なご感想をくださった受講生の皆様がいなければ、この物語を書きあげることはできませんでした。心より感謝申し上げます。」篠山輝信

柏原寛司審査委員長の選評

脚本家、映画監督、シナリオ作家協会理事でもある柏原寛司審査委員長の選評では
「『島』は沖縄の現代と過去をうまく表現した構成が見事で、主人公が母親の納骨をしに沖縄へ行くことで沖縄の歴史を、そして主人公とキャバ嬢のユーチューバーを通して現代の沖縄を描き出している。作者の力量はなかなかのものだ。」
と評しています。

映画情報どっとこむ ralph

『島』ストーリー

『島』
ストーリー
自殺した母親が遺骨を沖縄の墓に入れて欲しいと遺言をのこしていた。
死んで初めて沖縄に親族がいると知った中年男が、母の遺骨を菩提寺に納めるべくその親族を訪ねる。
ところが祖母に、同じ墓には入れられないと追い帰される。なぜ?その理由を探ることで沖縄で生きた、そして生きている人々の苦悶を描き、自分の出生の秘密も知ることになる。

映画情報どっとこむ ralph

第31回新人シナリオコンクール授賞式

日本シナリオ作家協会・第31回(2021年度)新人シナリオコンクール受賞式は6月17日(金)学士会館にて開催予定

最終審査結果

【第31回新人シナリオコンクール】  
入選 (賞状及び副賞100万円)
『島』篠山輝信

【特別賞 大伴昌司賞】
入選 (賞状及び副賞100万円)
『R団地のミツバチ』ばたくみ

映画情報どっとこむ ralph

ちなみに・・・

<最終選考対象作品>

『R団地のミツバチ』ばばたくみ
『ウエストロード・ラブストーリー』平瀬たかのり
『三十路の肖像』松野糸
『波紋』大永惠子
『白いヒカリ』松ケ迫美貴
『泣く人にはよく火がつく』洪先恵
『卵子の年齢』磯﨑由佳
『四つ葉のカルマ』なないろみほ
『おもかげ錦華鳥』志賀直揮
『さぁ、アニメの時間です』上野詩織
『島』篠山輝信

日本シナリオ作家協会公式HPで最終選考に残った作品の各シナリオ閲覧可能です。

***********************************

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ