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吉田恵輔監督が活弁シネマ倶楽部に再登場『さんかく』や『ヒメアノ~ル』などの吉田恵輔監督が、“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に再登場。 番組MCを映画評論家の森直人が務め、これまでにもトークショーなどでたびたび対話を繰り返してきたという二人が、最新作『空白』について語り尽くしている。 |
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吉田恵輔監督が『空白』を語り尽くす本作は、『新聞記者』や『MOTHER マザー』、吉田監督作『愛しのアイリーン』などを製作してきたスターサンズとタッグを組んだオリジナル作品。現代における「罪」と「偽り」、そして「赦し」を映し出したヒューマンサスペンスだ。あることをきっかけに中学生の娘を失った父親が、恐るべきモンスターと化していくさまが描かれている。7年ぶりの主演映画となった古田新太が主人公である父親役を演じ、この父親に人生を握りつぶされていくスーパーの店長役に松坂桃李が配されている。そのほか、田畑智子、藤原季節、趣里、伊東蒼、 片岡礼子、寺島しのぶらが出演。期待の若手からベテランまでが揃った、多彩な座組となっている。 森が「吉田監督の作品って、基本的にご自身の身に起こった、実体験を基にしたものという印象があります。そういう意味では『空白』に関してはどうなんでしょう?」と質問すると、「時期的に、相方だった脚本家の仁志原了さんが亡くなっちゃって、そんなに時間が経っていない頃でした。彼は唯一の友だちだったし、一番の理解者だったので、いなくなってしまうと、物事に対する自分の中での折り合いのつけ方みたいなものが分からなくなってしまって。そういった存在を急に失ってしまった人たちは、どうやって心の状態を保っているんだろう?という疑問が湧いてきました。それをテーマに脚本を書こうと思ったときに、ふと、ずっと気にかかっていた、20年ほど前のとある事件が合致したんです。古本屋で万引きをした中学生を店長が追いかけて、中学生が電車に轢かれて亡くなってしまった。『この当事者たちって、みんな辛くないか?』と思っていたんです。それに加えて、いまの時代に対して自分が言いたいことを脚本に入れていくうちに、この形になりましたね」と、本作の着想の原点についても深く触れている。 |
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■活弁シネマ倶楽部■YouTube配信URL: |
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映画『空白』9月23日(木・祝)全国公開絶賛公開中 公式サイト:
映画『空白』は、第43回日本アカデミー賞三冠を獲得した『新聞記者』(19)、現実の祖父母殺人事件にインスパイアされた『MOTHER マザー』(20)、その他、『ヤクザと家族』(20)など、意欲的・挑戦的なテーマの作品を次々と生み出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画、『ヒメアノ〜ル』(16)、『愛しのアイリーン』(18)、『BLUE/ブルー』(21)など衝撃とともにその才能を見せつけた吉田恵輔とタッグを組み、現代の「罪」と「偽り」、そして「赦し」を映し出す吉田恵輔監督・オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンス。 物語 |
出演:古田新太 松坂桃李
田畑智子 藤原季節 趣里 伊東蒼 片岡礼子 / 寺島しのぶ
監督・脚本: 吉田恵輔
※吉田監督のよしは土となります。
音楽:世武裕子
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
制作プロダクション:スターサンズ
撮影協力:蒲郡市
配給:スターサンズ/KADOKAWA
製作:2021『空白』製作委員会
(C)2021『空白』製作委員会
PG12