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永井和男監督自らの実話が元ネタ

バラエティ番組を作るために制作会社に入社したのに、深夜に街の良さを紹介する番組「この街と私」を担当している23歳のADの葛藤を描く映画『この街と私』は、監督・脚本・編集を務めた永井和男の実話を元にした成長物語。
この街と私
この度、3月4日(金)よりアップリンク吉祥寺にて公開されるのを前に、本作で映画初主演となった上原実矩のオフィシャルインタビューが到着しました。

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上原実矩オフィシャルインタビュー

上原実矩『この街と私』インタビュー

Q.本作出演の経緯をお教え下さい。初主演の感想は?

監督からお芝居を見たいと声をかけて頂いてオーディションに呼ばれました。決まった当初は主演という実感がなかったんですけれど、リハーサルや衣装合わせをしていく中で責任感が芽生えてきました。嬉しいというよりも、主演という立場をどうやって務めればいいんだろうという方が大きかった気がします。主演として居なきゃだとか必死に頑張らなきゃというのは意識としてあったので、ちょっと空回りしているところだとかが結果的に美希に通じているところがあると思います。

Q.テレビ番組のAD役でしたが?

美希がやっているテレビの現場は行ったことがなかったので、自分の知識量では把握できないことがあったんですけれど、監督がもともとADをやられていたので、少しずつ拾っていって作っていきました。

Q.脚本を読んで、美希はどういう女の子だと思いましたか?

お笑いのこととか好きなことはある一般的な女の子なんですけれど、掴みどころがなかったので、監督に掴みどころを聞いたりしましたが、監督はあまり掴んでほしくないようでした。この仕事を選んでしまったが故にというところだと思うのですが、ヘロヘロのところだとか、やっている最中よくわからなくなってしまうところがあるのかなと思いました。  

Q.イン前に監督とはどのような話をしましたか?

美希の人物像についてだとか、ADのお仕事だとか、監督がロケハンに行って色んなところを見てこの脚本ができたと聞いたので、その時どう思ったかなど温度感だとかを聞いたりしました。監督は実話ではないとはおっしゃっていますけれど、監督の感じたものが脚本にはリアルに反映されていたので、その辺りは参考にしていたと思います。

Q.彼氏との関係はどう思いましたか?

夫婦ではないけれど、空気みたいな感じですよね。「(ヒモの彼氏を)損切りできない」というセリフもありますが、美希の性格を表しているし、だから一緒にいるんだろうなと思います。私だったら(ヒモ男だと)面倒くさいとなってしまうので、そこは美希と違うかもしれません。

Q.美希は仕事でいっぱいいっぱいで、彼氏に当たってしまい、寛大じゃない彼氏だったら別れを切り出されてしまうようなことも言いますが?

完成した作品を見ると、まあまあ酷いこと言っているなと思うんですけれど、美希は自分のことでいっぱいいっぱいになっているので、翔也に支えていられていますよね。

Q.彼氏・翔也役の佐野弘樹さんとご一緒してみていかがでしたか?

翔也そのままだなと思いました。あの感じでこられるのを酷い言葉で返すという感じでした。ずっと飄々としている感じで、フットワークが軽いという感じはご本人が持っているものなのかなと思いました。

Q.完成した本編を見てどう思いましたか?

冒頭は意外とポップな作品に仕上がっているという印象だったので、気軽に観て頂ければと思います。

Q.本作の見どころはどこだと思いますか?

大きい衝撃がある映画ではないんですけれど、なんだかんだ言って色んな人に支えられて生きているんだな、背中をそっと押してもらっているんだな、というところを改めて感じ取ってもらえたらいいなと思います。

Q.読者にメッセージをお願いいたします。

大きいことは起きないんですけれど、日常の些細な出来事や人との繋がりとかをもう一回改めて感じられるような作品です。忙しくて自分のことばかりになってしまうこともあると思うんですけれど、他の人が支えてくれているからこそ自分も悩むことができたりそこから抜け出せたりできると改めて感じて頂ければと思います。

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劇中番組出演のLiLiCoらコメント

LiLiCo、上原実矩『この街と私』
劇中の深夜番組「この街と私」で地元・葛飾を紹介する本人役で出演したLiLiCo、本作に助監督として参加した映画監督の藤村明世と磯部鉄平のコメントも到着。

<本人役 LiLiCo コメント>

ある意味、毎日LiLiCoを演じているので、更にLiLiCoをそのうえで”演じる”のは一番難しい。やはりそのままのLiLiCoではないので。今回は少し脚色してるので、あんなことを本当にすると思われるのもちょっと嫌かも。スタッフにはあんなことしない(笑)作品を通して葛飾の魅力が伝わって、主人公と一緒にいろいろ発見していく。それが一番自然なかたちで、葛飾の空気感も住んでいるみんなの人柄も感じ取れます。このシリーズ、ずっと続けられそうで、いろんな葛飾に縁のある方々が行列を作って出演したいと逆オファーしてくれることを期待します!

<藤村明世 / 映画監督 (本作に助監督として参加) コメント>

監督が映画を通して過去の自分を綴り、浄化して行く、そんな映画が好きです。
本作はまさにその魅力に溢れた作品です。
主人公美希のクルクル変わる表情や、セリフの一つ一つの輪郭が浮かび上がって、美希と永井監督が重なって行く様子がとても愛おしい映画でした。
個人的には、作中何度も見られる上原実矩さんの不機嫌顔を、iPhoneのホーム画面にしたいくらい、、そのくらい上原さんの鬱憤溜まった不機嫌顔が最高です。

<磯部鉄平 / 映画監督 (本作に助監督として参加) コメント>

「見栄を張る」という映画の助監督コンビで出会った永井くんとはお互いの映画を手伝い合う仲です。
「この街と私」はADをやっていた永井くんの実話をベースにする事で「地域発信映画」をグッと自分に引き寄せて撮れたと思っています。たぶん。
あるシーンでは自分の実話を映画で書き換えて越えていく瞬間を見てしまいました。
その場に立ち会えたのは凄く幸せな時間でした。

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映画『この街と私』

公式サイト:
http://konomachitowatashi.com/

Twitter:
@thiscityandme

Facebook:
@thiscityandme

あらすじ
ADをしている23歳の村田美希(上原実矩)は、お笑いの番組が作りたくて制作会社に入ったが、深夜に街の良さを紹介する関東のローカル番組『この街と私』の担当として休みなく働いている。彼氏の翔也(佐野弘樹)と同棲している部屋には寝に帰っている状況で、彼氏の話もろくに聞けていない。ある日、お笑いの特番に企画を出したものの、一蹴されてしまった美希だが、『この街と私』の街頭インタビューを初めて一人で任せられる。撮ってきた素材を見たディレクターに、「使えない」と言われた美希は…
上原実矩x永井和男監督『この街と私』

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上原実矩
佐野弘樹 宮田佳典 伊藤慶徳
LiLiCo 川原克己(天竺鼠) ですよ。大西ライオン 大溝清人(バッドボーイズ)

監督・脚本・編集 永井和男
撮影・照明 小林健太 録音・整音 杉本崇志
ヘアメイク 河村夏海 衣装 新関陽香
音楽 山城ショウゴ 助監督 磯部鉄平/藤村明世
制作プロデューサー 源田泰章 プロデューサー 覚野公一/佐藤達朗/内山玲奈
主題歌 Bray me「オリジナルソングのような人生を」
協力 東京都葛飾区
制作 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
配給 アルミード
2019年/日本/カラー/16:9/43分 ©2019地域発信型映画「この街と私」製作委員会

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