映画情報どっとこむ ralph この度、“成長への気づき”というテーマで制作する藤井道人監督チームの予告映像が解禁となった。
『DIVOC-12』ビジュアル

「12人の監督が紡ぐ、12の物語」

完全オリジナルストーリーからなる12本の作品から藤井監督チーム4作分の予告映像となっている。

藤井監督の『名もなき一篇・アンナ』

アンナ(ロン・モンロウ)に「今日はどこへいく?」と優しく声をかけられる男(横浜流星)。喪失感を抱き続ける男は時空を超える旅の中でアンナと出会い自分の運命と向き合っていく。優しく、美しい時間が流れる中で「忘れないよ、忘れない」と涙を流す男の再生の物語となっている。また、スタッフを最小限に抑え、感染対策を万全に撮影された本作は、沖縄・京都・函館・東京と、5000㎞の大移動を経て撮影され、男とアンナの時空を超える旅に相応しいロケーションの美しさも見どころの一つだ。

志自岐監督の『流民』

あるホテルに泊まることにした女(石橋静河)は、ドアを空けても自分の部屋が見つからない。部屋それぞれに異文化の世界が作り上げられたこのホテルの中で、流民となった女は本当の自分の居場所を見つけることができるのか?

林田監督の『タイクーン』

酔っぱらって釣り船の上で寝てしまった移民のシェフ・シン(小野翔平)は、ある男(窪塚洋介)から「地球人だな」とおもちゃの銃を向けられる。男は「海は次に何をするか見つける場所。お前は陸に着いたら一番に何がしたい?」と問いかけ、夜の海の上で出会った男とシンの不思議な時間の交流を描いた映像となっている。

廣監督の『ココ』

佳奈(円井わん)から妊娠したことを聞かされる熙舜(笠松将)だったが、「困るよ」と佳奈を突き放す。料理人を目指している熙舜は父親との間にも確執を持っていた。そんな彼は、佳奈と真剣に向き合うことも、父親になる決心もつけられない。思い悩む熙舜は、父との確執を乗り越え、佳奈と向き合うことができるのか?

映画情報どっとこむ ralph また、各作品の場面カットも到着した。
切ない表情をする男(横浜流星)のカットやホテルに迷い込んだ女(石橋静河)の姿。夜の海に浮かぶ釣り船で話す男(窪塚洋介)とシン(小野翔平)のカットやタバコをくわえながらどこか悩みを抱えているような表情の熙舜(笠松将)など、それぞれが答えのない何かを探している空気が漂うカットばかりだ。

■藤井道人監督『名もなき一篇・アンナ』

出演:横浜流星、ロン・モンロウ
①藤井監督作品_『名もなき一篇・アンナ』『DIVOC-12』
……どうせ退屈な一日。
喪失感を抱えたまま生きている男の前に、突然現れた一人の女性、アンナ。ふたりは時空を超えて旅に出る。果たして、旅の終わりに出会うふたりの運命とは――。「今」を生きるすべての人たちに捧げる再生の物語。

■志自岐希生監督『流民』

出演:石橋静河
②志自岐監督作品_『流民』『DIVOC-12』
幼少時代を過ごした家の上にそびえ立つホテルの中で、女は自分の部屋が見つからない。

■林田浩川監督『タイクーン』

出演:小野翔平、窪塚洋介
③林田監督作品_『タイクーン』『DIVOC-12』
無理して飲んだ酒と、衝動買いした腕時計。周りの流れに追いつこうとする中華街のシェフ・シンは気が付くと知らない男と釣り船の上にいた。

■廣賢一郎監督『ココ』

出演:笠松将、円井わん、渡辺いっけい
④廣監督作品_『ココ』『DIVOC-12』
料理人として働いていた青年・熙舜(フィスン)は念願であった仏蘭西への料理人研修留学を控えていたが、ある日、都合の良い関係だと思っていた女・佳奈から妊娠を告げられる。田舎で床屋を営む父親との間で、確執を持っていた彼は、佳奈と真剣に向き合うことも、父親になる決心もつけられずに、思い悩む。

映画情報どっとこむ ralph 藤井監督は、“成長への気づき”というテーマについて「自分が解釈したのは“道のり”だったのかなと。自分たちでカメラを買って、最初に 10 万円とかで自主映画を撮っていたのですが、その中で確実に “成長”というものはあるわけで。あの辛い時期があったからこそ、自分が若い作家たちにしてあげられることは自分にしかできないことだと思います。今回やる自分の作品もそういうものを大事にしてできたらなと思っています。ただ、非常に難しいテーマだとも思っています」と語っている。

12人のクリエイターとともに、世界中で影響を与えている「COVID-19」をひっくり返したいというテーマで始まったプロジェクト。突然変わった生活の中で、優しく背中を押してくれる作品が詰まった藤井監督チーム。彼らは我々にどんな“気づき”を伝えてくれるのかぜひご期待いただきたい。
『DIVOC-12』本ポスター

『DIVOC-12』

10月1日(金)全国ロードショー

公式サイト:
https://www.divoc-12.jp

公式Twitter:
@divoc_12

『DIVOC-12』とは?

「DIVOC」はCOVIDを反対に並べた言葉です。「12人のクリエイターとともに、COVID-19をひっくり返したい。」という想いが込められています。また、DIVOCのそれぞれの文字が表す下記の意味を軸にプロジェクトを進めていきます。

Diversity(多様性)/Innovation(革新)/Value(新しい価値)/Originality(個性)/Creativity(創造)

『DIVOC-12』は、ソニーグループが立ち上げた「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」の支援活動の一環として、コロナ禍で映像制作活動において大きな影響を受けているクリエイターたちを支援するプロジェクト。映画制作を牽引していく3人の監督は、『新聞記者』(19年)で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとした主要3部門を受賞した藤井道人監督、第42回日本アカデミー賞8部門で賞を受賞し、世界中で社会現象を巻き起こした『カメラを止めるな!』(18 年)の上田慎一郎監督、第41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞を受賞した『幼な子われらに生まれ』(17年)の三島有紀子監督。日本映画界を代表する3監督たちそれぞれの元に、一般公募より選ばれた新人監督含めた9名が集い、3チームごとにテーマを掲げ、映画制作を行っていきます!

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キャスト:横浜流星 / 松本穂香 小関裕太 / 富司純子 藤原季節
石橋静河 / 小野翔平 窪塚洋介 / 安藤ニコ おーちゃん / 清野菜名 高橋文哉
蒔田彩珠 中村守里 / 中村ゆり 髙田万作
笠松将 / 小川紗良 横田真悠 / 前田敦子
監督:藤井道人 上田慎一郎 三島有紀子
志自岐希生 林田浩川 ふくだみゆき 中元雄 山嵜晋平 齋藤栄美
廣賢一郎 エバンズ未夜子 加藤拓人
主題歌:yama「希望論」(MASTERSIX FOUNDATION)
製作・配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

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