湯浅政明監督による劇場アニメーション映画『犬王』が、今秋開催の第46回トロント国際映画祭(2021年9月9日(木)~18日(土))スペシャル・プレゼンテーション部門に選出されました。 『犬王』は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーションです。湯浅政明(監督)×松本大洋(キャラクター原案)×野木亜紀子(脚本)×大友良英(音楽)が、「平家物語 犬王の巻」(古川日出男 著)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王(CV.アヴちゃん(女王蜂))と、そのバディである琵琶法師・友魚(CV.森山未來)の友情を描きます。 1976年より開催されているトロント国際映画祭は、北米最大の映画祭で、最高賞にあたる観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)を受賞した作品が、アカデミー賞の有力候補となることから高い関心が寄せられており、アカデミー賞の前哨戦とも言われています。 その観客賞の対象にもなる本部門への日本の長編アニメーション選出は、13年の『風立ちぬ』、19年の『天気の子』以来となり、映画祭のプログラマーは『犬王』選出の理由として、「私がこれまで見てきた映像作品のなかで、最もパワフルな映画のひとつであると言っても過言ではありません。非常に多くのオリジナルなアイデアが含まれており、ただひたすらに美しい作品です!」とコメントしました。昨日発表された第78回ヴェネチア国際映画祭でのワールド・プレミアに続き、トロント国際映画祭の場が『犬王』北米プレミア上映となります。 公式HP: 公式Twitter:
あらすじ |
声の出演:アヴちゃん(女王蜂)、森山未來
原作:『平家物語 犬王の巻』古川日出男著/河出書房新社刊
監督:湯浅政明
脚本:野木亜紀子
キャラクター原案:松本大洋 音楽:大友良英
総作画監督:亀田祥倫 中野悟史
キャラクター設計:伊東伸高
監督補佐:山代風我
作画監督:榎本柊斗 前場健次 松竹徳幸 向田 隆 福島敦子 名倉靖博 針金屋英郎 増田敏彦 伊東伸高
美術監督:中村豪希 色彩設計:小針裕子
撮影監督:関谷能弘
編集:廣瀬清志
音響監督:木村絵理子 音響効果:中野勝博
録音:今泉 武
音響制作:東北新社
歴史監修:佐多芳彦
能楽監修:宮本圭造
琵琶監修:後藤幸浩
アニメーション制作:サイエンスSARU
配給:アニプレックス、アスミック・エース
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