「この映画は、LGBTドキュメンタリーだっただろうか」by 楓 パンテーンCM「#PrideHair」起用や「AbemaTV」コメンテーター出演をはじめ多くのメディアへ出演し、トランスジェンダーの新しいアイコンとして注目される、サリー楓。 建築家としての夢、息子として期待に応えられなかった葛藤、家族との対話…… これは彼女が、”楓“として自分らしく、いまを生きようとする現在進行形の物語。 このたび、新世代のトランスジェンダーのアイコンとして注目されるサリー楓が、“女性”として踏み出した瞬間を追ったドキュメンタリー映画『息子のままで、女子になる』(英題:You decide.)が2021年6月19日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開する運びとなりました。 |
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慶應義塾大学で建築を学び、大手建設会社に内定し、8歳からの夢だった建築家としての未来を歩み始めた楓。男性として入学し、女性として卒業し、社会に出ていく中で、彼女は世間にある“トランスジェンダー”という既成概念に疑問を抱く。そして自らのビューティーコンテスト出場、LGBT就職支援活動、講演活動などを通し、これまでのステレオタイプとは違う、新しいリアルな“一個人”としてのトランスジェンダー女性像を打ち出そうとする。 しかしそんな中で楓の心には、父親の期待に応えられなかった息子としてのセルフイメージが残っていた。新しい自分、本当の自分として世界に出た時に、家族はそれをどう受け止めるのか。その対話にもカメラは同行する。 さらに楓は日本の“トランスジェンダー”を代表する存在である、はるな愛との対話を通し、世間の求めるレッテルに抗うがあまり、いつの間にか自分もがんじがらめになって「闘い過ぎている」ことに気づかされる。 何かを志し、何かを変えようとしたことがある人であれば、誰もが経験するだろう挫折、葛藤……。 そこには、“自分らしく”生きるためにもがき苦しむ、青春の1ぺージがあった。 世界トップ5のビューティーコンテストのディレクターで、今秋に日本で初開催するプラスサイズ女性のビューティーコンテスト「Today’s Woman」を主催するスティーブン・ヘインズがエグゼクティブプロデューサーを務めた。 サリー楓と共にLGBT就職支援活動を行う株式会社JobRainbow代表の星賢人・星真梨子、日本アカデミー賞2冠に輝いた映画『ミッドナイトスワン』の脚本監修を務め、女の子になりたい男性を応援する「乙女塾」を主宰する西原さつき、浄土宗の僧侶でミス・ユニバース世界大会のメイクを担当し、Netflixの人気番組『クィア・アイ』日本シリーズに出演した西村宏堂など、新時代の旗手たちが登場するのも見逃せない。 また、本作のサウンドトラックには、エレクトロニクスと生楽器を調和させ、力強さと繊細さを自然体で同居させるtickles。あいみょん「愛を伝えたいだとか」のリミックス、BAD HOPへの楽曲提供で知られるLil’Yukichi。さらには、yutaka hirasakaやAlly Mobbsなど国内外の評価が高く多様なバックグラウンドを持つアーティスト陣によってオリジナル楽曲提供が行われている。 |
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サリー楓、エグゼクティブプロデューサー、杉岡太樹のコメントが到着サリー楓さんのコメント! 本作のエグゼクティブプロデューサー Steven Haynesのコメント! 監督・杉岡太樹のステートメント! |
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映画『息子のままで、女子になる』 英題:「You decide.」 2021/6/19(土)よりユーロスペース他全国順次公開! 公式HP: クラウドファンディング情報 ロサンゼルス・ダイバーシティ・フィルムフェスティバル ベストドキュメンタリー受賞2020 |
サリー楓 Steven Haynes 西村宏堂 JobRainbow 小林博人 西原さつき / はるな愛
制作・監督・撮影・編集:杉岡太樹
エグゼクティブプロデューサー:Steven Haynes
監督助手:新行内大輝
撮影:新行内大輝、小禄慎一郎
リレコーディングミキサー:伊東晃
テキスト:舩木展子
ヴィジュアルデザイン:ヒノキモトシンゴ
宣伝:大福、大西夏奈子
音楽:tickles、yutaka hirasaka、Lil’Yukichi、Takahiro Kozuka、Ally Mobbs、ruka ohta
106分/日本語・英語/カラー
©2021「息子のままで、女子になる」